Novell DirXMLスタータパックの概要

今日のビジネスは、多数の独立したシステムでユーザアカウントを管理するという難問を抱えています。ユーザアカウントを個別に作成および管理すると、コストが増加し、データ同期に関するエラーが発生しやすくなります。

DirXML®は、Novell® eDirectoryTMを利用して、アプリケーション、データベース、およびディレクトリ間で情報を同期、変換、および配布するためのデータ共有ソリューションです。

Novell Nterprise Linux Servicesに含まれるソリューションでは、NTドメイン、Active Directory、およびeDirectory内の情報を同期させる機能のライセンスが付与されます。また、PeopleSoft*、GroupWise®、Lotus Notes*などのその他のシステムの評価用ドライバが複数用意されており、他システムでのデータ同期を試すことができます。

あるシステムのデータに変更が加えられると、DirXMLはそれを検出し、定義されたビジネスポリシーに基づいて、接続されている他のシステムに伝達します。DirXMLのルールとスタイルシートを使用することにより、これらのシステムのいずれかをすべてまたは一部のデータに対する信頼情報ソースにしたり、データ変更の更新処理を各システムが等しく担当するように設定することができます。

また、このソリューションではユーザパスワードを同期させることもできます。PasswordSyncを使用すると、ユーザは1つのパスワードを記憶しておけば、どのシステムにもログインできるようになります。管理者は任意のシステムでパスワードを管理でき、これらの環境のいずれかでパスワードが変更されると、すべての環境でパスワードが更新されます。

このセクションでは、DirXMLデータ共有モデル、およびeDirectoryと他アプリケーションの間のデータフローおよびオブジェクト配置について説明します。