19.2 パスワードポートレットについて

パスワードセルフサービスおよびユーザ認証機能をIdentity Managerユーザアプリケーションに実装するには、次のポートレットを使用します。

ポートレット

説明

セクション 19.3, 「IDMログイン」ポートレット

「IDMログイン」はユニバーサルパスワード、パスワードポリシー、およびNMASを通してIdentity Managerでサポートされる堅牢なユーザ認証を提供します。「IDMログイン」ポートレットはログイン処理中、必要に応じて他のパスワードポートレットにリダイレクトします。

セクション 19.4, 「IDM本人確認の回答」ポートレット

このセルフサービスポートレットで次のことを実行できます。

  • 管理者が定義する本人確認への有効な回答の設定、およびユーザが定義する本人確認の質問および回答の設定
  • 管理者が定義する本人確認の質問への有効な回答の変更、およびユーザが定義する本人確認の質問および回答の変更

セクション 19.5, 「IDMヒントの設定」ポートレット

セルフサービスポートレットでは、パスワードのヒントを設定または変更できます。パスワードのヒントとは、ユーザがパスワードを忘れた場合の手がかりとして表示または電子メール送信されるヒントです。

セクション 19.6, 「IDMパスワードの変更」ポートレット

このセルフサービスポートレットを使用すると、ユーザは、割り当てられたパスワードポリシーに従って、ユニバーサルパスワードを変更(リセット)できます。ポリシーを使用して、新しいパスワードが準拠すべきルールが示されます。

ユニバーサルパスワードが有効になっていない場合、このポートレットがユーザのeDirectory(シンプル)パスワードを変更します。このとき、ユーザのパスワード制限が適用されます。

セクション 19.7, 「IDMパスワードを忘れた場合」ポートレット

このセルフサービスポートレットは、本人確認の回答による認証を使用して、ユーザがパスワードについての情報を(NMASから)取得できるようにします。結果は割り当てられたパスワードポリシーにより異なりますが、次にその例を示します。

  • 画面上でのユーザのパスワードヒントの表示
  • ユーザへのヒントの電子メール送信
  • ユーザへのパスワードの電子メール送信
  • パスワードのリセット(変更)を促すメッセージの表示

19.2.1 パスワードセルフサービスポートレットのモード

パスワードセルフサービスポートレット(IDM本人確認の回答、IDMヒントの設定、およびIDMパスードの変更)は、次の2つのモードで動作します。

モード

説明

ランタイム時の動作

スタンドアロンモード

ポートレットは、共有ページ上にスタンドアロンで実行されます。

  • ポートレットの実行に成功した場合、操作を再実行するためのリンクおよび成功メッセージが表示されます。
  • ポートレットの実行に失敗した場合、エラーメッセージが既存のフォームで表示されます。

委任モード

ポートレットはログイン時の検証チェックの結果として、ページに表示されます。

  • ポートレットの実行に成功した場合、新しいポートレットまたはユーザアプリケーションのメインページにリダイレクトされます。成功メッセージは表示されません。
  • ポートレットの実行に失敗した場合、エラーメッセージが既存のフォームで表示されます。