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Open LDAPサーバの設定方法

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問題点

YaSTによるOpenLDAPサーバの設定手順について、教えてください。

解決方法

YaSTを用いたOpenLDAPサーバの設定手順は、次のようになります。
事前に "openldap2" パッケージをインストールする必要があります。

1. YaSTを起動します。

2. [ネットワークサービス] -> [LDAPサーバ] を実行します。

3. [LDAPサーバの設定] ウィンドウが表示されます。
ラジオボタンを "はい" に切り替えます。

4. [設定] ボタンをクリックします。

5. LDAPのデータベース管理ウィンドウが表示されます。
このウィンドウにある [データベースの追加] ボタンを選択して、アカウント情報を格納するためのデータベースを作成します。

6. [データベースの追加] ダイアログで、次の項目にそれぞれ指定します。

ベースDN:
LDAPは、情報をツリー構造で管理します。
ここで、データベースを格納するツリー構造のルートとなる部分の名前を指定します。
例えば、ドメイン名を分割して、それを順に "dc=" (Domain Component)という形式で指定します。

 dc=example,dc=com

ルートDN:
これから作成するLDAPデータベースの管理者を指定します。
ここで指定する管理者情報は、 "cn=" (Common Name)という形式で指定する必要があります。
例えば、LDAP管理者を表すログイン名に "Administrator" を指定した場合、次のようになります。

 cn=Administrator

LDAPパスワード:
任意のパスワードを入力してください。

データディレクトリ:
LDAPデータベースファイルを配置するディレクトリを指定します。
デフォルトでは、/var/lib/ldapディレクトリ配下になります。

7. [完了] ボタンを押下します。
LDAPのデータベース管理ウィンドウに戻ります。
指定したデータベースのベースDNが一覧に追加されています。

8. [完了] ボタンを実行し、LDAPサーバを起動します。

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  • ドキュメントID: J00006497
  • 作成年月日: 07-DEC-2005
  • 修正年月日:
  • ドキュメントリビジョン: 1
  • 分類: SUSE Linux
  • 対象NOVELL製品およびバージョン: SUSE Linux Enterprise Server 9
  • カテゴリ: