SUSE Linux Enterprise Real Time Extension 10
予測可能性の向上
タイミングがすべてを左右すると言っても過言ではありません。ときには、レスポンスタイムの予測可能性が、単なる速度よりも重要なこともあります。プロセスやアプリケーションスレッドの実行速度よりもはるかに重要なのは、毎回、同じ時間で確実に完了することです。特定のプロセス制御アプリケーション、コンピュータシミュレーション、およびハイパフォーマンスリスク管理アルゴリズムでは、システムを全体として適切に機能させるために、中間実行スレッドを正確に同期する必要があります。SUSE® Linux Enterprise Real Time Extensionで機敏性が重視されるアプリケーションを実行すると、予測可能性の向上により、パフォーマンスが改善されます。
SUSE Linux Enterprise Real Time Extensionは、優先度の高いプロセス用に主要システムリソースを保護(「予約」)する機能を備えています。この機能は、強制排除可能なリアルタイムカーネルとともに、機敏性が重視されるミッションクリティカルなアプリケーションの予測可能性を確保します。これにより、こうしたアプリケーションで、リソースの競合や、レスポンスタイムおよび実行時間のばらつきを増やす原因となり得る不要なプロセスの割り込みが発生するのを防ぐことができます。
