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fstabを間違って修正したためにOES Linuxが起動しない

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問題点

Open Enterprise Server(OES) SP2 Linuxで、EVMS/LVMを利用しています。
/etc/fstabを間違って編集してOES SP2 Linuxを再起動したため、起動しません。
再度fstabを修正したいのですが、fstabのあるボリュームがマウントされないため編集することができません。
どのようにしたら編集できますか?

解決方法

OES SP2 Linux CD-1のCD-ROMメディアを利用して、レスキューモードで編集することができます。

1. 製品CD(OES SP2 Linux CD-1)で起動した後、Rescue Systemを選択します。
(必要に応じて、<F4>キーで言語を日本語に変更できます。)

2. 管理者ユーザ(root)でログインします。

3. ハードディスクをマウントします。
レスキューモードでSLESを起動した時、EVMS/LVMを利用している場合は、手動で次の2つのコマンドを入力して、これらを利用可能にする必要があります。

 # evms_activate
 # etc/init.d/boot.lvm start

その後、次のようにハードディスクをマウントしてください。

 # mount -t reiserfs /dev/evms/lvm/system/root /mnt

4. chroot で /mnt を / ディレクトリにします。

 # chroot /mnt

5. viエディタ等を使用して、 /etc/fstab の内容を確認し変更します。

 # vi /etc/fstab

6. ファイルを修正後、製品CD(OES SP2 Linux CD-1)をサーバから取り出し、システムの再起動を行います。

 # reboot

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  • ドキュメントID: J00007190
  • 作成年月日: 26-APR-2007
  • 修正年月日:
  • ドキュメントリビジョン: 1
  • 分類: Server-Installation
  • 対象NOVELL製品およびバージョン: Open Enterprise Server SP2
  • カテゴリ: