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株式会社ジャルカード

導入事例

株式会社ジャルカードは、アイデンティティ管理システムを見直して、セキュリティ侵害のリスクを最小化するとともに、コンプライアンス機能を向上させる必要があった。Novell Identity ManagerとNovell SecureLoginの実装により、アイデンティティ管理に対する一元化されたアプローチを使用して、同社のシステムセキュリティを効果的に強化することに成功した。

概要

株式会社ジャルカードは1982年に設立された日本航空の子会社で、大手航空系クレジットカード会社およびマイレージクラブである。親会社同様、優れた顧客サービスで知られている。社員500名を擁し、クラブ会員数は世界で1,500万名以上に及ぶ。

課題

クレジットカード会社である株式会社ジャルカードでは、常に顧客のIDとデータを保護する必要がある。同社では、全社規模での監査実施後に、アイデンティティ管理システムの見直しの必要性を認識していた。社員には形式の異なる複数のIDが割り当てられており、通常、受注入力アプリケーション、与信管理アプリケーション、財務アプリケーションへのアクセスに5~8個のパスワードが必要であった。そのため、同社のITグループでは、細分化したアイデンティティ管理システムにより、深刻なセキュリティリスクが発生するのではないかという懸念が高まっていた。

同社はまた、この機会に、新たに適用が見込まれるコンプライアンス要件に対応したいと考えていた。日本の監督当局は米国企業改革法(米SOX法)を評価済みであり、日本国内で類似法案が可決されるのは時間の問題だったため、 それに備えておきたかったのだ。

さらに、同社のITチームは、「高品質のサービス」という会社の看板が危険にさらされていると感じていた。顧客サービス担当者は、顧客への対応よりもIT問題の解決に多くの時間を費やしており、ITシステム担当者は、約20%の時間をアイデンティティ管理問題に費やしていた。この時間は、本来ならば顧客管理などの戦略的施策に投入できる時間である。

ノベルのソリューション

「アイデンティティ管理の課題に迅速かつ総合的に対応したいと考えていた。ノベルは、一元化されたセキュアで体系的な管理のニーズにうまく対応し、現在と将来のアイデンティティ管理ニーズを満たすテクノロジプラットフォームを構築してくれた」

株式会社ジャルカード
峰政昭氏

セキュリティとコンプライアンス機能の強化というニーズに対応するため、株式会社ジャルカードではNovell Identity ManagerとNovell SecureLoginを導入した。同社の長年のITパートナーはTIS株式会社である。TISは30年以上にわたってクレジットカード会社や金融機関のシステム開発を手掛けているコンサルタント会社であり、ノベルのアイデンティティ管理ソリューションの導入を支援した。

「アイデンティティ管理の課題に迅速かつ総合的に対応したいと考えていた」と、株式会社ジャルカードのシステム企画部次長、峰政昭氏は言う。「ノベルは、一元化されたセキュアで体系的な管理のニーズにうまく対応し、現在と将来のアイデンティティ管理ニーズを満たすテクノロジプラットフォームを構築してくれた」

Novell Identity Managerにより、同社でのアイデンティティ管理のプロセスは簡略化された。また、ITシステム担当者は、ユーザライフサイクル全体にわたってユーザプロビジョニングとパスワード管理を自動化し、新規ユーザへの迅速なアクセスの提供、システム全体での必要に応じたアクセス権の修正や無効化を実現し、複数のパスワードを1つの強力なパスワードに同期させた。

さらには、複雑な手作業をなくして全社のセキュリティを強化することによりユーザ管理コストを削減し、ユーザに適切なリソースを割り当てて顧客サービスの向上に専念させることが可能となった。

また、Novell SecureLoginにより、企業リソースへのシングルサインオンが実現し、ヘルプデスクのコストが大幅に削減された。加えて、アプリケーションへのログイン時間が大幅に短縮され、ユーザの生産性が向上したため、ユーザの満足度も向上した。

「当社はお客様第一のIT組織であるため、500人の社内クライアントに使いにくいシステムを使わせるわけにはいかなかった」と、峰氏は言う。「ノベルのおかげで、アプリケーションの使用状況を厳密に管理してセキュリティを強化するという当社の目標を達成できた。また同時に、迅速で簡単なシングルサインオン機能が実現した」

結果

「Novell SecureLoginのシングルサインオン機能は、エンドユーザの満足度の向上に寄与している。形式の異なる複数のIDを使用する必要がなくなり、1ユーザに1つのユーザIDとパスワードだけで事足りる。これはお客様にも好評で、管理時間の50%短縮にも成功した」

株式会社ジャルカード
峰政昭氏

株式会社ジャルカードでは、ノベルのソリューションの導入により、アプリケーションにアクセスするために複数のパスワードを覚える必要がなくなったため、社員の絶賛を得ている。同社では、1ユーザあたりのパスワード数が8つから1つに削減され、会社の大半のコアアプリケーションでアイデンティティ管理が大幅に簡略化された。

また、Novell SecureLoginインタフェースにより、ユーザ管理も大幅に簡略化された。ITチームはユーザやグループごとにアプリケーションへのアクセス権を簡単に付与し、ユーザごとに表示権限や編集権限を設定できる。

「Novell SecureLoginのシングルサインオン機能は、エンドユーザの満足度の向上に寄与している」と、峰氏は言う。「形式の異なる複数のIDを使用する必要がなくなり、1ユーザに1つのユーザIDとパスワードだけで事足りる。これはお客様にも好評で、管理時間の50%短縮にも成功した」

アイデンティティ管理に戦略的プラットフォームを導入し、セキュリティ問題に総合的に対応することにより、同社では2008年4月施行のJ-SOX法(米国企業改革法(米SOX法)の日本版)に準拠するための基盤を築いた。

「シングルサインオンとアイデンティティ管理プラットフォームにより、J-SOX準拠の第1段階をクリアした」と、峰氏。「引き続き現行システムを基礎として、2008年の完全準拠を目指したい。今後もノベルとの連携を楽しみにしている」

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