9.4 ルート(/)パーティション用のソフトウェアRAIDデバイスの作成

  1. [インストールの設定]ページが表示されるまで、SUSE Linux Enterprise 11のYaSTのインストールを行います。

  2. パーティション分割]をクリックして、[ハードディスクの準備]ページを開き、[カスタムパーティション(エキスパート用)]をクリックし、次に[次へ]をクリックします。

  3. [エキスパートパーティショナ]ページで、システムビューパネルの[ハードディスク]を展開し、デフォルトの提案内容を表示し、提案されているパーティションを選択して、[削除]をクリックします。

  4. スワップパーティションを作成します。

    1. [エキスパートパーティショナ]ページの[ハードディスク]で、スワップパーティションに使用するデバイスを選択し、次に[ハードディスクパーティション]タブの[追加]をクリックします。

    2. 新しいパーティションの種類]で、[プライマリパーティション]を選択し、次に[次へ]をクリックします。

    3. 新しいパーティションのサイズ]で、使用するサイズを指定し、次に[次へ]をクリックします。

    4. フォーマットオプション]で[パーティションをフォーマットする]を選択し、次にドロップダウンリストから[スワップ]を選択します。

    5. マウントオプション]で、[パーティションをマウントする]を選択し、次にドロップダウンリストから[スワップ]を選択します。

    6. 完了]をクリックします。

  5. ソフトウェアRAIDに使用する各デバイスの0xFD Linux RAIDフォーマットを設定します。

    1. [エキスパートパーティショナ]ページの[ハードディスク]で、RAIDで使用するデバイスを選択し、次に[ハードディスクパーティション]タブの[追加]をクリックします。

    2. 新しいパーティションの種類]で、[プライマリパーティション]を選択し、次に[次へ]をクリックします。

    3. 新しいパーティションのズサイズ]で、最大サイズの使用を指定し、次に[次へ]をクリックします。

    4. フォーマットオプション]で、[パーティションをフォーマットしない]を選択し、次にドロップダウンリストから[0xFD Linux RAID]を選択します。

    5. マウントオプション]で、[パーティションをマウントしない]を選択します。

    6. 完了]をクリックします。

    7. ソフトウェアRAIDで使用する各デバイスに、ステップ 5.aからステップ 5.fを繰り返し実行します。

  6. RAIDデバイスを作成します。

    1. システムビューパネルで、[RAID]を選択し、次に[RAID]ページで[RAIDの追加]をクリックします。

      ステップ 5で作成したデバイスが[使用可能なデバイス]の一覧に表示されます。

    2. RAID種類]で、[RAID 0(ストライピング)]、[RAID 1(ミラーリング)]、または[RAID 5(冗長ストライピング)]を選択します。

      たとえば、RAID 1(ミラーリング)を選択します。

    3. 使用可能なデバイス]パネルで、RAIDに使用するデバイスを選択し、次に[追加]をクリックして、[選択したデバイス]パネルにデバイスを移動します。

      RAID 1には2つ以上のデバイスを、RAID 0には2つのデバイスを、あるいはRAID 5には3つ以上のデバイスを指定します。

      ここでは一例として、RAID 1に2つのデバイスを選択します。

    4. 次へ]をクリックします。

    5. RAIDオプション]で、ドロップダウンリストからチャンクサイズを選択します。

      RAID 1(ミラーリング)のデフォルトチャンクサイズは4KBです。

      RAID 0(ストライピング)のデフォルトチャンクサイズは32KBです。

      使用可能なチャンクサイズは、4KB、8KB、16KB、32KB、64KB、128KB、256KB、512KB、1MB、2MB、または4MBです。

    6. フォーマットのオプション]で、[パーティションをフォーマットする]を選択し、次に[ファイルシステム]ドロップダウンリストからファイルシステムの種類(Ext3など)を選択します。

    7. マウントオプション]で、[パーティションをマウントする]を選択し、次に[マウントポイント]ドロップダウンリストから、 / を選択します。

    8. 完了]をクリックします。

      ソフトウェアRAIDデバイスはデバイスマッパーによって管理され、デバイスを/dev/md0パスの下に作成します。

  7. [エキスパートパーティショナ]ページで、[受諾]をクリックします。

    [インストールの設定]ページの[パーティション分割]の下に新しい提案内容が表示されます。

    たとえば、次のセットアップが表示されます。

  8. インストールを続行します。

    サーバを再起動するたびに、デバイスマッパーが起動時に開始し、ソフトウェアRAIDが自動的に認識され、ルート(/)パーティション上のオペレーティングシステムを開始することができます。