rmi2soap- Novell exteNd WSSDK RMIからSOAPへのコンパイラ

rmi2soapは、Novell exteNd WebサービスSDK RMIからSOAPへのコンパイラです。

概要

rmi2soap [options] package-qualified-class-name(s)

ここで、optionsには、次が含まれます。
    -action <uri>        SOAPアクションを指定します
    -addr <url>          サービスのバインディングを指定します
    -attachment <method:arg[n|result]> メソッドの引数を添付ファイルとして指定します
    -classpath <path>    ユーザクラスファイルの検索場所を指定します
    -clienthandler <class> クライアントで登録されるハンドラです
    -document            ドキュメントスタイルです(デフォルトはrpc)
    -ds <directory>      生成されたソースファイルの宛先ディレクトリです
    -encoding <uri>     encodingStyleを指定します
    -gencallclient       webサービスのコールベースのサンプルクライアントを生成します
    -genclient           webサービスのサンプルクライアントを生成します
    -genserver           webサービスのコールベースのサンプルサーバを生成します
    -header <method:arg[n|result]> メソッドの引数をヘッダ部分として指定します
    -help                メッセージを出力します
    -J<vm flag>          引数をjavaインタープリタに渡します
    -keep                生成されたソースファイルを削除しません
    -keepgenerated      -keepと同じです
    -literal            リテラル使用です(デフォルトはエンコードされます)
    -mdb                message driven beanスケルトンを生成します
    -nocompile           生成されたソースファイルをコンパイルしません
    -nomarshalers       marshalerを生成しません
    -noserv             サービスインタフェースを生成しません
    -noskel             スケルトンを生成しません
    -nostub             スタブを生成しません
    -notie              TIEベースのスケルトンを生成しません
    -pkgns <pkg> <ns>   パッケージ「pkg」をネームスペース「ns」にマップします
    -serverhandler <class>サーバで登録されたハンドラです
    -servicename <name> 生成されたサービス名を指定します
    -servimplext <ext>  サービス実装名に追加される拡張子です
    -transport <uri>    転送URIを指定します
    -typemapping <file> ファイルからタイプマッピングをロードします
    -verbose            verboseモードをオンにします
    -version             バージョンを表示し、情報を作成します
    -wsdllocation <url> getWSDLDocumentLocation()で戻されるURLです
    -xmlns <ns>         インタフェースのXMLネームスペースを指定します
    -xsd <uri>          XMLスキーマURIを指定します
java-compiler options:
    java-compiler options:
    -classpath <path>   ユーザクラスファイルの場所を指定します
    -d <directory>      クラスの宛先ディレクトリです
    -depend              コンパイラはコンパイラの依存関係を考慮します
    -g                   デバッグ情報の生成を可能にします
    -nowarn             Javaコンパイラから警告を発しません
    -O                   最適化コードを生成します
 

説明

rmi2soapコンパイラはJava RMI (Rmote Interfaces)をSOAPスタブおよびスケルトンに変換します。 このコンパイラは通常Java RMIに基づいてWebサービスを呼び出す、または実装するためにスタブおよびスケルトンを必要とする開発者が使用します。 WSDLが利用可能な場合、開発者は通常wsdl2javaコンパイラを使用することを希望します。

オプション

-action <uri>
SOAPActionの指定されたURIを使用します。
-addr <url>
サービスのデフォルトエンドポイントアドレスです。 このオプションを使用する場合、生成されたスタブはデフォルト設定によってエンドポイントアドレスにあるWebサービスで起動します。
-attachment <method:arg[n | result]>
特定引数またはメソッドの戻り値を生成されたSOAPメッセージの添付ファイルに指定します。 methodはメソッド名、arg0はメソッドの最初のパラメータ、arg(n-1)はメソッドの最後のパラメータで、resultはメソッドの戻り値です。 -attachmentフラグを指定された各パラメータ用に一度使用します。
-classpath
生成されたJavaファイルをコンパイルする際、使用可能なclasspathをjavaコンパイラ(javac)に設定します。
-clienthandler <class>
指定されたclass をクライアントのJAX-RPCハンドラとして登録します。 -clienthandlerフラグをクライアントの登録をする各ハンドラ用に一度使用します。
-document
バインディングスタイルをrpcの代わりにdocumentに設定します。 デフォルト設定として、rmi2wsdlコンパイラはrpcスタイルのSOAPバイディングを生成します。
-ds <directory>
生成されたJavaファイルを指定されたディレクトリに出力します。 ディレクトリがない場合は自動的に作成されます。 このオプションは-keepオプションと一緒に使用する場合のみ有効です。
-encoding <uri>
指定されたエンコードスタイルのURIを使用します。
-gencallclient
このフラグによってコンパイラはWebサービスの起動に使用できるコールAPIを利用するサンプルクライアントを生成します。
-genclient
このフラグによってコンパイラはWebサービスの起動に使用できるサンプルクライアントを生成します。
-genserver
このフラグによってコンパイラはWebサービスのサンプルサーバ実装を生成します。
-header <method:arg[n | result]>
特定引数またはメソッドの戻り値を生成されたSOAPメッセージのヘッダで保持するよう指定します。 methodはメソッド名、arg0はメソッドの最初のパラメータ、arg(n-1)はメソッドの最後のパラメータで、resultはメソッドの戻り値です。 -headerフラグを指定された各パラメータ用に一度使用します。
-help
コマンドシンタックスを出力します。
-J<vm flag>
フラグをjvmへ渡します。 たとえば、J-Xms100mはjava2rmi実行時、最大ヒープサイズを100MBに設定します。
-keep
rmi2soapコンパイラで生成されたソースファイルを保持します。 通常、開発者は生成されたスタブおよびスケルトンを必要としないため、このソースファイルはデフォルトで削除されます。
-keepgenerated
-keepと同じです。
-literal
SOAPバインディングのメッセージとしてencodedの代わりにliteralを使用します。 デフォルト設定としてrmi2soapコンパイラはエンコードメッセージ定義を生成します。
-mdb
コンパイラにServletベースのスケルトンの変わりにMessage Driven Beanベースのスケルトンを生成するよう指示します。 skeletonクラスはjavax.ejb.MessageDrivenBeanおよびjava.jms.MessageListenerインタフェースを通常のjavax.servlet.http.HttpServletクラスの代わりに実装します。
-nocompile
生成されたJavaソースをクラスファイルにコンパイルしません。 このオプションは通常-keepオプションと一緒に使用します。
-nomarshalers
rmi2soapコンパイラにmarshalerクラスを生成しないよう指示します。
-noserv
rmi2soapコンパイラにserviceクラスを生成しないよう指示します。 このオプションはserviceインタフェースを使用しないサーバ側の実装に使用されます。
-noskel
コンパイラにスケルトンを生成しないよう指示します。 このオプションは通常Webサービスのクライアントアプリケーションを実装する一方、Webサービス自身の実装を必要としない開発者が使用します。
-nostub
コンパイラにスタブを生成しないよう指示します。 このオプションは、Webサービスの実装を希望する一方でWebサービスの呼び出しは要求しない開発者が使用します。
-notie
コンパイラにtieクラスを生成しないよう指示します。 tieクラスはWebサービスの開発者が使用する高度なサーバ側の構成体で、別のJavaクラスへ委任できます。
-pkgns <pkg> <ns>
指定されたJava package名をネームスペースへマップします。 このフラグを各マッピングに一度使用します。
-serverhandler <class>
指定されたclassをサーバのJAX-RPCハンドラとして登録します。 -serverhandlerフラグをサーバの登録をする各ハンドラ用に一度使用します。
-servicename <name>
生成されたServiceクラスの指定されたnameを使用します。 デフォルトのServiceクラス名は「Service」をインタフェース名に追加して取得します。
-servimplext <ext>
指定されたext をService Implementationクラス名の拡張子として使用します。 デフォルト拡張子は「_Impl」です。
-transport <uri>
指定された転送URIを使用します。
-typemapping <file>
タイプマッピングをfileからロードします。 この引数は複数回指定できます。
-verbose
コンパイルについての詳細を出力します。
-version
Novell exteNd WSSDKのバージョンおよび作成情報を出力します。.
-wsdllocation  <url>
サービスのgetWSDLDocumentLocation()メソッドによって戻るURLを指定します。
-xmlns <ns>
nsを生成されたスタブおよびスケルトンによって作成されたSOAPメッセージのtargetNamespaceとして使用します。 SOAPメッセージがネットワークで開始される場合、メソッド名およびパラメータ名はSOAPメッセージのネームスペースまで検索されます。
-xsd <uri>
uriを送信SOAPメッセージのXMLスキーマ文字列として使用します。 デフォルト値は"http://www.w3.org/1999/XMLSchema"です。

JAVAコンパイラオプション

-classpath
生成されたJavaファイルをコンパイルする際、使用可能なclasspathをjavaコンパイラ(javac)に設定します。
-d <directory>
コンパイルされたクラスファイルの出力ディレクトリを設定します。 ディレクトリがない場合は自動的に作成されます。 ソースファイルのパッケージによって、追加ディレクトリが出力ディレクトリの下に作成されます。
-depend
javacコンパイラに依存関係を考慮させます。
-g
デバック情報の生成を有効にします。
-nowarn
javacコンパイラから警告メッセージは発生しません。
-O
最適化コードを作成します。

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