起動ディスクを作成し、SUSELinux10.1をブートする方法

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問題点

GRUBブートマネージャがstage2を見つけられず、システム(SUSE Linux10.1)が起動しなくなりました。
システムを起動するには、どのようにすればよいでしょうか？

何らかの原因でGRUBブートマネージャのstage1がstage2を見つけられず、システムが起動しなくなることがあります。
その場合には、起動ディスクを作成して、ブートしてください。
ここでは、ルートデバイスを/dev/sda2とし、説明します。

起動ディスクを作成:

1. DVDインストールメディアより、レスキューシステムを起動します。

2. ルートデバイスをマウントします。
次のようにコマンドを入力します。

# mount -t reiserfs -o rw,dev /dev/sda2 /mnt

3. GRUBブートマネージャのstage1とstage2を、フロッピーディスクにコピーします。

#dd if=/mnt/boot/grub/stage1 of=/dev/fd0 count=1
#dd if=/mnt/boot/grub/stage2 of=/dev/fd0 seek=1

起動ディスクからのブート:

1. GRUBブートフロッピーを入れて起動します。
するとGRUBシェルが起動されます。

2. ルートデバイス(/dev/sda2)を指定します。
grubプロンプトに続いて、以下のようにgrubコマンドを入力します。

grub > root (hd0,1)

※ hd0,0は、最初のハードディスクの最初のパーティションを示し、hd0,1は、最初のハードディスクの2番目のパーティションになります。

3. ルートデバイスにあるカーネル(vmlinuz)を指定し、カーネルパラメータとして "root=/dev/sda2" を指定します。

grub > kernel /boot/vmlinuz root=/dev/sda2

4. initrdファイルを指定します。

grub > initrd /boot/initrd

5. 最後にシステムを起動してください。

grub > boot

なお、<Tab>キーで、ブートさせるルートデバイスやカーネルのファイルなどを補完することができます。

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