Ingres社
Ingres社は、オープンソースデータベース管理のリーディングカンパニーだ。また、世界第2位の規模を誇るオープンソース企業であり、ソフトウェアをより柔軟に取得し使用するための新たな方法を提供するビジネスモデル(ITのニューエコノミクス)のパイオニアでもある。Ingres社は、オープンソースソリューションを商用ソフトウェアベンダよりもはるかに低いコストで提供している。同社はオープンソースソフトウェアのリーダーとして、世界で1万以上のお客様の革新を促進している。
課題
厳しいスケジュールと予算の制約のもと、独立系ソフトウェアベンダ(ISV)は常に革新を引き起こし、セールスサイクルを短縮することを求めている。「提案検証(POC)の開発に半年もかけられる時代は終わった」と語るのは、 Ingres社のシニアコンサルタント、J.Tyler Mcgraw氏。「ISVは、非常に厳しいスケジュールでソリューションを開発し、直ちに利益をもたらす必要がある。OSの環境設定やデータベースの問題解決に行き詰っている暇はない」
ノベルのソリューション
SUSE® Appliance Programは、完全サポート付きで管理の容易なソフトウェアソリューションの開発を希望するISVに、テクノロジ、サポート、およびGo-to-Marketリソースを提供する。SUSE Appliance Programの主要パートナーであるIngres社は、アプリケーション提供の新形態、ソフトウェアアプライアンスの発展を促進している。
ノベルとIngres社は、Ingres Database用SUSE Studioアプライアンステンプレートを共同で開発した。これにより、ISVはSUSE Studioを使用して数分でアプライアンスを作成することが可能になった。
エンタプライズクラスのデータベースとOSをアプライアンスフォームファクタで提供することで、ISV(またはSI)は、自社のアプリケーションをアプライアンス開発のシームレスな「入り口」となるSUSE Studioと簡単に統合して、かつてないほど迅速にソフトウェアアプライアンスを市場に投入できる。
また、Ingres Database用SUSE Studioアプライアンステンプレートにより、ISVとSIは以下を使用することができる。
- SUSE Linux Enterprise JeOS: SUSE Linux Enterprise Serverの極小化構成で、フルサポート付き。パフォーマンスと管理性を向上させる。
- SUSE Linux Enterprise Server for Amazon EC2: クラウドで動作し、アプリケーションをサポートするよう設計されたSUSE Linux Enterpriseの構成。
- Ingres Database: ビジネスクリティカルなアプリケーション向けのエンタプライズクラスのオープンソースデータベース
- 受賞歴を誇るアプライアンスサポート
- 評価版の無料再配布: アプライアンスの提案検証(POC)やデモを簡素化する。
- 豊富なGo-to-Marketリソース
結果
Ingres Database用SUSE Studioアプライアンステンプレートで開発したソフトウェアアプライアンスを活用することで、ISVはエンドユーザであるお客様の維持管理総経費を大幅に削減することが可能だ。ISVは、このアプライアンスモデルを利用することによって、クラス最高のソフトウェアアプリケーションを追加サービス費用なしで利用できるというこれまでにないチャンスを多くのエンドユーザに提供できる。Ingres社の製品管理担当副社長のDeb Woods氏は次のように述べている。「当社では、ISVがアプライアンスのセットアップと構築に要する時間を75~80%削減できると見込んでいる。価値を提供するまでの時間を短縮できれば、ISVの競争力は高まり、新たな市場機会が開かれる」
Ingres社のISVは、SUSE Studioを非常に使いやすいと感じている。「アプライアンスを文字どおり数分で構築し、統合されている保守ツールを使用して迅速にパッチを配布することができる」とMcGraw氏は言う。「これは大きなメリットだ」
Ingres Database用SUSE Studioアプライアンステンプレートは、中小規模のソフトウェアベンダのハンデをなくす。「当社のISVとSIは、機敏なGo-to-Market戦略により競争力を得ている」とMcGraw氏は言う。「彼らは、バックエンドのデータベースやOSの心配をすることなく、それぞれの専門知識を付加し、時機を逸することなく、新しいソリューションを迅速に市場投入することができる。その結果、付加価値をより戦略的に提供することにリソースを回せるようになる。OSやデータベースの問題に煩わされることがなくなれば、お客様のニーズに応えるための作業に専念する時間が増える」
エンドユーザにとってのメリットは、製品の機能が増える点と、ソリューションがノベルとIngres社によってサポートされるため安心な点だ。Woods氏は次のように語る。「これまでエンドユーザは、1つのオープンソースソリューションを構築するために複数の企業を利用する必要があった。しかしSUSE Appliance Programのおかげでこのような障害がなくなり、実証済みのサポートリソース付きのオープンソースソリューションを簡単に利用できるようになる。その結果、オープンソースの採用が一層進むだろう」

