起動可能なUSBドライブを作成してSLESをインストールする方法
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環境
SUSE Linux Enterprise Server 10 (SLES 10)
問題の状況
ここでは、CD-ROMドライブがサーバで使用できない場合に、起動可能なUSBスティックを作成してSLES10をインストールする方法を説明します。マシンBIOSでUSBデバイスからの起動が許可されていることを前提とします。
解決策
まず、CD1またはSLES 10のmini.isoをダウンロードする必要があります。手順はWindowsまたはLinuxで実行できます。
起動可能なUSBデバイスをWindowsから作成する
- .isoファイルのコンテンツをC:/isotempなどの一時ディレクトリに展開します(WinRARなどのユーティリティをこの操作に使用できます)。
- USBデバイスがE:にある場合、C:/isotemp/boot/i386/loader/*をE:/にコピーします。
注意: 64ビットの場合は、i386をx86_64に置き換えます。 - E:/isolinux.binを削除します。
- E:/isolinux.cfgをE:/syslinux.cfgに名前を変更します。
- syslinuxをダウンロードして、C:/syslinuxに展開します(注意: インターネットから個別にダウンロードする必要があります)。
- コマンドプロンプトを開き、C:/syslinux/syslinux<version>/win32に移動します。
- syslinux E:を実行します。
起動可能なUSBデバイスをlinuxから作成する
この例では、/dev/sdbをUSBデバイスとして使用します。/dev/sdb1は空き容量が最小20MB以上のFAT16パーティションである必要があります。
i386の場合:
umount /dev/sdb1
mount -o loop SLES-10-i386-GM-CD1.iso /mnt
/mnt/boot/i386/mkbootdisk --32 --partition /dev/sdb1 /mnt
x86_64の場合:
umount /dev/sdb1
mount -o loop SLES-10-x86_64-GM-CD1.iso /mnt
/mnt/boot/x86_64/mkbootdisk --64 --partition /dev/sdb1 /mnt
USBデバイスから起動できるようになります。ネットワークインストールの場合、デフォルトの「linux」オプションを選択し、カスタムインストールサーバのオプションを入力します。
install=ftp://ftpserver.yourhost/install/sles10/arch
追加情報
USBデバイスを接続するたびに、起動デバイスの順序を設定する必要がある場合がよくあります。システムのハードドライブより前に配置する必要があります。
このアプリケーションはSuSE LinuxEnterprise Server 9(SLES 9)でも使用できますが、SLES9にはmkbootdiskユーティリティがないため、別にダウンロードするか、SLES10から取得する必要があります。
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- ドキュメントID: 3499891
- 作成年月日: 14-MAR-2007
- 修正年月日: 24-DEC-2008
- ドキュメントリビジョン:
- 分類:
- 対象NOVELL製品およびバージョン: SUSE Linux Enterprise Server
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