6.7 ワークロードのネットワークIDの管理

PlateSpin Migrateを使用すると、ネットワークIDおよびマイグレーションターゲットのワークロードのドメイン登録を管理し、関連する初期設定をマイグレーションジョブの一部として指定できます。デフォルトでは、ソースワークロードのネットワークIDおよびドメイン登録を保持するようにジョブが設定されます。このデフォルト設定は、マイグレーションジョブの目的に沿うように変更できます。

ワークロードを別のドメインに移行したり、ドメインから外したり、ドメインに含まれるワークロードのホスト名を変更したりする場合は特に、マイグレーションターゲットのネットワークIDを適切に設定することが重要です。

ターゲットワークロードのネットワークIDオプションを設定する方法:

ターゲットマシンがWindowsまたはLinuxかによって、設定オプションは変化します。

6.7.1 WindowsのワークロードIDの管理

次の設定を使用して、ターゲットのWindowsのワークロードを(ウィザードモードまたは詳細モードのいずれかで)設定します。

ホスト名: ターゲットマシンに希望するホスト名を指定します。

新しいSIDの生成: このオプションが選択されると、ターゲットワークロードは、新しいシステム識別子(SID)を割り当てます。資格情報は、Windows 2008およびVistaシステムにのみ必要で、ローカルの(埋め込まれた)管理者アカウントの資格情報でなければなりません。このアカウントがローカルにソース上で名前を変更された場合、新しい名前を提供します。このアカウントがVista (デフォルト)で無効の場合、最初にそれを有効にします。

メンバー(ドメイン/ワークグループ): 必要なオプションを選択し、ターゲットマシンを参加させるドメインまたはワークグループの名前を入力します。

ソースサーバのドメイン登録を保持: ドメイン登録を保持し、ソースサーバのドメイン登録がマイグレーション時にそのままになるようにします。このオプションを無効にすると、ソースマシンのドメインアカウントがターゲットマシンに転送されます。ソースサーバは、ドメイン上にそのまま表示されますが、接続は有効ではありません。

ドメイン資格情報: ターゲットマシンがドメインに含まれる場合、サーバをドメインに追加する権限を持つ有効な資格情報を指定します。

6.7.2 LinuxおよびSolarisワークロードのネットワークIDを管理する

次の設定を使用して、ターゲットのLinuxのワークロード(ウィザードモードまたは詳細モードのいずれかで)および必要に応じてDNSサーバアドレス(詳細モードで)を設定します。

ネットワークIDタブ: ターゲットサーバに希望するホスト名を指定します。

DNSタブ: [追加][編集]、および[削除]ボタンを使用して、新しい仮想マシンのDNSサーバエントリを管理します。