マイクロソフトとノベル、相互運用性確保1周年で協業合意の範囲拡大
プレスリリース
お客様はWindows(R)とSUSE Linux Enterpriseの連携を引き続き歓迎 技術的協業を拡大し、障害者によるコンピュータの利用を促進する アクセシビリティ改善フレームワークをクロスプラットフォームで構築へ
REDMOND, Wash., and WALTHAM, Mass.—
08 Nov 2007—
マイクロソフト コーポレーション(以下マイクロソフト、本社:米国ワシントン 州レドモンド)と米国ノベル社(以下ノベル、米国マサチューセッツ州ウォル サム)は、オープンソース・ソフトウェアとプロプライエタリ・ソフトウェアの
架け橋を築くという画期的な合意から1周年を迎えた本日、このパートナー シップを引き続き強化していくことを発表しました。
当初のビジネス目標を大幅に上回る成果を上げた両社は、相互運用性と、知的所有権に関する安心感に対する強いニーズを引き続き認識しています。 加えてマイクロソフトとノベルは、両社間の技術的協業の範囲を拡大しました。 これは、障害者によるコンピュータの操作を支援する技術製品を作り上げる ため、既存のWindowsとLinuxのフレームワーク間を結びつける、クロスプラット フォームのアクセシビティモデルを構築するというものです。
1年間の協業の進捗と成果
ノベルとマイクロソフトは、コストコ・ホールセール、サウスウエスト航空、ロサンゼルス市など30の新規顧客が、ノベルのSUSE(TM) Linux Enterprise Serverの3年間サポートつき利用証書をマイクロソフトから受け取ることを 発表しました。これらの企業以外にもすでに、混在環境でITの相互運用性 と知的所有権に関する安心感とを提供するマイクロソフトとノベルの協業の 恩恵を受けているお客様は多数存在しています。
今回発表したお客様は、国内外、上場・非上場と幅広く、さまざまな地域に 広がっており、金融、ヘルスケア、小売、テクノロジなどの分野にまたがって います。たとえばZabka Polska S.A.はポーランド最大の小売チェーンの1つで、 同国における初めての採用例となりました。また、CHRISTUS Healthは、米国 に本拠を置く大規模ヘルスケア企業です。
新規採用企業は次の通りです。
Abraxas Informatik AG、ADIF、AFG IT Consulting、Arsys Internet S.L.、
Baker Hughes、BATS Trading Inc.、State of California Department of Technology Services、Cash Converters International Ltd.、CHRISTUS Health、
The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints、City of Los Angeles、
CompuCom Systems Inc.、Conductor Tecnologia S.A.、Costco Wholesale Corp.、
Flagstar Bank、iLoop Mobile Inc.、Leicester City Council、Kent County,
Mich.、Mercury Insurance、Pioneer Corp.、Riverside County, Calif.、
South Carolina Department of Probation, Pardon and Parole Services、
Southwest Airlines Co.、Swiss Post、Synovus Financial Corp.、
TDC Hosting; T-Systems Enterprise Services GmbH、Washington State
Department of Information Services、Westmont College、Zabka Polska S.A.
Zabka Polska S.A.のCIOであるMaciej Klaskala氏は、「ノベルとマイクロソフトの コラボレーションによって、Zabka Polska S.A.は知的所有権を保証する重要な 要素を組み込んだ相互運用性ソリューションを利用できるようになります。 当社はこのソリューションをインフラストラクチャに導入して、小売業固有の サプライ チェーンマネジメントのインフラストラクチャに含まれるさまざまな要素 をサポートする予定です。それによって当社はそのコア ビジネスであるポーランド 全域に広がる最先端の顧客志向型小売店のネットワークに集中できます。
ノベルとマイクロソフトのパートナーシップによって当社の改革も大きく前進 します。」と述べています。
CHRISTUS HealthでCIOを務めるGeorge Conklin氏は、「米国のカトリック系 ヘルスケア システムの上位10位に数えられる当社は、40以上の病院でネット ワークを構成しているため、ダウンタイムは許されません。 SUSE Linux Enterprise Serverが当社の情報システム戦略の重要なコンポーネントとなって いるのは、主要なインフラストラクチャとミッション クリティカルなアプリケー ションの可用性が向上するだけでなく、TCO全般を削減できるからです。 ノベルとマイクロソフトのパートナーシップによって、この意思決定はより一層 魅力的なものとなりました。WindowsとLinuxの環境間での相互運用性を 活用すれば、インフラストラクチャの管理を大幅に合理化できます。」と 述べています。
こうした顧客による支持に加え、マイクロソフトとノベルは、お客様の業務の 効率化を支援するため、仮想化、標準準拠のシステム管理、ディレクトリや アイデンティティの携、文書形式の互換性確保などの分野で技術的協業を 続けています。実際に2社のエンジニアは現在も米国マサチューセッツ州 ケンブリッジのMicrosoft(R) andNovell(R) インターオペラビリティーラボに おいて密接に協力しており、SUSE Linux Enterprise Server 10とWindows Server virtualizationの間の相互運用性、およびWindows Server(R) 2008とXenの間の
相互運用性を確保すべく、自動化されたテストを実施しています。この共同 チームは2つのOSの間の円滑な相互運用を確保するため、米国ワシントン州 レッドモンド、米国ユタ州プロボ、独ニュールンべルグの開発部隊と協力して います。
障害を持つ人々のコンピュータ利用を改善するための新たな協業 この協業の成功を踏まえ、ノベルとマイクロソフトは、ソフトウェア会社と開発者 がWindowsとLinuxの両プラットフォームでアクセシビリティを改善した製品の 開発を容易にするため、協力していくと発表しました。これは、デジタル化の 進む世界において、身体障害者、特に目の不自由なユーザーがより快適に コンピュータを利用できるようにするためです。
マイクロソフトは複数の障害を持つユーザーにも対応した補助技術の開発を 容易にする高度なアクセシビリティのフレームワークとして、ユーザー インター フェース オートメーション(UIA)の仕様を提供する予定です。マイクロソフトは プラットフォームの種類やソフトウェアの種類(オープン ソースとプロプライ エタリ)に関わらず、この仕様に基づく実装で必要となる特許を何人に対しても 主張しないことを宣言します。これにあわせ、主要なアクセシビリティ・フレーム ワーク間の相互運用性向上を促進するため、ノベルはUIAフレームワークが 既存のLinuxアクセシビリティ プロジェクトと協調動作できるようにするための アダプタを開発して提供、IBMやその他による投資を補完する予定です。 ノベルの作業はオープンソースとし、UIAフレームワークをクロスプラット フォーム化するとともに、SUSE Linux Enterprise、Red Hat Enterprise Linux、 Ubuntu Linuxに搭載されているLinux Accessibility Toolkit(ATK)との相互 運用性を確保します。UIAソリューションは次世代ソフトウェアアプリケーション の視覚に頼らない利用について、相互運用性を確保します。
NFB(全米視覚障害者連合)会長、Marc Maurer博士は「マイクロソフトが第三者 に無償でUIAの仕様を公開することを計画し、それに合わせてノベルではLinux のアクセシビリティ プロジェクトとUIAフレームワークを連携させるアダプタの 開発を計画しています。このようなコラボレーションを見ると、業界内の協力 関係によって、目の不自由なユーザーにとっての相互運用性の問題を解決 できることがわかります。NFBではIT業界に対し、このように創造的な機会に 積極的に取り組むことで長年に渡る相互運用性の課題を解決し、アクセシ ビリティに対する開発上の障壁を取り除くことを強く要請しています。」と 述べています。
ノベルのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼CTOのJeff Jaffe氏は「Linux デスクトップとOpenOffice.orgでの作業を通して、ノベルは長年Linuxのアクセシ ビリティ フレームワークに貢献してきました。マイクロソフトと当社の技術協力を 拡大することによって、当社はより多くのオープン ソース コードを開発て、 マイクロソフトのアクセシビリティ フレームワークと既存のLinuxフレームワークの 連携を強化します。そうすれば、オペレーティング システムのプラットフォームに 関わらず、身体障害者によるコンピュータのツールやアプリケーションへの アクセスが拡大します。」と述べています。
Linuxファウンデーションのオープン アクセシビリティ ワーク グループ議長、Janina Sajka氏は「これは喜ばしいことです。相互運用しているエコシステムに 多くのツールキットが追加されれば、アクセシビリティのコミュニティ全体にとって メリットとなります。ノベルがLinuxのアクセシビリティ向上に対する取り組みを 強化することは願ってもないことです。」と述べています。
◇ノベルについて
Novell, Inc.(Nasdaq: NOVL)はオープンエンタープライズのためのインフラとなる ソフトウェアを提供しています。ノベルはLinuxをベースとしたデスクトップから データセンタ向けまでのオペレーティングシステムと、混在IT環境でのセキュリティ を確保し、管理を行うためのソフトウェアの先進企業です。ノベルは世界中の お客様が革新や成長に注力できるよう、コストや複雑さ、リスクを最小化する お手伝いをしています。より詳しくは、http://www.novell.com をご覧ください。
◇ マイクロソフトについて
1975年設立のマイクロソフト(NASDAQ上場名=MSFT)は、人々と企業の潜在的な 可能性を最大限に発揮させるソフトウェア、サービス、ソリューションの世界的
以上
*MicrosoftとWindowsは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国におけ る登録商標または商標です。*Novellは米国および日本におけるNovell, Inc.の登録 商標です。*SUSEは日本におけるNovell, Inc.の商標です。*LinuxはLinus Torvals氏 の登録商標です。*リリース中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標 または商標です。
Press Contacts
Ian Bruce
Novell, Inc.
電話番号: +1 781 464-8034
Email: ibruce@novell.com