YUPからSMTへのマイグレーション

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環境

Novell SUSE Linux Enterprise Server 10
Novell SUSE Linux Enterprise Desktop 10
Novell SUSE Linux Enterprise 10ソフトウェア開発キット(SLE SDK 10)
サブスクリプション管理ツール

問題の状況

NovellアップデートサービスからSLE 10のパッケージアップデートをミラーリングするのに使用していたYUP(Yum Update Proxy、TID 3065146を参照)を、SMT(Sub cription Management Tool、http://www.novell.com/linux/smt/を参照)に切り替えたい場合があります。その場合、それまでYUPでダウンロードしていたソフトウェアリポジトリを再利用したいことがあります。そうすれば、Novellアップデートサーバとのパッチの初期同期の際の時間と帯域幅が節約されます。

解決策

以前にYUPでダウンロードしたSLE10パッチを再利用するには、次の手順に従います。

1. SMTのインストールを完了します。
   
2. SMTでカタログをミラーリングされるようにします。たとえば、次のようにします。
   
   smt-catalogs -e SLES10-SP2-Online sles-10-i586
   smt-catalogs -e SLES10-SP2-Updates sles-10-i586


3. smt-mirrorのドライランを実行して、repoディレクトリを作成します。
   
   smt-mirror -d --dryrun -L /var/log/smt-mirror.log
   
   上記の2つのカタログを使用し、デフォルトのMirrorToを使用する場合、次のものが作成されます。
   
   /srv/www/htdocs/repo/repoindex.xml
   /srv/www/htdocs/repo/$RCE/SLES10-SP2-Online/
   /srv/www/htdocs/repo/$RCE/SLES10-SP2-Updates/


4. YUPリポジトリからSMTリポジトリに、リポジトリをコピーできるようになります。たとえば、次のようにします。
   
   cp -va /SLE10_YUP/SLES10-SP2-Online/* ¥ /srv/www/htdocs/repo/¥$RCE/SLES10-SP2-Online/
   cp -va /SLE10_YUP/SLES10-SP2-Updates/* ¥ /srv/www/htdocs/repo/¥$RCE/SLES10-SP2-Updates/


5. 「smt-mirror」を通常どおり実行し、リポジトリのデータを準備します。
   
   smt-mirror -d -L /var/log/smt-mirror.log
   
   これにより、次のようなエラーが表示されます。
   
   「repomd.xmlは同じですが、リポジトリが有効ではありません。ミラーリングを開始します。」
   
   YUPでミラーリングされたRPMの一部は上書きされることがあることに注意してください。ただし、以前にダウンロードしたカタログを再利用すると、初期ミラーリングにおける時間が短縮されます。

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