一般ユーザからSCSIテープデバイスへのアクセス方法について
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問題点
一般ユーザからSCSIテープデバイスへアクセスできるように、デバイスファイル /dev/st0 のパーミッションを666に変更しましたが、システムを起動する毎にパーミッションが660に戻ってしまいます。
一般ユーザがアクセスできるように対処する方法はありますか?
解決方法
SUSE Linux 10.0 では、/dev/st0などのテープデバイスはシステムの起動時に動的に作成されます。
そのため、設定したパーミッションは初期状態に戻されます。
一般ユーザに読み書き許可の権限を与えるには、該当ユーザにdiskグループを追加してください。
SUSE Linux 10.0 では、SCSIのテープデバイスファイルにdiskグループが割り当てられます。
YaSTまたはgroupmodコマンドを利用して、グループユーザの編集を行ってください。
YaSTを利用する場合:
1. [YaST] -> [セキュリティとユーザ] -> [ユーザを作成あるいは編集する] と進みます。
2. グループを追加するユーザを選択し、 [編集] を押下します。
3. [詳細] タグを選択し、画面右側にあるグループ一覧よりdiskグループを選択します。
groupmodコマンドを利用する場合:
1. suコマンドでルートにスイッチします。
> su -
2. groupmodコマンドでユーザにdiskグループを追加します。
# groupmod -A <ユーザ名> disk
設定が完了しましたら、システムの再起動を行って確認を行ってください。
Disclaimer
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- ドキュメントID: J00006578
- 作成年月日: 13-FEB-2006
- 修正年月日:
- ドキュメントリビジョン: 1
- 分類: SUSE Linux
- 対象NOVELL製品およびバージョン: SUSE Linux 10.0
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