ノベルニューズレター(NNL)
ノベルのWEBサービスインテグレーション
――――――――――――――――――――――――――――――――――― ノベル・ニューズレター 第299号 2003年1月24日 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― Novell, The Leading Provider of Net Services Software. ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★Novell NewsLetterは、世界3400万人が愛用するグループウェアGroupWiseを 使ってお届けしています。 http://www.novell.co.jp/groupwise/index.html ――――――――――――――――――――――――――――――――――― なんかインフルエンザで日本中が大騒ぎになっているようですが。自分のは ただの風邪だと思い込んでいる飯田です。お子さんがいらっしゃるご家庭では 自分が治ってもまた、子供がどっからか新しい風邪をもらってきて冬は花粉症 の時期までずっとひいている人もいるようですね、お気をつけください。 ところで、今週はソリューション記事からです。旧来のシステムをお使いの 会社様は新システムとの連携で悩んでいると思います。ノベルの ソリューションはお客様の貴重なシステムをWEBシステムとして蘇らせます。 (まるでNTTコムウェアさんの恐竜の宣伝みたいですね) とりあえず、長いけど読んでみて。 【1】ノベルのWEBサービスインテグレーション 【2】トレーニング情報 - 2003/1/24 【3】サポート アップロード情報 - 2003/1/23 【4】Web Update ( http://www.novell.co.jp/whatsnew.html ) ※各項目の区切りは「▲▲▲▲▲」印で区切ってあります。スクロール時の 目安にして下さい。 ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲ 【1】ノベルのWEBサービスインテグレーション ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ 『 Webサービスインテグレーション 』 新しいアプリケーションも、旧来のメインフレームおよびミッドレンジの システムや、ERP(Enterprise Resource Planning)などのベンダパッケージ アプリケーションのために十分に活用されていません。 これらのアプリケーションは、長年にわたって蓄積されたものです。それぞれ のアプリケーションは、その当時の「最新」テクノロジで個々の部門のニーズ に対処するよう設計されました。相互に通信したり、Webを活用するようには 設計されていません。新しいビジネスソリューションでは、現在のビジネス システムの運用を混乱させずに、これらの貴重な資産を活用する必要が あります。 ■ 基本要素の構築 これらのアプリケーションが提供するサービスを、稼働プラットフォームと ユーザインタフェースから切り離すことが、他のシステム、人員、および プロセスとのインタラクションを可能にする最初の段階です。このように 切り離され、標準プロトコルを介して通信が可能なビジネス機能を、 Webサービスと呼びます。Webサービスはインターネット上で自由に動作します。 各Webサービスは一緒に動作するように、また類似した他のコンポーネントと 動作するように、厳密な仕様書で規定されています。Webサービスのビジネス バリューは、時間の経過と共にアプリケーション構成のコストが減少し、 新しいビジネス要件への対応速度が向上することです。これは、利用可能な Webサービスが増えるにつれ、新しいアプリケーションの開発はこれまでに 構築したWebサービスを組み立てるだけで済み、ソフトウェアのコードを新た に記述する必要がなくなるためです。 しかし、Webサービスの作成はIT開発のジレンマにつながります。ジレンマの 原因は何でしょうか。Webサービスには、Java開発者が精通しているXML、SOAP、 WSDLなどのテクノロジーが関係しています。しかし、Webサービスに変換する 必要がある既存のビジネス機能は、COBOLやPL/1などの旧来の言語で記述 されている可能性があります。これらのテクノロジーはJava開発者にとって 未知の領域です。Java開発者は旧来のパッケージアプリケーションに接続 すると、旧来のコードに不慣れなため苦労することになります。一方で、 ビジネスとシステムを最も理解している旧来のプログラマが、有能なJava 開発者になることはほとんどありません。Gartner社は、Java開発者への移行 に成功する者は40%しかいないと見積もっています。 最も効率的な方法は、旧来の開発者にビジュアルツールを提供し、Javaの経験 がほとんどなくてもビジネス機能をWebサービスに変換できるようにすること です。作成したWebサービスを使用すると、システムを他のシステムと統合し、 人員をシステムおよびプロセスと統合し、さらにビジネスを他のビジネスと 統合できます。これらのWebサービスアプリケーションは、それぞれEAI (Enterprise Application Integration)、STP(Straight through processing)、B2Bインテグレーションと呼ばれています。 ■システム間の統合 Webサービスアプリケーションを広く採用することで、システム間の相互通信が 標準的な方法で実現されます。バッチ処理によりシステム間で情報を移動したり、 カスタムコードを記述して情報をまとめたりせずに、WebサービスではXMLを オープンな標準プロトコルとして使用し、システム間で通信することができます。 これにより、バッチ処理の待ち時間とカスタムコードの脆弱性を排除できます。 多くの人々は、EAIとWebサービスは同じものと考えていますが、それは間違い です。他の多数のコンセプトと同様、EAIはWebサービスに先行するものであり、 元々はプロプライエタリな通信プロトコルを使用していました。現在、EAIは Webサービスによって大幅に拡張されています。 ・EAIの例 あるソフトウェア製造業者は、ほとんどマニュアル作業でソフトウェアの注文 に対処しています。購買発注を遂行するには、あらゆるシステムに詳細情報を 入力しなければなりません。プロセスは非常に冗長であり、きわめてエラーが 発生しやすくなっています。これは収益認識とその後の保守更新にも影響 します。Webサービスはシステム間の直接相互通信を可能にし、プロセス全体 を自動化して合理化します。これにより、注文の処理時間が削減され、データ の入力エラーも最小限に抑えられます。 ■ 人員とシステムおよびプロセスとの統合 同時に、この切り離された情報が、企業がカスタマケアを改善してコストを 削減する際の障害にもなります。簡単なメカニズムでは、情報に迅速に アクセスすることはできません。むしろ、データにアクセスして操作する ために、特殊技能を持った従業員を増やす必要があります。Webサービスの 一般的で効率的なアプリケーションは、シンプルで統一されたビューによる リアルタイムなアクセスを提供し、人員とシステムを統合します。こうした 「ビュー」の例は、金融サービス、保険、通信などの産業で登場してきて います。これらのビューでは、複数の異なるシステムへの窓口で構成された アドバンスポータルにより、顧客とパートナはコールセンターに頼らなくても、 必要な回答を迅速に得ることができます。また、カスタマサービス代理店は これらのアプリケーションを利用して、より迅速かつ詳細に顧客の問い合わせ に対応します。多くの場合、リアルタイムの応答はきわめて複雑な処理になる 可能性があります。「在庫確認」などの要求では、1つの応答を提供するため に複数のシステムがシームレスに連携することが必要です。Webサービスを まとめて複合サービスにすることができます。この複合サービスにより、 システム間のトランザクションを組織化し、それぞれの応答を集約し、 その後で1つのシステムからの応答のように単一の応答を提供します。 ・アドバンスポータルの例 ある国際的な宅配業者が、2台のIBM zSeriesのメインフレームに情報を保存 しています。宅配物は大西洋を横断するので、宅配物の情報も転送されます。 出荷ステータスを確認するために、顧客は「現地」のカスタマサービス代理店 に電話しなければなりません。この代理店は、2つのメインフレーム画面を 使って宅配物の詳細を検索します。これでは時間がかかり過ぎます。 Webサービスに対応したアドバンスポータルを、カスタマサービス代理店が 問い合わせの電話応答に使用したり、顧客が使用したりすれば、 コールセンターに電話する必要はなくなります。 ■ ビジネス間の統合 Webサービスを組織化する際、必ずしも問い合わせに対するリアルタイムな 応答は必要ありません。「注文」などの要求は、多数の社内および社外 システムにまたがってトランザクションを管理するプロセスを起動し、各人員 に作業を割り当てて、プロセスフローを最適化するタイムアウトなどの ビジネスルールを施行します。これらすべての処理は、「お客様のご注文を 処理いたしました」などの応答を出す前に必要になることがあります。通常 これらは、長期トランザクションと呼ばれています。自動化した場合でも、 完了までに数日かかることがあります。これらのトランザクションには、 複雑なプロセスの組立と編成を容易にするために、洗練されたプロセス管理 機能が必要です。 ビジネストランザクションの自動化というコンセプトは新しいものでは ありません。電子データ交換システム(EDI)は80年代初めに登場しました。 しかし、Webサービスは付加価値通信網(VAN)とバッチ処理への依存を 取り除くことで、EDIを大幅に拡張しています。ACORD(保険業界)や RosettaNet(電子部品業界と半導体製造業界)などの標準機関は、ビジネス間 の統合に目的を絞ってXML標準を制定しました。 ・B2Bの例 ある国民健康サービス提供業者には、別の法人として経営している部門が あります。各部門はITインフラストラクチャを独自に選択しますが、加入者 および提供業者のデータは「親」会社と同期させなければなりません。これは EDIによって実現します。会社が達成に苦労しているEDI規制準拠の期限が 近づいています。その他に、他の州の提供業者が加入者情報を入手できない という副次的な問題があります。これは、加入者が休暇中に救急処置を必要と する場合に問題となります。この場合、Webサービスを使用して既存のEDI システムを拡張します。 その際、既存の提供業者システムおよびそのEDIメカニズムとのインタフェース を構築し、規制に準拠するためのログ機能を用意します。Webサービスを親会社 に接続することができるため、提供業者はWebサービスインタフェースを使って、 加入者の補償範囲、提供業者の請求状況、および支払情報を照会することが できます。 ノベルではOneNetソリューションによってWebサービスインテグレーションを 実践しております。旧来からのシステムを蘇らす為にWEBシステムの導入の をお考えのお客様は弊社パートナか弊社営業までお問い合わせください。 ※Novell OneNetは、Webサービスとセキュア・アイデンティティ・マネジメント に基づく新しいビジネスアプリケーションの計画および開発に関し、最も包括的 で相互運用性のある製品とサービスの組み合わせを提供します。 ※弊社パートナはこちらから検索できます。 http://www.novell.co.jp/partnernet/locator.html ※お気軽にノベルインフォメーションセンターまでお問い合わせください。 http://www.novell.co.jp/nicweb/ 電話 03-5740-4343(9:00-12:00、13:00-17:00 平日のみ) ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲ 【2】トレーニング情報 - 2003/1/24 ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ <現在お申し込み可能なトレーニングコースです。> WEBでの開催コースの確認とお申し込みは http://www.novell.co.jp/education/seminar.html から、トレーニング内容に関しては http://www.novell.co.jp/education/training/cslst.html からご確認できます。 開催してほしいトレーニングコースやトレーニングに対するご要望が ございましたらどうぞ mailto:education@novell.co.jp までメールで ご連絡ください。 今週、追加したスケジュールは★で表示しております。 ■『 NS-00005 DirXML基礎 for Partner 』 開催日: 2003/1/30-2003/1/31 開催場所: ノベル株式会社 東京(五反田) 受講料金: \100,000-(テキスト代含む、税別) ■『 995J ディレクトリテクノロジ 』 開催日: 2003/2/3-2002/2/5 開催場所: プロネッツ教育研究所 東京(新宿) 受講料金: \140,000-(テキスト代含む、税別) ■『 NT-00001 NFAPインテグレーション 』 開催日: 2003/2/12-2003/2/13 開催場所: ノベル株式会社 東京(五反田) 受講料金: \100,000-(テキスト代含む、税別) ■『 NT-00002 iFolderインテグレーション 』 開催日: 2003/2/17-2003/2/18 開催場所: ノベル株式会社 東京(五反田) 受講料金: \100,000-(テキスト代含む、税別) ■『 560J NetWare 5アドミニストレーション 』 開催日: 2003/2/24-2003/2/28 開催場所: 兼松コミュニケーションズ 東京(芝) 受講料金: \220,000-(テキスト代含む、税別) ■『 NS-00006 DirXML応用 for Partner 』 開催日: 2003/3/3-2003/3/4 開催場所: ノベル株式会社 東京(五反田) 受講料金: \100,000-(テキスト代含む、税別) ■『 NT-00003 NetWare 3 to 6 アップグレード 』 開催日: 2003/3/10-2003/3/11 開催場所: ノベル株式会社 東京(五反田) 受講料金: \100,000-(テキスト代含む、税別) ■『 NS-00007 SecureLoginインテグレーション 』 開催日: 2003/3/13-2003/3/14 開催場所: ノベル株式会社 東京(五反田) 受講料金: \100,000-(テキスト代含む、税別) ■『 NS-00001 eDirectory 基礎 for Partner 』 開催日: 2003/3/18-2003/3/19 開催場所: ノベル株式会社 東京(五反田) 受講料金: \100,000-(テキスト代含む、税別) ■『 3000J NetWare 6へのアップグレード 』 開催日: 2003/3/24-2003/3/28 開催場所: 兼松コミュニケーションズ 東京(芝) 受講料金: \249,800-(テキスト代含む、税別) ※開催場所が変更になる可能性があります。(東京都内) お申し込みの際はWEBサイトにてご確認ください。 ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲ 【3】サポート アップロード情報 - 2003/1/23 ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ ●「技術情報(TID-J)」ダイジェスト ( http://support-j.novell.co.jp/ -「Hot Topics」からご覧下さい。) 『 eDirectory 8.5からeDirectory 8.6.2へのアップグレード方法 』 ドキュメントID: TIDJ00005280 分類: NDS (Novell Directory Services) 対象NOVELL製品およびバージョン: eDirectory 8.6 for Solaris http://support-j.novell.co.jp/tid/jp/00005000_/00005280.htm 『 Red Hat Linuxでndstraceユーティリティが起動できない 』 ドキュメントID: TIDJ00005286 分類: NDS (Novell Directory Services) 対象NOVELL製品およびバージョン: eDirectory 8.5/eDorectory 8.6.x for Red Hat Linux 7.x、 eDirectory 8.5/eDorectory 8.6.x for Red Hat Linux 8.0 http://support-j.novell.co.jp/tid/jp/00005000_/00005286.htm 『 NetMail 3.1がインストールできない 』 ドキュメントID: TIDJ00005287 分類: NetMail 対象NOVELL製品およびバージョン: Novell NetMail 3.1 for Red Hat Linux 7.3 http://support-j.novell.co.jp/tid/jp/00005000_/00005287.htm ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲ 【4】Web Update ( http://www.novell.co.jp/whatsnew.html ) ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ *---**---**---**---**---**---*★編集後記★*---**---**---**---**---* なんか、先週も風邪の話を書きましたが今週も冒頭で書いてしまいました。 だって、風邪が治らないんですよ。ほんとに。昨年の暮れにもひいたのに まったく! といっても38度以上の熱があるわけでも特効薬が無いわけでも ないので治るのを祈りつつ毎日、薬を飲んでます。 でも、今日は部署の新年会なんですね。ビールを飲むと体を冷やすので 焼酎お湯割(先週も書いただろって)飲まないで帰ろうかな。 5000円返して! しくしく (飯田) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★ノベル(株)ホームページ : http://www.novell.co.jp ★ノベル(米国)のホームページ : http://www.novell.com ★ノベルニューズレター : nnl-info@novell.co.jp (購読・中止・変更・コメント等) ★ノベル・ニューズレターバックナンバー : http://www.novell.co.jp/nnl/index.htm ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ニューズレターの利用開始/中止/送付先変更に関しましては、このニューズレ ターに★そのまま返信★で下記の項目をCut & Pasteして項目を埋め、返信し て下さい。他にもニューズレターをご希望の方がいらっしゃいましたら、是非 ご紹介下さい。その際にも下記のフォーマットをご利用頂きますよう、お願い 申し上げます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 利用(開始・中止・送付先変更)・・・・・該当項目以外を削除して下さい。 変更の場合、旧送付先 : (1)メールアドレス: (2)氏名 : (3)会社名 : (4)部署名 : (5)役職名 : (6)ご住所 :〒 (7)電話番号 : (8)ファックス番号: ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ノベル・ニューズレター編集部:ノベル(株)カスタマサービス本部 飯田行彦 Copyright 2002 Novell Japan, Ltd. All Rights Reserved. ―――――――――――――――――――――――――――――――――――