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SWATによるSambaの設定

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問題点

Webブラウザ経由でSambaの管理を行いたいのですが、どのように設定すればよいでしょうか?

解決方法

Sambaには、標準でSWAT(Samba Web Administration Tool)という管理ツールが同梱されています。
SWATを使用すると、WebブラウザからSambaの設定や管理が可能になります。

SWAT の services への登録:

/etc/servicesファイルに下記のエントリがあるか確認し、行頭の#を削除します。

変更前:
#swat   901/tcp

変更後:
swat   901/tcp

SWATの起動設定: 続いて、SWATの自動起動スクリプトの設定を行います。
デフォルトではSWATが起動しないように設定されており、localhostからのみアクセスできます。
localhost以外からもアクセスできるように、/etc/xinetd.d/swatを下記のように変更します。

# SWAT is the Samba Web Admin Tool.
service swat
{
        socket_type     =  stream
        protocol        =  tcp
        wait            =  no
        user            =  root
        server          =  /usr/sbin/swat
        only_from       =  127.0.0.1 192.168.0.1 -> IPアドレスを追加する(例:192.168.0.1)
        log_on_failure  += USERID
        disable         =  no (yes -> noへ変更)
}

設定変更後、インターネットサービスデーモンを再起動します。

# rcxinetd restart

SUSEファイアウォールの設定:

SWATを利用するには、901ポートを開放する必要がありますので、以下の手順で設定を行ってください。

1. [YaST2] -> [セキュリティとユーザ] -> [ファイアウォール] -> 許可されるサービスをクリック

2. [ファイアウォールの環境設定:許可されるサービス]画面が表示されます。
[許可するサービス] プルダウンメニューから、 [Sambaサーバ] を選択し、追加します。

3. [ファイアウォールの環境設定:許可されるサービス]画面右下にある、[詳細]を押下します。
[追加の許可されたポート] ダイアログが表示されますので、 [TCPポート] にポート番号「901」を入力します。
[了解] を選択し、画面の指示に従って [了解] を実行してください。

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  • ドキュメントID: J00006422
  • 作成年月日: 11-OCT-2005
  • 修正年月日:
  • ドキュメントリビジョン: 1
  • 分類: SUSE Linux
  • 対象NOVELL製品およびバージョン: SUSE Linux Professional 9.3
  • カテゴリ: