プレスリリース |
米ノベル、Linux普及を加速するデバイスドライバのための 革新機能を提供 |
これは米国ノベル社より5月17日(米国時間)に発表されたプレスリリースの抄訳版です。
2006年5月24日
米ノベル、Linux普及を加速するデバイスドライバのための
新たなデバイスドライバ提供手法がパートナやお客様による 米国ノベル社(以下 ノベル、米国マサチューセッツ州ウォルサム)は本日、Linuxのデバイスドライバの互換性問題を解決する手法の提供開始とその詳細を発表しました。この新たなドライバ提供手法により、お客様はノベルによるカーネルのアップデートとは別個にドライバが入手できるようになり、一方ノベルのSUSE® Linux Enterprise製品のためにデバイスドライバを開発するサードパーティにとっても分りやすい提供手段をもたらします。ノベルが開発したこの新たなLinuxドライバ提供手法により、ハードウェアおよびソフトウェアベンダは自社製品のためのLinux用のドライバやドライバのアップデートを、顧客に直接かつ透過的に提供することができます。この提供手法はSUSE Linux Enterpriseの提供やサポートと完全に統合されています。 今回の新しいLinuxドライバの提供手法は、Linux採用を容易にし、促進するものであり、オープンエンタープライズに対して価値を提供するというノベルの継続的な取り組みを示しています。サードパーティのハードウェアやソフトウェアのベンダも、ドライバの配布プロセスが簡略化され、より多くの顧客がLinuxプラットフォームのアップデートを待つことなくハードウェアやソフトウェアをアップデートできるようになります。 パートナからのサポート デルのエンタープライズ・ソリューション・ディレクター、Reza Rooholamini氏は、「ノベルの新たなドライバ提供手法はカーネルのアップデートの間における新デバイス導入の複雑さを大幅に削減することで、エンタープライズにおけるLinux普及の勢いを後押しします。お客様はこれにより、カーネルドライバを再構築したり、カーネルパッチを待つといったことにかかるコストやリソースを必要とせずに、ハードウェアの最新のドライバにアップデートできるようになります」と話しています。 HPのオープンソース&Linux部門研究開発担当副社長、Steve Geary氏は、「HPとノベルはこれまで、Linux統合を改善するとともに、エンタープライズにおいてLinux上で新しいハードウェアを導入していくことを目指して相互協力してきました。今回の発表は両社共通のお客様にとって非常に大きな成果です。ノベルとHPのLinux製品においてこれまでよりはるかに迅速な対応が可能になり、サポートを伴うソリューションにおいては一貫性が確保でき、製品の選択肢も広げることができるからです」と話しています。 IBMのワールドワイドLinux&オープソース担当副社長であるScott Handy氏は、「お客様は当社の最新のハードウェアにおける革新に対応するために最新のデバイスドライバを取り込むためのよりよい方法を求めています。ノベルのNovell® SUSE Linux Enterprise Server 9やSUSE Linux Enterprise 10における新たなデバイスドライバ・サービスは、IBMの世界中に広がるビジネス・パートナやお客様がLinux環境においてソフトウェアやハードウェアを透過的に統合することに貢献してくれます」と話しています。 NECのLinux推進センター センター長、堀 健一氏は、「ノベルのLinuxドライバ提供手法は、Linuxシステムのメンテナンス性を向上する現実的なアプローチです。これはお客様、ドライバ提供者の双方にとってメリットがあることであり、NECは今回の発表を歓迎します」と話しています。
提供時期
◇ ノベル株式会社について *Novell、SUSEは米国およびその他の国においてNovell, Inc.の登録商標です。*その他の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。 以上 |