Subscription Management Tool for SUSE Linux Enterprise
よくある質問と回答
質問
- Subscription Management Tool for SUSE® Linux Enterpriseとは何ですか。また、どのような課題を解決できますか。
- Subscription Management Toolの技術要件を教えてください。
- SUSE Linux Enterpriseサブスクリプションの管理方法を教えてください。
- Subscription Management Toolにはどのような機能がありますか。
- Subscription Management Toolをインストールしない場合はどうなりますか。
- Subscription Management Toolの設定はどのくらい簡単ですか。
- 現在の更新設定からSubscription Management Toolに移行する方法を教えてください。
- Subscription Management Toolの入手方法を教えてください。費用はいくらかかりますか。
- Subscription Management Toolがサポートしているノベル製品を教えてください。
- Subscription Management ToolとNovell ZENworks® Linux Managementの違いは何ですか。
- Subscription Management Toolは拡張可能ですか。
- Subscription Management Toolを使用したサブスクリプションの管理方法を教えてください。
- Subscription Management Toolにはレポート機能がありますか。
- Subscription Management Toolはステージングをどのようにサポートしていますか。
- 特定のSUSE Linux Enterpriseデバイスにアップデートを適用したい場合、どのようにカスタマイズすればいいですか。
- Subscription Management Toolのサポートポリシーとは何ですか。
- ミラーログイン情報とは何ですか。Subscription Management Toolではどのように処理されますか。
- Subscription Management Toolはどのポートを使用しますか。
答え
- Subscription Management Tool for SUSE Linux Enterpriseとは何ですか。また、どのような課題を解決できますか。
Subscription Management Toolは、SUSE Linux Enterpriseソフトウェアのアップデートとサブスクリプションのエンタイトルメントの管理を最適化するための企業のお客様向けのツールです。
このツールを使用すると、SUSE Linux Enterprise 10 Service Pack 2以降のSUSE Linux Enterpriseベースの製品を実行するすべてのデバイスのアップデートをプロビジョニングすることができます。アップデートを1回だけダウンロードして企業全体に配布することによって、より制限的なファイアウォールポリシーを設定し、該当する場合は、同じアップデートを各デバイスが繰り返しダウンロードすることによるネットワーク使用率の急上昇を回避することができます。SUSE Linux Enterprise の有効な製品サブスクリプションをお持ちのお客様は、このツールが完全にサポートされているため、ダウンロードしてご利用いただけます。
Subscription Management Toolは、次の課題を解決します。
- ソフトウェアアップデート時のファイアウォールポリシーとコンプライアンス
- ソフトウェアアップデート時の帯域幅要件
- 大規模なサーバ導入環境全体にわたるサーバエンタイトルメントの自動追跡と、サブスクリプションの使用状況の効果的な測定。請求の締め日に更新が必要なエンタイトルメント数を簡単に特定でき、データセンターを歩きまわり、スプレッドシートを手動で更新する必要がなくなります。
- ノベルカスタマセンター(NCC)の既存のインタフェースを損なうことなく、SUSE Linux Enterpriseサブスクリプションを管理するための完全サポート付きのソリューションを維持すること。NCCとSMTの間の技術的なインタフェースの詳細については、NCC-SMT間のインタフェースに関するFAQを参照してください。
- Subscription Management Toolの技術要件を教えてください。
- Subscription Management Toolのインストールと導入には、SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2のエンタイトルメントを持つx86またはx86_64デバイスが必要です。Subscription Management Toolはまず、SUSE Linux Enterprise 11を一般リリース時にクライアントとしてサポートする予定です。
- SUSE Linux Enterprise Serverのシステム要件がすべて適用されます。
- smt.mycompany.comなどの有効なDNSホスト名
- 最低10GBのストレージスペースを推奨(ローカルに導入される製品のサポートに必要なストレージスペースと同じ)
- SUSE Linux Enterpriseサブスクリプションの管理方法を教えてください。
主にノベルカスタマセンター(NCC)とノベルアップデート(NU)の2つを使用して、サブスクリプションの管理を行います。Subscription Management Toolは、お客様のサイトでNCCとNUをミラーリングするパッケージプロキシシステムです。このツールは、NCCと完全に統合されています。また、NUと同じリポジトリと、NCCと同期される登録ターゲットを提供します。
- Subscription Management Toolにはどのような機能がありますか。
Subscription Management Toolは、ネットワーク全体のSUSE Linux Enterpriseデバイスに、利用可能なソフトウェアアップデートを通知します。通知を受けた各デバイスは、必要なソフトウェアアップデートをSubscription Management Toolから取得します。このツールのインストールにより、NCC内およびローカルシステムでのエンドユーザの操作性や、やり取りの方法が変更されることはありません。
インストール時のNCCと管理者のやり取りにも変更はなく(現在はNCCとの直接通信で処理)、引き続き同じ方法でNCCにアクセスして、サブスクリプションの管理、使用状況の監視、有効期限終了時の更新手続きを行うことができます。SUSE Linux Enterpriseソフトウェアのアップデートの通知を受信する方法や、アップデートのインストールを選択する方法もこれまでどおりです。
Subscription Management Toolは、ネットワーク内のSUSE Linux Enterpriseデバイス間のセキュアなやり取りを可能にし、システムアップデートの受信方法を改善します。このツールは、(利用プロファイルに応じて)各インストールのインスタンスごとに数百ものSUSE Linux Enterpriseデバイスをアップデートできるインフラストラクチャを実現し、より正確で効率的なサーバの追跡を保証します。また、SSLを使用して、アップデートトランザクションを安全に処理します。さらにこのツールは、軍事機関などのようにインターネットから切り離された機密性の高い導入環境へのインストールなど、高度なセキュリティを備えたサイトでの完全な非接続状態での操作をサポートしています。次の図は、企業内のSUSE Linux Enterpriseデバイス、NCC、およびNUとSubscription Management Toolとのやり取りの方法を示したものです。
- Subscription Management Toolをインストールしない場合はどうなりますか。
プロキシを使用しない場合、デフォルト設定では、アップデートの受信が必要な各デバイスのアウトバウンド接続に対してファイアウォールのポートを開くことが要求されます。この方法は、企業のセキュリティポリシーに違反する場合が多く、一部の組織ではコンプライアンスを脅かすものと見なされることがあります。また、各デバイスがNUから直接アップデートを受信すると、大規模な導入環境や接続が制限された導入環境では、帯域幅の問題が発生する場合があります。
- Subscription Management Toolの設定はどのくらい簡単ですか。
Subscription Management Toolの設定は、非常に簡単です。設定例については、次の図を参照してください。
基本設定は、ログイン情報と管理者IDに限定されています。一部の追加項目([Schedule NU Mirroring]など)については、カスタマイズが可能です。SUSE Linux Enterpriseデバイスをインストールする場合に最低限必要なのは、[regurl]の値をSubscription Management ToolサーバのURLに設定することです。
- 現在の更新設定からSubscription Management Toolに移行する方法を教えてください。
現在使用されているNCCへの直接接続を維持することを選択できます。Subscription Management Toolをインストールしない場合、変更は不要です。
ただし、ソフトウェアアップデートプロセスのセキュリティを最大限に高めるため、Subscription Management Toolをインストールすることを推奨します。SUSE Linux Enterpriseのサブスクリプションを購入し、インストール時にローカルのSUSE Linux EnterpriseデバイスがSubscription Management Toolサーバにアクセスするように設定してください。
または、Subscription Management Toolと共に提供されるスクリプト(clientSetup4SMT)を実行して、このツールを登録サーバとして使用するようにクライアントの設定を変更するか、またはアップデートスタックにアップデートソースを手動で追加および削除することができます。
- Subscription Management Toolの入手方法を教えてください。費用はいくらかかりますか。
SUSE Linux Enterprise Serverの有効なサブスクリプションをお持ちのお客様は、無償でSubscription Management Toolをダウンロードすることができます。ただし、Subscription Management Toolサーバを導入するには、SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2を実行するx86またはx86-64アーキテクチャのサーバシステムが1台必要です。Subscription Management Toolは、GPL V2ライセンスの下で提供されます。
- Subscription Management Toolがサポートしているノベル製品を教えてください。
Subscription Management Toolは、nu.novell.comからアップデートされたノベルのSUSE Linux Enterpriseソフトウェアであれば、SUSE Linux Enterprise 10 Service Pack 2ベースの製品をはじめとする将来のすべてのリリースに対して使用できます。
- Subscription Management ToolとNovell ZENworks Linux Managementの違いは何ですか。
Subscription Management Toolは、登録情報を管理するためにNCCと統合されたアップデート管理プロキシシステムです。このツールは、接続されているSUSE Linux Enterpriseデバイスに利用可能なソフトウェアアップデートを通知します。SUSE Linux Enterpriseデバイスはこのツールから必要に応じてアップデートを取得します。
Novell ZENworks Linux Managementは、企業システム管理ソリューションです。Novell ZENworks Linux Managementは、選択したSUSE Linux Enterpriseデバイスグループにアップデートを選択的に配布する追加機能を備えており、ソフトウェア管理に加えて他の分野でも非常に幅広い機能を提供します。
- Subscription Management Toolは拡張可能ですか。
Subscription Management Toolサーバは、利用プロファイルに応じて、1サーバにつき最大1,000台のSUSE Linux Enterpriseデバイスにアップデートを提供できます。
- Subscription Management Toolを使用したサブスクリプションの管理方法を教えてください。
NCC経由でのサブスクリプションの管理方法と同様です。
- Subscription Management Toolにはレポート機能がありますか。
Subscription Management Toolには、システム管理者が非接続の設定を追跡できる機能(「report」コマンド)があります。
- Subscription Management Toolはステージングをどのようにサポートしていますか。
Subscription Management Toolは、最小限のステージングをサポートしています。ツール内には、独立した2つのリポジトリセットがあります。管理者は、1つのビューをそのままにしてもう1つのビューを操作でき、必要に応じてビューを切り替えることができます。ビューの1つを使用して、利用可能なソフトウェアアップデートをテストデバイスでテストしてから、他のサーバでも利用できるようにすることが可能です。さらに広範なステージングや複雑なステージングが必要な場合は、ZENworks Linux Managementまたは他の同等の製品をご利用ください。
- 特定のSUSE Linux Enterpriseデバイスにアップデートを適用したい場合、どのようにカスタマイズすればいいですか。
Subscription Management Toolは、SUSE Linux Enterpriseデバイスの接続時に、利用可能なアップデートをそのデバイスに通知します。アップデート時に、適用するパッケージを選択してカスタマイズできます。重要なアップデートのみを適用することもできます。SUSE Linux Enterpriseデバイスのアップデートを選択して適用する機能は、Subscription Management Toolを導入しても変わりません。
また、管理者は、他のソースから入手したパッケージをカスタムSubscription Management Toolチャネルで利用できるようにすることで、ローカルカスタマイズを実行できます。たとえば、学術機関でデスクトップを導入する場合、管理者は登録製品に追加の「ローカル保守」チャネルが割り当てられるようにサーバを設定することによって、サードパーティ製ソフトウェア(Matlabなど)のアップデートをSubscription Management Tool channelを介してプロビジョニングすることができます。これらのローカルアップデートは、RPMファイルとしてパッケージする必要があります。
- Subscription Management Toolのサポートポリシーとは何ですか。
Subscription Management Toolは、完全サポート付きのノベル製品です。サポート権は、SUSE Linux Enterprise Serverのノベルサポート契約で定義されています。これまでにご利用いただいていたサポート対象外のソリューションについては、Subscription Management Toolのリリース後6ヶ月間はマイグレーション支援をご利用いただけます。
- ミラーログイン情報とは何ですか。Subscription Management Toolではどのように処理されますか。
ミラーログイン情報とは、NCCアカウント内でリクエストできる特殊なログイン情報です。Subscription Management Toolは、このログイン情報を使用することで、各サブスクリプションの有効期間内のすべての購入済み製品のアップデートにアクセスできます。ミラーログイン情報は、Subscription Management Toolなどの企業向け管理ソリューションで使用することを目的としたものです。
- Subscription Management Toolはどのポートを使用しますか。
Subscription Management Toolは、サーバ側のポート443とポート80(オプション)を使用します。クライアント側のアップデートスタックは変更されません。
