13.2 OESファイルストレージの計画

以降のセクションは、OESネットワークのストレージ計画に役立てることができます。

13.2.1 ディレクトリ構造

Linux: OES 2 Linux上で必要なディレクトリ構造について計画する際には、『OES 2: File Systems Management Guide』のUnderstanding Directory Structures in Linux Traditional File Systemsを参照してください。

Netware: OES 2 NetWare上で必要なディレクトリ構造について計画する際には、『OES 2: File Systems Management Guide』のPlanning Directory Structures for NetWareを参照してください。

13.2.2 ファイルサービスのサポートに関する注意事項

図 13-2は、どのファイルサービスがどのボリュームタイプにアクセスできるかを示します。

図 13-2 ボリュームタイプに対してサポートされているファイルサービス

13.2.3 データストレージに関する一般要件

適切なストレージソリューションを見つけるには、データストレージ要件の洗い出しが必要です。お持ちの要件を、『OES 2: Storage and File Services Overview』のStorage Solutionに記述された内容と比較することをお勧めします。

13.2.4 NSS計画時の注意事項

NSS計画時には次のことを考慮します。

デバイスのサイズ制限

NSSに認識される論理デバイスまたは物理デバイスの最大サイズは、 2テラバイト(TB)です。ストレージディスクが2テラバイト(TB)より大きい場合は、ストレージデバイス管理ユーティリティを使用してディスクを小さい論理デバイスに分割し、NSSファイルシステムで使用できるようにします。

論理デバイスへの分割は、Linux上のNSSボリュームについて計画する際には特に重要です。従来型Linuxボリュームのサイズ制限は8テラバイトであるためです。

他のNSS計画に関するトピック

前提条件、セキュリティ考慮事項、およびLinuxとNetWare間のボリューム移動など、NSSボリュームについて計画する場合は、『OES 2: NSS File System Administration Guide』のPlanning for NSS Storage Solutionsを参照してください。