1.1 PlateSpin Reconの機能

リモートデータ収集: PlateSpin Reconは、エージェントソフトウェアのインストールを必要とせず、データセンターサーバを物理的に触る必要をなくしました。すべてのパフォーマンスデータとインベントリデータは、標準的なOSインストラメンテーション機能を使用して収集されます。

リッチデータモデリング: リソース、ワークロード、および使用率傾向の優れた分析に基づいた統合の選択を行う上で役立ちます。VMware VirtualCenterとの密接な統合により、仮想インフラストラクチャのビジビリティを高め、結果としてデータセンターの管理や操作が容易になります。

カスタムレポートの作成と配信: 容易にリソースとワークロードのパラメータを定義し、データセンターの評価とサーバの統合に関するカスタムビジュアルレポートを生成することができます。リソース使用率傾向に基づいて統合候補をすばやく識別し、統合の前と後でワークロードの特徴を比較できます。電子メールまたはFTPを介してレポートをスケジュール配信することにより、リモートデータへ容易かつ確実にアクセスでき、最新の情報が提供されます。

柔軟なデータのキャプチャとエクスポート: PlateSpin ReconデータをHTML、PDF、Word、CSV、Excel、またはイメージなどの多くの形式でエクスポートできます。生データをデータベースから直接抽出し、ビジネスインテリジェンスアプリケーションに送信して、高度な統計分析を行うことができます。

エンタプライズクラスのスケーラビリティ: PlateSpin Reconの各インスタンスは、最大1500個のサーバを監視して、世界最大規模のデータセンターの企業スケーラビリティを保証することができます。データは、集中管理されたデータウェアハウジング、分析、およびプラニングのために複数のPlateSpin Reconデータコレクタから集約することができ、また大企業での実装にも対応できます。

複数のデータセンターのサポート: PlateSpin Reconは地理的に異なる複数の場所で使用し、データをリモートで収集したり、スケジュールされたアップデートをPlateSpin Reconのマスタインストール環境に提供したりすることができます。これにより、サーバやデータセンターの統合のようなイニシアチブのために、集中管理された分析とプラニングが可能になります。

柔軟なチャージバックレポーティング: 仮想化はコンピューティングリソースの共有プールを作成するため、仮想リソース使用状況の管理と監視が困難になる場合があります。PlateSpin Reconは、組織が事業部や部門の所有者間で仮想リソースを効果的に割り当て、共有することができるようにします。柔軟性の高い「チャージバック」レポート機能により、組織では実際のリソース使用状況に基づいた正確なITコストの計算が可能になるため、仮想インフラ管理と財務会計が改善されます。

VM増大レポーティング: 仮想マシンの増殖を監視してレポートを作成し、仮想インフラストラクチャのスプロールに伴う煩わしい管理を回避することができます。