lkcdutilsによるdump取得手順

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問題点

Open Enterprise Server Linux SP2環境で、以下の手順に従いlkcdutilsによるdump取得が可能です。
サーバがハング状態に陥ったときなどの原因調査に有効な情報を取得できます。

1. Yast2 -> ソフトウェア -> オンライン・アップデート -> 使用可能なソフトウェアより、最新のlkcdutils のrpmパッケージを導入します。

2. # chkconfig boot.lkcd onを実行します。

3. /etc/sysconfig/dump を開き、以下のようなパラメータ設定にします。

DUMP_ACTIVE="1"
DUMPDEV="/dev/vmdump"
DUMPDIR="/var/log/dump"
DUMP_LEVEL="2"
DUMP_COMPRESS="2"
DUMP_FLAGS="0x80000000"
DUMP_SAVE="1"
PANIC_TIMEOUT="5"
BOUNDS_LIMIT="10"
KEXEC_IMAGE="/boot/vmlinuz"
KEXEC_CMDLINE="root console=tty0"
DUMP_MAX_CONCURRENT=4

"/dev/vmdump" はシンボリックリンクになっています。
出力先のデバイスを環境に応じて変更してください。(通常swap領域です。)
# ls -l /dev/vmdump でリンク先デバイスを確認します。

4. 設定を有効にし、設定を確認します。

# lkcd config
# lkcd query

5. Magic Keysを有効にします。

Yast2 -> セキュリティとユーザ -> セキュリティーの設定
表示されたウィザードをカスタムのまま進めます。
6番目の画面で、マジックSysRqキーを有効にする のチェックを入れます。
完了ボタンを押します。

6. サーバハング等の問題発生時に、マジックキー Alt + PrtScr(SysRq) + d でダンプ出力させます。

7. 以下の手順でdumpが有効かどうか確認し、tarでまとめて、ノベルテクニカルサポートにご送付ください。

# cd /var/log/dump/0
# lcrash map.0 dump.0 kerntypes.0

>> lcrashプロンプトが表示されればイメージが有効です。
qボタンにより、終了します。

# tar jcvf kernelcore.tar.bz2 /var/log/dump/n/* <- 該当のもの
kernelcore.tar.bz2をご送付ください。

参考:
TID 3044267 HOWTO: Configure lkcd to capture a kernel core dump
https://www.novell.com/support/kb/doc.php?id=3044267

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