XDMCP接続による、GNOMEデスクトップでのホスト側の設定
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問題点
Windows用のXサーバ(ASTEC-X)で、SUSE Linux 10.0へリモートログインするには、どうすれば良いのでしょうか?
解決方法
GNOMEデスクトップシステムにおけるXDMCP接続においてのリモートホスト側の設定を説明します。
必ずランレベル5で起動されているか前もって確認してください。
1. ディスプレイマネージャを指定
a) YaSTを起動します。
b) [システム] -> [/etc/sysconfigエディタ] を起動します。
c) [Desktop] -> [Display manager] -> [DISPLAYMANAGER] の値に "gdm" を指定します。
d) [DISPLAYMANAGER_REMOTE_ACCESS] を選択し、 "設定" のプルダウンメニューで "yes" を選択します。
e) [DISPLAYMANAGER_ROOT_LOGIN_REMOTE] も同様に "yes" を選択します。
f) ウィンドウ下にある [完了] を実行します。
2. ホスト名の追加
a) YaSTを起動します。
b) [ネットワークサービス] -> [ホスト名] を選択します。
c) [ホストの環境設定] ウィンドウの [追加] ボタンを押下します。
d) ダイアログウィンドウが表示されますので、ここでWindowsホスト側の "IPアドレス" と "ホスト名" を登録しておきます。
3. 設定ファイルを変更
/etc/opt/gnome/gdm/gdm.confファイルを直接変更します。
このファイルの "xdmcpセクション" 内を次のように書き換えます。
変更前:
Enable=0
変更後:
Enable=1
4. XDMCPのポートを開放
ファイアウォール機能を有効にしている場合は、177番のポートを開けなければなりません。
a) YaSTを起動します。
b) [セキュリティとユーザ] -> [ファイアウォール] を選択します。
c) [許可されるサービス] を選択し、 [詳細] ボタンを押下します。
d) [追加の許可されたポート] ダイアログボックスで、 [UDPポート] ボックスに "177" を追加して [OK] ボタンをクリックします。
5. システムの再起動をします。
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- ドキュメントID: J00006575
- 作成年月日: 10-FEB-2006
- 修正年月日:
- ドキュメントリビジョン: 1
- 分類: SUSE Linux
- 対象NOVELL製品およびバージョン: SUSE Linux 10.0
- カテゴリ: