ICEでDELIMオプションを使用したCSVでのユーザ作成方法
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問題点
ICEコマンドでは、LDAPを使用してデータ投入する。
そのため、定義ファイルにて使用する定義名(ログイン名など)は、LDAPでの名前で定義する必要がある。
LDAPでの属性名は、ConsoleOneを使用して [LDAP Groupオブジェクトのプロパティ] -> [属性マップ] にLDAP名とNDS名の対応リストがあるので、そのLDAPの名前を使用する。
ただし、パスワードに関してはリストに無いため、「userPassword」という名前を使用して定義する。
ユーザ作成時の必須属性は、「dn」、「cn」、「sn」、「objectClass」である。
「dn」は、そのユーザをどこのコンテナに配置するかのために必要である。
記述方法は、「cn=kkitajima,o=novell」(区切りはカンマ)。
csv形式で使用する場合、ダブルクォートで括る。
「cn」は、ログイン名(ユーザオブジェクト名)。
「sn」は、ラストネーム。
「objectClass」は、ユーザ以外のオブジェクトもこの方法にて作成可能であるため、オブジェクト種類が何であるかを規定する。
ユーザの場合、「user」または「inetorgPerson」を指定する。
定義ファイル内容例:
dn,cn,sn,fullName,userPassword,objectClass
実際のユーザデータ例:
"cn=user1,o=novell",user1,鈴木,鈴木 太郎,12345678,inetorgPerson
注意事項:
日本語(ダブルバイト)を使用している場合、SJISで保存し、データ投入すると文字化けする場合がある。
ファイル保存時にUTF-8に変換して保存して実行することで回避できる。
実際のICEコマンドのオプション:
ice -S DELIM -f <ユーザデータファイル> -F <定義ファイル> -D LDAP -s <サーバIPアドレス> -p <LDAPポート> -d <管理者権限ユーザ> -w <パスワード> -B
<管理者権限ユーザ>は、「cn=admin,o=novell」のようにカンマ区切りで指定。
-Bに関しては、csv定義順によるLBURP関連エラーが発生する場合に使用。
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- ドキュメントID: J00005098
- 作成年月日: 26-JUL-2002
- 修正年月日:
- ドキュメントリビジョン: 1
- 分類:ConsoleOne
- 対象NOVELL製品およびバージョン: NDS
- カテゴリ: