openSUSE®プロジェクトは本日、openSUSE 13.1の提供開始を発表しました。openSUSE 13.1は信頼性が高く、モダンで使いやすく、多用途なLinux OSの最新版です。最新のOpenStack Havanaリリースをはじめとする先進的なクラウドテクノロジを利用できるようにするとともに、ARMサポートを大幅に強化し、ユーザおよび開発者は、物理／仮想／クラウドいずれの環境からも、無料のオープンソースソフトウェアのメリットを享受できるようになります。

安定性とパフォーマンス
openSUSE 13.1は、最新版の自動テストツールopenQAにより徹底したテストが行われ、バグフィックスのためのグローバルなハッカソンも実施しました。また、Btrfsを強化し、MESA上でのVDPAUサポートや、多数の新しいビデオカードドライバ対応により、ビデオ処理能力が顕著に向上しています。加えて、Linux カーネル 3.11には、ディスク・オペレーション中のシステムのインタラクティブ性能を大きく向上させる"ページ再要求（page reclaim）"の重要な技術が含まれています。openSUSEには、各リリースごとには、18カ月の修正およびセキュリティ・アップデートのサポートがありますが、13.1ではopenSUSE Evergreenプロジェクトにより、さらに18カ月間サポートが加わり、ライフサイクルが合計3年間に延長されています。

ネットワーキング
今回のリリースでは、最新のLAMPスタックなど400近い新機能を備えたOpenStack Havanaを搭載しています。Web開発者は、コアクラスに改良を加え、Railsフレームワークにおけるキャッシュを改善したRuby 2.0 on Rails 4の更新版を利用できます。エンドユーザーは、Amazon S3バケットをローカル・ファイルシステムとしてマウントでき、また、Windowsドメインのサポートが向上して大幅に強化されたSamba 4.1を使うことができます。

イノベーション
openSUSE 13.1ではARMアーキテクチャとの統合を引き続き進めています。今回はARMv7に加え、特別にRaspberry Pi用イメージが用意され、AArch64ポートもいっそう完全なものとなりました。openSUSEでは、QEMUユーザーモード・サポートなどの重要なARMv8テクノロジを、ARMエコシステムに貢献していますが、これらの新アーキテクチャのそれぞれについて、テスト用に6,000以上のパッケージを提供しています。openSUSE 13.1では、評価用に多くの技術を搭載しています。これには、GNOME ShellおよびKDE Plasma DesktopにおけるWeston compositorでのWaylandの初期的サポート、そしてアプリケーションおよびシェルにおける超解像度のサポート改善などがあります。さらに、openSUSE YaSTチームはYaSTをRubyにポートし、この独自のツールにより幅広い人々が貢献できるようにしています。

洗練性
openSUSEは、すべての主要な無料デスクトップを同条件で提供し、これらを正式に開発・サポートしているという点で、主要Linuxディストリビューションのなかで独自な存在です。搭載しているデスクトップにはGNOME、KDEのPlasma Desktop（openSUSEにおけるデフォルト・デスクトップ）Plasma Netbook、Xfce、LXDE、E17があります。これまで同様、今回のリリースでも、これらのデスクトップの最新版を搭載し、統合とアートワークにも洗練を加えています。

openSUSE 13.1における最新のイノベーションについて詳しくは、http://opensuse.org/13.1 をご覧ください。ダウンロードはhttp://software.opensuse.org/131からできます。ARMへの取り組みとダウンロードについてはhttp://en.opensuse.org/Portal:ARMをご覧ください。資料はhttp://activedoc.opensuse.orgにあります。パッケージ・資料の大部分を更新しています。

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