バックリンク処理の強制実行

Novell eDirectoryにアップグレードすると内部eDirectory識別情報が変わるため、オブジェクトの整合性を保つために、バックリンクされたオブジェクトを更新するバックリンク処理を行う必要があります。

バックリンクでは、他のサーバ上のオブジェクトへの外部参照が追跡されます。バックリンク処理は、サーバ上の各外部参照について、実オブジェクトが正しい位置に存在することを確認するほか、マスタレプリカのすべてのバックリンク属性を確認します。バックリンク処理はローカルデータベースがオープンされた2時間後に実行され、その後780分(13時間)ごとに実行されます。実行間隔には、2分から10,080分(7日)までの任意の値を設定できます。

eDirectoryに移行後、サーバコンソールから次のコマンドを発行して、強制的にバックリンクを実行することをお勧めします。バックリンク処理の実行は、レプリカが存在しないサーバ上では特に重要です。

  1. サーバコンソールで、「set dstrace=on」と入力します。

  2. set dstrace=+blink」と入力します。

  3. set dstrace=*b」と入力します。

  4. 処理が完了したら、「set dstrace=off」と入力します。