11.3 OESユーティリティとツール

Novell® OES 2には、いくつかの管理ユーティリティが備わり、これらを使用して、eDirectory™の設定および管理からネットワークサービスやオープンソースソフトウェアの設定に至るまで、ネットワーク内のすべてを管理できます。この節では、よく使用されるユーティリティを一覧にし、それらを概説します。

すべてのOES管理は可能な限りブラウザベースのツールで実施することをお勧めします。ブラウザベースのツールを使用すると、さまざまなタスクの実行に必要なすべてのシステムコマンドを見落とすことなく、正しい順序で確実に実行できます。

表 11-1」は、OES管理ツールに関する情報へアクセスするためのクイックリファレンスです。一覧表示されている各タスクの処理手順は、管理ガイド、または各ツールで管理するサービスのマニュアルで説明します。

表 11-1 OES管理ツールのクイックリファレンス

ツール

仕事

アクセス方法またはURL/ユーザ名

メモ

Apache Manager

  • 任意のプラットフォーム上の1つ以上のApache Webサーバを単一の管理インタフェースから制御します。

  • 設定エラーが大幅に減少します。

初期ページからApache Managerにアクセスする

  1. サーバのURLを指定して、OES 2 NetWareサーバの初期ページを開きます。たとえば、「http://myserver.example.com」と入力します。

  2. eDirectoryの管理者ユーザとしてログインします。

  3. 左側のフレームで、[オープンソース]の横のアイコンをクリックし、[Apache 2.0]をクリックします。

  4. Apache 2.0の初期ページがロードされたら、右上のリンクボックスで、[シングルApacheサーバを管理する]または[マルチApacheサーバを管理する]をクリックします。

NetWareからしか実行できませんが、複数のプラットフォーム上のApache Webサーバを設定できます。

Apache Managerの使用方法については、『Apache Web Server for NetWare Administration Guide for OES』を参照してください。

bash (Linux)

  • Linux Serverを管理します。

  • サーバで実行されている複数のサービスを管理します。

Linuxサーバでコマンドプロンプトにアクセスします。

bashの概要や使用方法などの詳細については、Webを検索してください。シェルの使用方法に関する多くの記事やチュートリアルが見つかります。

BASH (NetWare)

  • BASHコマンドのサブセットを実行します。

NetWareのコンソールプロンプトでシェルを開始するには、次のように入力します。

bash.nlm

NetWare上でのBASHコマンドの詳細な使用方法については、マニュアルページを参照してください。シェルプロンプトで次のように入力します。

man bash

詳細については、『OES 2: Utilities Reference』のBASHを参照してください。

このバージョンのNetWare用BASHのソースファイルは、forge.novell.comから入手できます。

ConsoleOne® (NetWare)

  • eDirectoryのオブジェクト、スキーマ、パーティション、およびレプリカを管理します。

  • NetWareサーバリソースを管理します。

  1. 次のいずれかを行います。ワークステーションから、ドライブをサーバにマップして、sys:\public\mgmt\consoleone\1.2\binからconsoleone.exeを実行します。あるいは、NetWareサーバコンソールから、[Novell]メニューをクリックし、オプションリストから[ConsoleOne]を選択します。

  2. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

重要:iManager 2.7を実行しているサーバでConsoleOneを実行している場合は、ConsoleOne 1.3.6h以降をインストールする必要があります。それ以前のバージョンでは、iManagerでJClientエラーが起こります。

ConsoleOneの詳細については、『ConsoleOne 1.3.x User Guide』を参照してください。

Health Monitoring Services

  • LinuxまたはNetWareサーバのヘルス状態を監視します。

  1. サポートされているWebブラウザで、http://IP_Address:8080と入力し、Novellリモートマネージャにアクセスします。

  2. eDirectoryの管理者ユーザ名およびパスワードを指定するか、Linuxでは、必要に応じてrootユーザおよびパスワードが使用できます。

  3. 診断サーバ]の下の[ヘルスモニタ]をクリックします。

いずれのプラットフォームでも、管理者以外またはroot以外のユーザは機能が限定されます。

Linux上のNRMでは、NetWare上のNRMに含まれる機能の一部が含まれていません。

詳細については、『OES 2: Novell Remote Manager for NetWare Administration Guide』または『OES 2: Novell Remote Manager Administration Guide for Linux』を参照してください。

OES 2 LinuxのHealth Monitoring Servicesは、WBEM (Web-Based Enterprise Management)イニシアチブが提供するCIM (Common Information Model)を使用します。WBEMの詳細については、「DMTF Webサイト」を参照してください。

iManager 2.7

  • 他のさまざまな管理ツールやプラグインにアクセスします。

  • OESネットワークサービスを設定します。

  • ユーザ、グループ、その他のオブジェクトを作成および管理します。

  • RBS (役割ベースサービス)を使用して管理を委任します。

  • eDirectoryのオブジェクト、スキーマ、パーティション、およびレプリカを管理します。

  • NetWare 6.5サーバを管理します。

  • OES 2サービスを管理します。

  • Novell eDirectoryツリーを設定および管理します。

  1. サポートされているWebブラウザ」で、次のURLを入力します。

    http:// IP_or_DNS/iManager.html

  2. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

SSL接続(HTTPS)が必要です。

HTTPとHTTPSの両方の要求でSSL接続が確立されます。

iManagerの使用方法の詳細については、『Novell iManager 2.7 Administration Guide』を参照してください。

iManager Workstation」も参照してください。

iManagerワークステーション(旧Mobile iManager)

  • eDirectoryを管理します。

  • ユーザ、グループ、その他のオブジェクトを作成および管理します。

  • OES 2サービスを管理します。

  • 他のさまざまな管理ツールやプラグインにアクセスします。

Linuxワークステーションでは、次の処理を実行します。

  1. 展開したiMan_25_Mobile_iManager_linux.tarディレクトリのbinディレクトリで、imanager.shを実行します。

  2. eDirectory管理者のユーザ名、パスワード、およびeDirectoryツリー名を使用してログインします。

Windowsワークステーションでは、次の処理を実行します。

  1. 展開したiMan_25_Mobile_iManager_winディレクトリのbinディレクトリで、imanager.batを実行します。

  2. eDirectory管理者のユーザ名、パスワード、およびeDirectoryツリー名を使用してログインします。

SSL接続(HTTPS)が必要です。

HTTPとHTTPSの両方の要求でSSL接続が確立されます。

iManagerワークステーションの使用方法の詳細については、『Novell iManager 2.7 Administration Guide』のStarting iManager Workstation on a Linux ClientおよびStarting iManager Workstation on the Windows Clientを参照してください。

iManagerも参照してください。

iMonitor

  • eDirectoryツリー内のすべてのサーバを監視および診断します。

  • eDirectoryのパーティション、レプリカ、およびサーバを確認します。

  • ツリー内で現在実行されているタスクを確認します。

  1. サポートされているWebブラウザで、次のURLを入力します。

    (NetWareの場合)http://IP_or_DNS:81/nds

    (Linuxの場合)https://IP_or_DNS:8030/nds

  2. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

iMonitorは、DSBrowse、DSTrace、DSDiagなどのツール、およびDSRepairで使用可能な診断機能に代わるWebベースの機能を提供します。

そのため、iMonitorの機能はサーバに重点を置いています。つまり、eDirectoryツリー全体ではなく、各eDirectoryエージェント(ディレクトリサービスの実行中のインスタンス)のヘルス状態をレポートします。

詳細については、『Novell eDirectory 8.8 Administration Guide』のUsing Novell iMonitor 2.4を参照してください。

INETCFG (NetWare)

  • ネットワークとサーバのTCP/IP通信を管理します。

  • IPアドレスを管理します。

  • NetWareサーバ上のボードをバインドします。

  1. NetWareシステムコンソールのプロンプトでinetcfg NLM™をロードします。

  2. サーバコンソールにアクセスします。

  3. コンソール画面に切り替えます。

詳細については、『OES 2: Utilities Reference』のINETCFGを参照してください。

IPアドレスマネージャ(NetWare)

  • NetWareサーバのIPアドレスを変更するときに、IPアドレスとアプリケーションの関連付けを管理します。

  • IPアドレスとポートの競合を解決します。

  1. サポートされているWebブラウザで、次のURLを入力します。

    https://IP_or_DNS:8009/ipmcfg

  2. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

詳細については、『OES 2: Novell IP Address Management for NetWare Administration Guide』を参照してください。

iPrint Map Designer

  • プリンタの選択とインストールを容易にするためのプリンタマップを作成します。

  • 既存のプリンタマップを編集します。

  1. サポートされているWebブラウザで、次のURLを入力します。

    http:// IP_or_DNS/ippdocs/maptool.htm

  2. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

OES 2 Linuxサーバの処理手順については、『OES 2: iPrint for Linux Administration Guide』のSetting Up Location-Based Printingを参照してください。

OES 2 NetWareサーバの処理手順については、『OES 2: iPrint Administration Guide for NetWare』のSetting Up Location-Based Printingを参照してください。

MySQL 4.0 (phpMyAdmin) (NetWare)

  • MySQLデータベースを作成および管理します。

  • プロセスを監視します。

  • データベースをエクスポートします。

  • ユーザアカウントを作成および管理します。

  1. サポートされているWebブラウザで、次のURLを入力します。

    https:// IP_or_DNS:2200/phpMyAdmin/index.php

  2. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

詳細については、『OES 2: Novell MySQL for NetWare Administration Guide』を参照してください。

NetStorageのWebインタフェース

  • ファイルシステムアクセスを管理します。

  • ファイルシステムの容量制限を管理します。

  • 削除したファイルをサルベージおよびパージします。

NetStorageのWebインタフェースを使用します。

管理者ユーザ(または同等のユーザ)は、NSSデータボリュームのディレクトリおよびユーザ割り当てを設定できます。また、NSSボリューム上のディレクトリとファイルのファイルシステムトラスティ、トラスティ権、および属性も設定できます。さらに、削除したファイルをサルベージしたりパージしたりできます。

詳細については、次のどちらかの文書を参照してください。

NetWareコマンドラインユーティリティ

  • NetWareオペレーティングシステムのすべてを管理および設定します。

  • NetWareがホストするネットワークサービスを管理します。

サーバコンソールまたはリモート接続を使用してコマンドを入力します。

詳細については、『OES 2: Utilities Reference』を参照してください。

Novell Client

  • ファイルシステムアクセスを管理します。

  • ファイルシステムの容量制限を管理します。

  • 削除したファイルをサルベージおよびパージします。

NovellのNアイコンを使用して、これらのタスクやその他のタスクにアクセスします。

管理者ユーザ(または同等のユーザ)は、NSSデータボリュームのディレクトリおよびユーザ割り当てを設定できます。また、NSSボリューム上のディレクトリとファイルのファイルシステムトラスティ、トラスティ権、および属性も設定できます。さらに、削除したファイルをサルベージしたりパージしたりできます。

詳細については、『Novell Client 4.91 for Windows XP/2003 Installation and Administration Guide』のManaging File Security and Passwordsを参照してください。

Novell iFolder® 3.6

  • iFolder 3.6のさまざまな機能を管理します。

  1. iManager 2.7で、[iFolder 3.6]をクリックし、[iFolder管理コンソールの起動]を選択します。

iFolder 3.6の管理の詳細については、『Novell iFolder 3.6 Administration Guide』の次の章を参照してください。

NRM (Novell Remote Manager)

  • 従来のNetWareファイルシステムおよびNetWare上のNSSファイルシステムのアクセスと属性を管理します。

  • NCP™サーバの管理(Linux)

  • NCPのNSSボリュームおよびNCPボリュームへの接続の管理(Linux)

  • Dynamic Storage Technologyの管理(Linux)

  • 従来のNetWareファイルシステムを管理します(NetWare)。

  • リモートロケーションからOES 2サーバーを管理します。

  • サーバのヘルスを監視します。

  • サーバ環境設定を変更します。

  • 診断とデバッグを実行します。

  • ボリュームインベントリの表示(Linux)

  1. サポートされているWebブラウザ」で、次のURLを入力します。

    https:// IP_or_DNS:8009

  2. 次のいずれかの操作を行います。NetWareでは、eDirectoryのユーザ名とパスワードを指定します。あるいは、Linuxでは、eDirectoryのユーザ名とパスワードまたはLinux (POSIX)ユーザ名とパスワードのいずれかを指定します。

どちらのプラットフォームでも、管理者以外またはルート以外のユーザは機能が限定されます。

Linux上のNRMでは、NetWare上のNRMに含まれる機能の一部が含まれていません。

詳細については、『OES 2: Novell Remote Manager for NetWare Administration Guide』または『OES 2: Novell Remote Manager Administration Guide for Linux』を参照してください。

NSSMU (NSS Management Utility)

  • Novell Storage Services™ファイルシステムを管理します。

NetWareシステムコンソールのプロンプトで、次の処理を実行します。

  1. NSSMU NLMをロードします。

  2. サーバコンソールにアクセスします。

  3. コンソール画面に切り替えます。

Linuxのコマンドプロンプトで、次の処理を実行します。

  1. 次のコマンドを入力してNSSMUをロードします。

    /opt/novell/nss/sbin/nssmu

NSSMU (NSS Management Utility)は、NSS (Novell Storage System)の論理ファイルシステムを管理するためのサーバコンソールアプリケーションです。

LinuxのNSSMUのスナップショット機能は、NetWareのNSSMUでは使用できません。LinuxのNetWareのスナップショットを作成するためには、iManagerを使用します。

詳細については、『OES 2: NSS File System Administration Guide』のNSS Management Utility (NSSMU) Quick Referenceを参照してください。

OpenSSH (クライアントアクセス)

  • リモートサーバに対してコマンドを安全に実行します。

  • SSHユーティリティを使用して、他のサーバとの間でファイルやディレクトリを安全にコピーします。

好みのSSHクライアントを使用してサーバに接続します。

Linuxでは、OpenSSHはデフォルトでインストールされ、LUM対応サービスとしてeDirectoryユーザによってアクセスされます。詳細については、セクション 11.4, OES 2 Linux上のSSHサービスを参照してください。

OES 2 NetWareでは、サーバコンソールでsshd.nlmをロードします。

ネットワーク上のワークステーションからOpenSSHを使用するには、PuTTyなどのサードパーティ製のSSHユーティリティをダウンロードしてください。詳細については、『OpenSSH Administration Guide 』のSetting Up SSH at Workstationsを参照してください。

OpenSSH (Linux)

  • OpenSSHを使用して、SLES 10 SP1 (OES 2)サーバを管理します。

  1. 標準SSH接続および管理オプションを使用します。

要件:

OpenSSH拡張管理(NetWare)

  • OpenSSHサーバをサーバグループとして管理します。

  1. サポートされているWebブラウザ」で、次のURLを入力します。

    https://IP_or_DNS:2200/sshdadmin/main.htm

  2. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

詳細については、『OpenSSH Administration Guide』のSetting Up OpenSSH in Your Networkを参照してください。

OpenSSH簡易管理(NetWare)

  • 単一のOpenSSHサーバのすべてを管理します。

  1. サポートされているWebブラウザ」で、次のURLを入力します。

    https://IP_or_DNS:2200/sshdadmin/WebMan?file=webman.xml

  2. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

詳細については、『OpenSSH Administration Guide』のSetting Up OpenSSH in Your Networkを参照してください。

OpenWBEM

  • 特定のプロバイダが提供するタスクを実行します。

NetWareでは、「sys\system\cimom\etc\openwbem\openwbem.conf」にアクセスします。

Linuxでは、/etc/openwbemにアクセスします。

詳細については、『OES 2: OpenWBEM Services Administration Guide』を参照してください。

Perl

Larry Wallが開発したプログラミング言語で、次の特長があります。

  • シェルスクリプトプログラムよりも実行が高速です。

  • バイナリファイルを読み書きします。

  • 大規模なファイルを処理します。

  • CGIアプリケーションをすばやく開発できます。

Linuxでは、関連RPMファイルをインストールします。

NetWareの場合は、Novell Developer Webサイトの手順を参照にしてください。

Perlの概要や使用方法などの詳細については、Webを検索してください。この強力で汎用性の高いプログラミング言語の使用方法に関する多くの記事やチュートリアルが見つかります。

QuickFinder™サーバマネージャ

  • Webサイトまたは接続されているファイルシステムの検索インデックスを作成します。

  • 企業のデザインに合わせて、検索ダイアログの外観を変更します。HTML、XML、PDF、Word、OpenOffice.org、およびその他さまざまな文書フォーマットによるフルテキストインデックスを作成します。

  • ネットワーク上の任意の場所からリモートでインデックスを設定および保守します。

  1. サポートされているWebブラウザで、次のURLを入力します。

    http:// IP_or_DNS/qfsearch/admin

  2. 次のいずれかの操作を行います。NetWareでは、eDirectoryの管理ユーザおよびパスワードを指定します。または、Linuxでは、記述のとおり、rootまたはその他のユーザを指定します。

Linuxへのアクセス(LUM)に対応したローカルユーザおよび任意のeDirectoryユーザには、QuickFinderの管理権限を割り当てることができます。

詳細については、『QuickFinder 5.0 Server Administration Guide』を参照してください。

RConsoleJ (NetWare)

  • NetWareサーバにリモートからアクセスします。

  • ワークステーションからサーバユーティリティを実行します。

  1. NetWareサーバにrconag6 NLM™をロードします。

  2. ワークステーションで、ドライブをサーバにマップし、sys:\public\mgmt\consoleone\1.2からrconj.exeを実行します。

  3. プロンプトが表示されたら、サーバのIPアドレスまたはDNS名(httpまたはhttpsを先頭に付けない)と管理者パスワードを入力し、[接続]をクリックします。

詳細については、『OES 2: Remote Server Management for NetWare Administration Guide』の Managing NetWare Servers Remotely を参照してください。

Remote Manager

Novell Remote Managerを参照してください。

eDirectory対応のSNMP

標準のSNMPツールを使用して次の処理を実行できます。

  • eDirectoryサーバを監視します。

  • eDirectoryの状態を追跡して正常に動作していることを確認します。

  • 発生する可能性のある問題を検出して対処します。

  • 選択的なモニタリングのトラップと統計を設定します。

  • eDirectoryのアクセス傾向をグラフで示します。

  • SNMPを使用して取得した履歴データを格納して分析します。

  • すべてのeDirectoryプラットフォームでSNMPネイティブマスタエージェントを使用します。

  1. 各プラットフォームのマニュアルの記述に従ってeDirectory対応のSNMPを設定します。

  2. 選択したSNMP管理インタフェースを使用して、eDirectory対応のSNMPサービスにアクセスします。

  3. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

SNMPのサポートはeDirectoryと共にインストールされます。

eDirectory対応のSNMPの詳細については、『Novell eDirectory 8.8 Administration Guide』のSNMP Support for Novell eDirectoryを参照してください。

SUSE® Linuxの監視ユーティリティ

  • Linuxサーバと標準のLinuxサービスをコマンドプロンプトから管理します。

コマンドプロンプトでコマンドを入力します。

詳細については、『SLES 10 SP1 Installation and Administration Guide』のSystem Monitoring Utilitiesを参照してください。

TCP/IPの環境設定(NetWare - NRM)

  • 新しいネットワークカードを追加します。

  • TCP/IPを特定のネットワークカードに関連付けます。

  • システムファイルを編集します。

  • TCP/IPを有効にして設定します。

  • ネットワーク管理パラメータを設定します。

  • 環境設定情報をフロッピーディスクとの間でコピーします。

  • 既存のネットワークカードのハードウェアパラメータを変更します。

  1. サポートされているWebブラウザで、次のURLを入力します。

    https:// IP_or_DNS:8009/webcfg

  2. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

詳細については、『OES 2: Novell TCP/ IP for NetWare Administration Guide』のMonitoring TCP/IP Informationを参照してください。

TCP/IPプロトコル情報(NetWare - NRM)

  • プロトコル情報を監視します。

  1. サポートされているWebブラウザで、次のURLを入力します。

    https:// IP_or_DNS:8009/protocols

  2. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

詳細については、『OES 2: Novell TCP/ IP for NetWare Administration Guide』のWeb-based TCP/IP Monitoringを参照してください。

Tomcat管理(NetWare)

  • NetWareサーバ上のTomcatサーブレットコンテナを管理します。

  1. サポートされているWebブラウザで、次のURLを入力します。

    https:// IP_or_DNS/tomcat/admin/index.jsp

  2. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

詳細については、『Tomcat for NetWare Administration Guide for OES』のManaging Web Applications and Servletsを参照してください。

Tomcatマネージャ(NetWare)

  • Webアプリケーションをインストールおよび展開します。

  1. サポートされているWebブラウザで、次のURLを入力します。

    http:// IP_or_DNS/tomcat/manager/html/list

  2. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを指定します。

詳細については、『Tomcat for NetWare Administration Guide for OES』のManaging Tomcat with Tomcat Adminを参照してください。

YaST (SUSE Linux)

  • OES 2 Linuxをインストールします。

  • サーバと標準のLinuxサービスを設定します。

  • OESコンポーネントおよびサービスをインストールし、設定します。

GNOMEインタフェースからYaSTにアクセスするためには、[Computer]をクリックして[YaST]を選択し、YaSTコントロールセンタを開始します。

コマンドプロンプトでYaSTにアクセスするためには、yastと入力します。

詳細については、『SLES 10 SP1 Installation and Administration Guide』の../../../sles10/sles_admin/data/cha_inst.html#cha_instInstallation with YaSTを参照してください。