プレスリリース

ノベル株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：徳永 信二、以下 ノベル）は、旭海運株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：木村 丈剛、以下 旭海運）が、基幹システムのバックアップおよびリストアを目的にノベルのディザスタリカバリ（DR）／バックアップ向けハードウェアアプライアンス「PlateSpin® Forge®（プレートスピン・フォージ）」を採用したことを発表しました。本採用により旭海運は、サーバ障害や自然災害発生時にも1時間以内に業務を復旧できる仕組みを構築しました。

旭海運は、製鉄原料や石炭の船舶輸送を中心とした運航業と、自社所有および受託船を管理する船舶管理業のふたつの事業を展開しています。近年は船舶管理業の拡大に注力しており、これを推進するためには安全で効率的な船舶の運航はもとより、環境への配慮や危機管理の徹底が求められていました。また、受託船の船主に対して、こうした課題への取り組みを通じて信頼を得、多様な要望に迅速に応えて満足度向上を図っていく上で、基盤となるIT環境の整備が不可欠でした。旭海運ではBCPやDR対策の重要性もかねてより認識し、在宅勤務を含む対応策を講じていましたが、東日本大震災の発生により事業の拡大に向けた最優先課題として位置付け、複数のソリューションを検討しました。その結果、株式会社夢テクノロジー（本社：東京都文京区、代表取締役社長：佐藤 眞吾）による、基幹システムが稼働するサーバをPlateSpin Forgeでバックアップする提案を採用しました。

PlateSpin Forgeが採用された理由は、同製品の容易な操作性にありました。IT活用ではなく船舶管理への注力を強化したい旭海運では、BCP対策専門のシステム部門などを必要としない、操作が簡単な仕組みを求めていたためです。特に最大の決め手となったのはバックアップに加えリストアの操作で、他のバックアップアプライアンスとの間に大きな優位性を発揮しました。

旭海運はPlateSpin Forgeをデータセンターに設置し、社内の基幹システムが稼働するサーバとの間をインターネットVPNで接続して、1日1回の夜間処理により差分のバックアップを実施しています。また、障害や自然災害発生時は、PlateSpin Forgeにバックアップされている仮想イメージに切り替え、基幹システムを止めることなく運用できるようになりました。リストア作業がシステム化されたことで、これまで1日以上かかっていた作業時間が1時間弱で可能になり、作業ミスも軽減することができました。今回の採用により旭海運は、障害や物理的な破損によるデータの消失を回避できたほか、毎朝実施していたバックアップデータの掛け替え作業も不要になり、より本業に注力できるようになりました。

今後旭海運では、すべての業務システムをPlateSpin Forgeにバックアップする計画です。これが実現すると、各拠点にサーバを設置することなく、世界中どこからでもインターネットVPN経由でアクセスしてシステムを利用できるようになります。さらに将来的には、PlateSpin Forgeにバックアップされた仮想イメージを利用し、シンクライアント化やクラウド化も目指していく考えです。

＜PlateSpin製品群について＞
PlateSpinは、データセンターにおけるサーバ・ワークロードのプロファイル作成、移行、管理、保護機能により、サーバ統合、データセンターの移設、ハードウェアリースのリプレース、障害復旧などのデータセンター施策を簡素化します。マルチプラットフォームに対応し、主要ハイパーバイザであるVMware* ESXおよびESXi、Microsoft* Hyper-V*、Citrix* XenServer、Virtual Iron、Xen*を統合したSUSE® Linux Enterprise Server、さらにSolaris OS、32ビットおよび64ビットのWindows、Linux*サーバ、SUSE Linux Enterprise Server 9、Novell Open Enterprise Server 2をサポートしています。PlateSpin製品群には、仮想化アセスメントソリューション「PlateSpin Recon（プレートスピン・リーコン）」、仮想化移行ソリューション「PlateSpin Migrate（プレートスピン・マイグレート）」、ディザスタリカバリ／バックアップソリューション「PlateSpin Protect（プレートスピン・プロテクト）」、ディザスタリカバリ／バックアップ向けハードウェアアプライアンス「PlateSpin Forgeプレートスピン・フォージ）」があります。

旭海運株式会社 ホームページ
http://www.asahiline.co.jp/

◇ノベルおよびNetIQについて
ノベル株式会社とネットアイキュー株式会社は、The Attachmate Groupの日本法人です。The Attachmate Groupは、Attachmate、NetIQ、ノベル、SUSEの4事業部を統括しています。 詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。 NetIQ Corporation　http://www.netiq.com/ / ネットアイキュー株式会社　http://www.netiq.co.jp
Novell, Inc.　www.novell.com / ノベル株式会社　www.novell.com/ja-jp

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*NetIQおよびNetIQロゴは米国およびその他の国や地域における米国NetIQ Corporationおよびその代理店の商標または登録商標です。その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標および商標です。