OES Linuxの正しいオンラインアップデート方法

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問題点

Open Enterprise Server(OES) SP2 Linux以降、重要なパッチがリリースされています。

下記の手順のように、予めRed Carpetのパッチ(patch-11461)を適用してから、OES SP2以降にリリースされたパッチをオンラインインストールしてください。
もしも、この手順を守らないと、正しくインストールできずに、修復が非常に面倒になります。

注意:
OES SP2 Linuxマシンがインターネットと通信できる必要があります。
また、一度に多くのパッチをダウンロードした後にパッチを適用するために、予めディスクの空き容量が必要になります。


1. ユーザrootでログインした後、サーバリストを確認します。

   # rug sl
     | Service URI | Name
   --+--------------------------------+---------------------
   1 | https://update.novell.com/data | Novell_Update_Server

もしも、上記のようにサーバが表示されない場合は、次のコマンドを実行します。
# rug sa https://update.novell.com/data

2. アクティベートします。
# rug act <貴社のアクティベーションコード> <メールアドレス>

3. チャネルを確認します。

   # rug ch
   subd? | Alias      | Name
   ------+------------+-----------
         | oes        | oes
         | oes-edir88 | oes-edir88

4. OESチャネルを購読します。
# rug sub oes
Subscribed to channel 'oes'

5. 購読を確認します。

   # rug ch
   subd? | Alias      | Name
   ------+------------+-----------
   Yes   | oes        | oes
         | oes-edir88 | oes-edir88

6. Red Carpet(rugコマンド等)のパッチ(patch-11461)をインストールします。
# rug pin patch-11461

もしも、patch-11461が無いエラーが発生した場合、次のコマンドを実行してから再度パッチをインストールします。
# rug refresh

7. Red Carpetを再起動します。
# rcrcd restart
# rug refresh

8. 現在のパッチを確認します。
# rug pl
パッチリストが表示されます。
左端の欄に "i" と表示しているパッチは、既にそのパッチが適用されていることを表します。

9. 現時点でのOESの全てのパッチを適用します。
# rug pin --entire-channel oes
"entire-channel" の前は、2つのダッシュ記号( "--" )で、1つのダッシュではありません。

10. (オプション) Linuxカーネルのパッチに準じたドライバを適用します。
次のコマンドで、Linuxカーネルのバージョンを確認します。
# rpm -qa|grep kernel

その後、このLinuxカーネルのバージョンに適したハードウェアドライバを適用します。
適用方法は、ハードウェアベンダに依存しますので、ハードウェアベンダにお問合せください。

11. OES Linuxサーバを再起動します。
# reboot


参考: TID3045794 How To Correctly Patch an Open Enterprise Server Linux Via RUG

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