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Javaメモリサイズを増大する方法とIdentity Managerの推奨設定

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環境

Dirxml
Nsure Identity Manager 2.0
Novell Identity Manager 3.0
Novell Identity Manager 3.5
Novell Identity Manager 3.5.1
Novell Cross Platform Services
Novell NetWare
Windows 2000
Linux
マシン上の複数DirXMLドライバ

問題の状況

Javaヒープサイズの設定方法
複数のドライバを実行中のサーバで、ドライバが理由不明で停止します。
この設定を高くし過ぎると、IDMサーバでコアダンプが発生することがあります。
Javaに割り当てられたメモリサイズが十分でありません。
java.io.IOException: SSL_CTXの割り当てができません。

解決策

次のNetwareオプションでは、Javaを256メガバイトの使用に設定します。通常、これより大幅に低い設定でも、ドライバを実行できます。
64メガバイトから始め、まだ問題があるようなら、128メガバイトまで増やすことをお勧めします。
Javaメモリのサイズを可能な限り低く抑える理由は、この設定がeDirectoryのメモリスペースからメモリを奪うからです。Java設定を高くし過ぎると、パフォーマンスが低下したり、eDirectoryがメモリ不足になってサーバでコアダンプが発生したりすることがあります。
NetWareの場合

注:これは、ある顧客の実装に基づいたソリューションです。この実装では、8つのドライバを6.5サーバ上で実行します。このソリューションは、生産レベルで実装する前にテストしてください。

Java.cfg ファイルをsys:¥etcディレクトリに作成します(このファイルがまだない場合)。

"DIRXML_JVM_MAX_HEAP=256M"行を挿入します。
これで、Javaが256メガバイトを使用するように設定されます。通常、これより大幅に低い設定でも、ドライバを実行できます。
64メガバイトから始め、まだ問題があるようなら、128メガバイトまで増やすことをお勧めします。
Javaメモリのサイズを可能な限り低く抑える理由は、この設定がeDirectoryのメモリスペースからメモリを奪うからです。Java設定を高くし過ぎると、パフォーマンスが低下したり、eDirectoryがメモリ不足になってサーバでコアダンプが発生したりすることがあります。

Java -showmemory(ID番号を挿入)コマンドを使用して、メモリページを表示します。

次のオンラインドキュメントを参照してください。http://developer.novell.com/ndk/doc/dirxml/dirxmlbk/ref/dirxmlfaq-nw.html

Windows 2000の場合

次の手順に従って、環境変数を設定します。

1. コントロールパネルで、[システム]アイコンを選択します。
2. [詳細設定]タブをクリックします。
3. [環境変数]をクリックします。
4. [システム環境変数]の下で、[新規]をクリックします。
5. [変数名]に、「DHOST_JVM_MAX_HEAP 」を入力します(すべて大文字)。
6. [変数値]に、バイト数を入力します(デフォルト値は16000000)。
7. 各ダイアログで[OK]をクリックして、ダイアログを閉じます。

Solarisの場合

次の環境変数を設定する必要があります。

1. DHOST_JVM_INITIAL_HEAP
2. DHOST_JVM_MAX_HEAP

これらの変数を、初期ヒープサイズと最大Javaヒープサイズのそれぞれについて、目的の値(十進バイト数)に設定します。
環境変数を設定するには、シェルプロンプトで、次のように入力します。

$ =
$ export

Linuxの場合

JVMパラメータ(DirXML 1.1用)の設定

広範なJava環境オプションについては、TID 10065331を参照してください。

"-Xss"パラメータを使用すると、ネイティブJapaスタックサイズを、必要に応じて400KBから1MBまたは2MBまで増大できます。このネイティブサイズは、DirXML.のスレッド当たりのメモリ量です。

次のコードは、/etc/init.d/ndsdファイルからのクリップです。このクリップは、ファイルの冒頭に挿入され、DIRXML 1.1のみ実行するdhostの異常終了を解決します。(引用が必要)

DIRXML 1.1 設定

########################################
# 変数で、DirXMLドライバ用のJVMにヒープスペースを割り当てます。
# システムが持つメモリ以上のメモリを割り当てないように注意してください。システムより大きいメモリを割り当てると、
# ドライバが、ndsdでコアダンプを発生させます。
# この設定の対象になるのは、
# DirXMLドライバをホストするシステムだけです。これらは、バイト単位で設定します。
#
DHOST_JVM_INITIAL_HEAP=100000000
DHOST_JVM_MAX_HEAP=200000000
DHOST_JVM_OPTIONS="-Xss1m -XX:-UseCompilerSafepoints"
export DHOST_JVM_INITIAL_HEAP DHOST_JVM_MAX_HEAP DHOST_JVM_OPTIONS
#
# DirXMLヒープサイズを増大する設定の終わり
########################################

JVMパラメータ(DirXML 1.1a用)の設定

次のコードは、/etc/init.d/ndsdファイルからのクリップです。このクリップは、ファイルの冒頭に挿入され、DIRXML 1.1aのみ実行するdhost異常終了を解決します。

DIRXML 1.1a 設定

########################################
# 変数で、DirXMLドライバ用のJVMにヒープスペースを割り当てます。
# システムが持つメモリ以上のメモリを割り当てないように注意してください。システムより大きいメモリを割り当てると、
# ドライバが、ndsdでコアダンプを発生させます。
# この設定の対象になるのは、
# DirXMLドライバをホストするシステムだけです。これらは、バイト単位で設定します。
#
DHOST_JVM_INITIAL_HEAP=100000000
DHOST_JVM_MAX_HEAP=200000000
DHOST_JVM_OPTIONS=-Xss1m
export DHOST_JVM_INITIAL_HEAP DHOST_JVM_MAX_HEAP DHOST_JVM_OPTIONS
#
# DirXMLヒープサイズを増大する設定の終わり
########################################


すでにexport行が存在する場合は、その行の末尾にDHOST_JVM_OPTIONSを追加するだけで済みます。ndsdファイルに、すでにexport行がある場合は、export行を追加しないように注意してください。

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  • ドキュメントID: 3732231
  • 作成年月日: 23-JAN-2008
  • 修正年月日: 24-DEC-2008
  • ドキュメントリビジョン:
  • 分類:
  • 対象NOVELL製品およびバージョン: Identity Manager
  • カテゴリ: