HTTPトンネル機能では、HTTPを通してトンネルすることにより、インターネットのクライアントがファイアウォール内で実行されるサーバと対話できるようにします。この機能を有効にするために、クライアントおよびサーバコードを変更する必要はありません。制限:クライアントとサーバの間の通信は一方通行です。サーバはクライアントが指定するオブジェクトを呼び出すことはできません。また、IIOP/SSLを必要とするオブジェクトへのすべての要求は、トンネルを使用せずに直接送信されます。そのようなオブジェクトにアクセスできない場合、通信の例外が生じる場合があります。
HTTPトンネルサーブレットのインストール
ORBのHTTPトンネル機能は、サーブレットとして実装されます。このサーブレットは、ファイアウォールを通してアクセス可能なアプリケーション/Webサーバにインストールする必要があります。次の表はJ2EE Webアプリケーションアーカイブ(WAR)内で使用するサンプルweb.xmlファイルを示します。
<!DOCTYPE web-app
PUBLIC "-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Web Application 2.2//EN"
"http://java.sun.com/j2ee/dtds/web-app_2_2.dtd"><web-app>
<display-name>HTTP Tunnel Servlet</display-name>
<description>
HTTP Tunnel Servlet.
</description><servlet>
<servlet-name>HttpTunnelServlet</servlet-name>
<servlet-class>com.sssw.jbroker.transport.proxy.HttpTunnelServlet</servlet-class>
</servlet><servlet-mapping>
<servlet-name>HttpTunnelServlet</servlet-name>
<url-pattern>/gateway</url-pattern>
</servlet-mapping></web-app>
HTTPトンネルのクライアントの有効化
クライアントORBは、ORBHttpTunnelURLORBプロパティがHTTPトンネルサーブレットのインストール場所であるURLに設定されている状態で作成する必要があります。 たとえば、サーブレットがURL http://www.acme.org/orb/gatewayにインストールされている場合、クライアントプログラムを開始すると、すべてのトラフィックがサーブレットを通じてトンネルされます。java -J-DORBHttpTunnelURL=http://www.acme.org/orb/gateway MyClient
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