シングルユーザモードまたはその他の実行レベルで起動する方法

This document (7001985) is provided subject to the disclaimer at the end of this document.

環境

Novell Open Enterprise Server 2 (OES 2)
Novell Open Enterprise Server 1 (OES 1)
Novell openSUSE
Novell SUSE Linux Enterprise Server 10
Novell SUSE Linux Enterprise Server 9
Novell SUSE Linux Enterprise Desktop 10

問題の状況

ある種の状況では、システムをシングルユーザまたはその他の実行レベルで起動する必要があります。

解決策

SUSE Linuxでは、実行レベルが異なる場合でもサーバの起動方法は同一です。SLE 10と11はSLE 9の手法をサポートします。

SLE 9
ブートローダ画面が表示されたら、次のように入力します。

• シングルユーザモードの場合は「single」
• Xを起動する必要がある実行レベル番号として、「init X」
• より高度なレスキュー方法と、initまたはinittabが不良な場合、「/bin/bash」
  

SLE 10および11
ブートローダ画面が表示されたら、次のように入力します。

• シングルユーザモードの場合は「s」または「single」
• Xを起動する必要がある実行レベル番号として、「X」または「init X」
• より高度なレスキュー方法と、initまたはinittabが不良な場合、「/bin/bash」

Xen並行仮想化SLE(全バージョン)、最初の方法
この方法では、レガシインストールファイルを使用します。「YaST」、「virt-manager」、「xm commands」によって管理対象ドメインに行われたハードウェア変更は表示されません。「DOMU」を使用するDomUの名前に置換します。

1. /etc/xen/vmに移動します。
2. インストールファイルを見つけます。通常は、Xen DomUの名前です。
3. "xm create"コマンドを使用します。(-cはコンソールに接続し、xencons=xvc0はSLES 10 SP1以降、およびSLES 9 SP4のXenフレームバッファを使用します。SLES 10にはxencons=ttyを使用します)
   
   xm create -c DOMU extra=" init 1 xencons=xvc0"
4. 変更した後、DomUをシャットダウンします。
5. DomUを通常通り起動します。
   

Xen並行仮想化SLE (全バージョン)、2つ目の方法
この方法では、XenStoreの管理対象ドメイン構成ストアを使用します。この方法は、「YaST」、「virt-manager」または「xm commands」を使用してハードウェア変更が行われた場合に使用します。どの方法を使用するか不明な場合は、この方法を使用してください。DOMUを使用するDomUの名前に置換します。

1. DomUの設定をエクスポートします。
   xm list -l DOMU > domu.py
2. "xm create"コマンドを使用してDomUを起動します。(-cはコンソールに接続し、xencons=xvc0はSLES 10 SP1以降、およびSLES 9 SP4のXenフレームバッファを使用します。SLES 10にはxencons=ttyを使用します)
   xm create -c -F domu.py extra="  single xencons=xvc0"
3. 変更した後、DomUをシャットダウンします。
4. DomUを通常通り起動します。
   

共通事項
SLESの全バージョンで、シングルユーザモードに起動すると、ユーザにrootパスワードの入力が求められます。

追加情報

Disclaimer

この情報は、米国Novell, Inc.およびノベル株式会社の内外から発生したものです。本文書の内容または本文書を使用した結果について、いかなる保証、表明または約束も行っていません。また、本文書の商品性、および特定目的への適合性について、いかなる黙示の保証も否認し、排除します。

本文書に記載されている会社名、製品名はそれぞれ各社の商品、商標または登録商標です。