SASL-GSSAPIをインストールすると、SASL-GSSAPIが他のSASL方式と共にrootDSEのsupportedSASLMechanisms属性に追加されます。
LDAPサーバは、SASLに問い合わせて環境設定時にインストールしたメカニズムを検索し、インストールされたメカニズムを自動でサポートします。また、supportedSASLMechanisms属性を使ってrootDSEで現在サポートされているSASLメカニズムをレポートします。
そのため、GSSAPIをインストールすると、GSSAPIがデフォルトのメカニズムになります。
ただし、明示的にSASL GSSAPIメカニズムを使用してLDAPの操作を行う場合は、コマンドラインでGSSAPIを指定できます。
たとえば、OpenLDAPでGSSAPIメカニズムを使用して検索を行うには、次のように入力します。
ldapsearch -Y GSSAPI -h 164.99.146.48 -b "" -s base