OracleでのRAWデバイスの設定方法
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問題点
Oracleで使用するRAWデバイスの設定方法について。
解決方法
以下の手順で行います。
全てrootユーザで行ってください。
| 1. | パーティションを作成します。 RAWデバイス用のパーティションを作成します。 YaSTの「ディスクの分割」か「fdiskコマンド」を使用します。 「ディスクの分割」で行う場合には、フォーマットを指定せず、マウントポイントも一番下の「空白」を指定してください。 fdiskについては、man fdiskでのオンラインマニュアルを参照してください。 |
| 2. | /etc/raw ファイルを設定します。 /etc/raw ファイルに以下の例のようにパーティション設定を追加します。 例: ここでは1. で/dev/sda1、/dev/sda2、/dev/hdb1を作成し、その領域をRAWデバイスとして設定する例を示します。 raw1:sda1 raw2:sda2 raw3:hdb1 |
| 3. | rawサービスをONにします。 通常はrawサービスはONになっていますが、もしも開始されていない場合には、以下のコマンドでONにしてください。 あるいはYaSTのランレベル・エディタからも確認できます。 # chkconfig raw on |
| 4. | システムを再起動します。 再起動時に自動的にrawキャラクタデバイスがブロックデバイスにバインドされます。 /etc/rawのコメント部分にも示していますが、例えば2. での/etc/rawの設定が行われている場合には、以下の動きになります。 - bind /dev/raw/raw1 to /dev/sda1 - bind /dev/raw/raw2 to /dev/sda2 - bind /dev/raw/raw3 to /dev/hdb1 |
| 5. | rawデバイスの所有者をOracleユーザにします。 以下の例ではOracleユーザ名が「oracle」グループ名が「dba」での入力例です。 # chown oracle:dba /dev/raw/raw1 # chown oracle:dba /dev/raw/raw2 # chown oracle:dba /dev/raw/raw3 |
以上でRAWデバイスがOracleより使用可能な状態となります。
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- ドキュメントID: J00005947
- 作成年月日: 15-JUL-2004
- 修正年月日:
- ドキュメントリビジョン: 1
- 分類: SUSE LINUX
- 対象NOVELL製品およびバージョン: SUSE LINUX Enterprise Server 8
- カテゴリ: