Novell Vibe 3.4 Readme

2013年7月1日

1.0 製品の概要

Vibeへの投資を最大化するため、Novell Vibe 3.4には、外部ユーザに関するライセンス変更が含まれます。

これらのライセンス変更が重要なのは、これにより、組織外のユーザに対してVibeサイトを追加コストなしで公開できるからだけでなく、Vibeソフトウェアの今後のバージョンでは、外部ユーザとの情報共有を可能にする各種の拡張ツールが提供されるからです。

いくつかの制約事項がありますが、詳細については、 EULAを参照してください。

Vibe 3.4には、各種のバグ修正も含まれます。

2.0 Vibeのシステム要件

Novell Vibe 3.4のシステム要件(Vibeモバイルインタフェースにアクセスするモバイルデバイス用の要件も含む)が、『Novell Vibe 3.4インストールガイド』のVibeのシステム要件に一覧表示されています。

3.0 Linuxインストール手順

  1. Novell Vibeをインストールする予定のLinuxサーバが、システム要件を満たしていることを確認します。

  2. Webサーバが現在Vibeサーバで実行中の場合、それを停止し、可能であれば無効にします。

  3. Vibeディレクトリおよびファイルを所有させ、Vibeソフトウェアを実行させるroot以外のLinuxユーザおよびグループ作成し、選択します。

  4. Linuxサーバ上の一時ディレクトリにVibeソフトウェアをダウンロードします。Vibeソフトウェアは、Novellダウンロードサイトでダウンロードすることができます。

  5. ターミナルウィンドウで、suおよびルートパスワードを入力して、ルート権限を取得します。

  6. Vibe 3.4 tarファイルのダウンロード先の一時ディレクトリに変更し、次のコマンドを使用してファイルを解凍(untar)します。

    tar xvf novell-vibe-3.4.0.linux.tar

  7. Vibeソフトウェアをダウンロードして解凍したディレクトリで、以下のコマンドを入力してVibeインストールプログラムを開始します。

    ./installer-teaming.linux

インストール手順の詳細については、『Novell Vibe 3.4インストールガイド』で説明してあります。

4.0 Windowsインストール手順

  1. Novell Vibeをインストールする予定のWindowsサーバが、システム要件を満たしていることを確認します。

  2. 管理者権限でWindowsサーバにログインします。

  3. Webサーバが現在Vibeサーバで実行中の場合、それを停止し、可能であれば無効にします。

  4. Windowsサーバ上の一時ディレクトリにVibeソフトウェアをダウンロードします。Vibeソフトウェアは、Novellダウンロードサイトでダウンロードすることができます。

  5. Windowsエクスプローラで、Vibeソフトウェアをダウンロードし展開するディレクトリをブラウズしてから、installer-teaming.exeファイルをダブルクリックし、Vibeインストールプログラムを起動します。

インストール手順の詳細については、『Novell Vibe 3.4インストールガイド』で説明してあります。

5.0 更新に関する問題

5.1 Vibe 3.xシステムの更新

Vibe 3、Vibe 3.1、またはVibe 3.2からVibe 3.3に更新することができます。Vibe 3.4に更新するには、最初にVibe 3.3に更新する必要があります。データベースは、ソフトウェアとは別個に更新する必要があります。詳細については、『Novell Vibe 3.4インストールガイド』の更新を参照してください。

5.2 Teaming 2.1システムの更新

Teaming 2.1またはそれ以前のバージョンからのアップグレードを行う場合、最初にNovell Vibe 3に更新してからのみ、Novell Vibe 3.3に、さらに引き続きVibe 3.4にアップグレードできます。Novell Vibe 3の更新の方法については、『Novell Vibe 3インストールガイド』の「更新」を参照してください。

5.3 Vibe検索インデックスの再インデックス化

添付ファイルのサイズに関して対処された問題が原因で、添付ファイルのサイズが正しく表示されるようにするために、Vibe 3.3への更新の後に、検索インデックスを再インデックス化する必要があります。検索インデックスを再インデックス化する方法の詳細については、『Novell Vibe 3.4インストールガイド』の更新定義のリセットを参照してください。

5.4 高可用性システムを更新する際のインデックスサーバ間の非互換性

高可用性Vibeシステムを前のバージョンからVibe 3またはそれ以降にアップデートする場合、現在存在する遅延ログレコードは互いに互換性がなくなります。

Vibe 3以降に更新する間の遅延更新ログで非互換性の問題がないことを確認し、アップグレードの前に、すべての遅延更新ログをクリアする必要があります。

遅延更新ログを削除する方法については、『Novell Vibe 3.4管理者ガイド』の高可用なLucene索引でのメンテナンスの実行を参照してください。

5.5 手動Ehcache環境設定が更新時に保持されない

Vibeのキャッシュのパフォーマンスチューニングを行った場合に、次の環境設定ファイルのいずれかを変更すると、以前のリリースからVibe 3以降に更新した際にキャッシングの問題が発生する可能性があります。

  • ehcache-hibernate.xml (単一サーバのVibe環境)

  • ehcache-hibernate-clustered.xml (クラスタ化されたVibe環境)

上記のファイルは、Vibeの更新時に上書きされるので、これらのファイルのいずれかを変更した場合のみ問題が発生します。

単一サーバのVibe環境を使用しているか、またはクラスタ化されたVibe環境を使用しているかどうかによって、発生する問題が異なります。

単一のVibeサーバ用にキャッシュのパフォーマンスを最適化する目的でehcache-hibernate.xmlファイルを変更した場合、Vibeの更新後にキャッシュのパフォーマンスが低下したことに気付く可能性があります。

クラスタ環境を設定する目的でehcache-hibernate-clustered.xmlファイルを変更した場合、Vibeサイトに追加された項目が常に表示されるわけではないこと、またはその他の不安定な動作に気付く可能性があります。この問題は、さまざまなVibeのサーバ間で情報が正しくキャッシュおよび同期されていないことが原因で発生します。

更新後にキャッシングの問題を解決するには:

  1. Vibeを更新する前に、ehcache-hibernate.xmlファイルまたはehcache-hibernate-clustered.xmlファイルを変更し、ファイルの状態を反映します。

    ファイルは次のディレクトリに保存されています。

    Linux:

    /opt/novell/teaming/apache-tomcat/
                               webapps/ssf/WEB-INF/classes/config
    

    Windows:

    c:\Program Files\Novell\Teaming\apache-tomcat\
                               webapps\ssf\WEB-INF\classes\config
    

    Vibe更新の前にこれらのファイルがどのように表示されるかを確認するためには、以下の場所でバックアップディレクトリを探すことができます。

    Linux:

    /opt/novell/teaming/teaming-backup/
                              ssf/WEB-INF/classes/config
    

    Windows:

    c:\Program Files\Novell\Teaming\teaming-backup\
                              ssf\WEB-INF\classes\config
    

    重要:これらのバックアップファイルは参照としてのみ使用してください。ehcache-hibernate.xmlファイルまたはehcache-hibernate-clustered.xmlファイル全体をバックアックディレクトリにあるファイルで置き換えないでください。新しいファイルには、保持する必要がある重要な新しい設定が含まれています。古いファイルの中にカスタマイズが存在する場合は、手動で追加する必要があります。

  2. (オプション)、クラスタ化されたVibe環境をご使用でehcache-hibernate-clustered.xmlファイルを変更する必要がある場合、新しいehcache-hibernate-clustered.xmlファイルの中でhostNamemulticastGroupAddress、およびmulticastGroupPortプロパティの値が正しいことを確認してください。

  3. 環境設定ファイルに加えた変更を保存し、Vibeを再起動します。

5.6 以前のVibeリリースからVibe 3.3に更新する場合の問題

5.6.1 Vibeサイトの定義のリセット

Vibe 3.3を前のバージョンから更新するとき、フォルダとワークスペース定義にブランディング要素を含めたくない場合は、Vibeサイトの定義をリセットする必要があります。この要素は有用ではなくなり、ユーザを混乱させる場合があります。『Novell Vibe 3.4上級ユーザガイド』のフォルダまたはワークスペースのブランディングで説明されているように、フォルダまたはワークスペースのブランディングが行われます。

Vibeの定義をリセットする方法については、『Novell Vibe 3.4インストールガイド』の更新定義のリセットを参照してください。

5.6.2 Vibe検索インデックスの再インデックス化

Vibe 3.3に更新した後で、検索インデックスを再インデックス化する必要があります。詳細については、『Novell Vibe 3.3インストールガイド』 の更新定義のリセットを参照してください。

5.7 新しいバージョンに更新した後のパフォーマンスの問題

Vibeシステムを新しいバージョンに更新すると、Vibeシステムを最初に利用する際にパフォーマンスの問題が発生します。更新後にVibeがJSPをコンパイルする必要があるためです。

これらのパフォーマンスの問題は、これ以降Vibeサイトに訪問しても発生しません。

5.8 ワークフローがカスタム状態にあるときにファクトリワークフロー定義をリセットできない

ファクトリワークフロー(タスクワークフローなど)にカスタム状態を追加してあり、カスタム状態のエントリが現在存在する場合、『Novell Vibe 3.4インストールガイド』の更新定義のリセットで説明されているように、ワークフロー定義をファクトリデフォルトにリセットすると、一般エラーが発生し、システム管理者に連絡するように通知されます。

複数の定義を同時にリセットしようとするときに、この問題が原因でファクトリワークフローがリセットできない場合、すべての定義のリセットに失敗します。

6.0 インストールに関する問題

6.1 VibeサーバとLuceneサーバは同じJDKを使用する必要がある

VibeおよびLuceneインデックスが別々のサーバ上で実行されている場合、両方のサーバで同じJDKを使用する必要があります。異なるJDKを使用すると、カレンダのエントリを作成できないなど、望ましくない動作が発生してしまいます。

6.2 ユーザ名とパスワードの文字制限

Novell Vibeのユーザ名とパス名に拡張文字または2バイト文字を使用しないでください。この中には、LDAPディレクトリからVibeに同期化されたユーザ名やパスワードも含まれます。

この制限は、Vibeが認証に使用するオープンソースSpring Securityを、Novell Authentication Managerなどのシングルサインオン製品、Webサービス、およびWebDAVで使用される各種の認証方法(基本認証およびフォームベース認証の両方)と組み合わせた場合に発生します。どの組み合わせでも正しく解釈されるのは、ASCII文字のみです。

6.3 LDAP同期およびログインでのユーザ名の文字制限

特殊文字( / \ * ? " < > : | )が含まれるLDAPユーザ名はNovell Vibeユーザ名として使用できません。LDAPディレクトリにこれらの文字が入ったユーザ名が含まれている場合、Vibeサイトとの同期は行われますが、関連付けられたユーザはログインできません。

これらの文字をVibeユーザ名に使用することはできません。これは、Vibeユーザ名がユーザのワークスペースタイトルとなり、ワークスペースタイトルはワークスペースに導く階層パスの要素となるからです。これらの文字はLinuxやWindowsのパス名では正規文字ではありません。

6.4 ソフトウェアインストールディレクトリ名の文字制限

Novell Vibeのインストールディレクトリ名には拡張文字やダブルバイト文字は使用しないでください。Vibeソフトウェアのデフォルト場所:

Linux:

/opt/novell/teaming

Windows:

c:\Program Files\Novell\Teaming

6.5 ファイルリポジトリディレクトリ名の文字制限

Novell Vibeファイルリポジトリへのパスのディレクトリ名では拡張文字またはダブルバイト文字は使用しないでください。ファイルリポジトリのルートディレクトリのデフォルトの場所は、次のとおりです。

Linux:

/var/opt/novell/teaming

Windows:

c:\Novell\Teaming

Vibeサイトで表示したり、インデックス処理したりするために、さまざまなファイルタイプをHTMLで表示する目的で使用されるOracle Outside Inビューアでは、拡張文字やダブルバイト文字が含まれるディレクトリ名は処理されません。

6.6 デフォルトのデータベース名

Novell VibeインストールプログラムにVibeデータベースを作成させる場合、データベースはsitescapeという名前を与えられます。このデータベース名は、現在、インストールプログラムで使用されるデータベース作成スクリプトにハードコーディングされています。名前は、以前にVibeソフトウェアを所有していた会社の名前まで遡ります。

Vibeデータベースに別の名前を付ける場合、Vibeインストールプログラムを実行する前に、データベース作成スクリプトを編集してからデータベース作成スクリプトを手動で実行します。この処理を行う場合、Vibeインストールプログラムを実行する際にJDBC URLも更新する必要があります。新しいバージョンにアップグレードする前に、データベース更新スクリプトもまた、変更する必要があります。

重要:Vibeデータベース名を変更することをお勧めします。

6.7 アプレットサポートの制限

アプレットは、1.6.0_12以前のJavaランタイム環境(JRE)を搭載したシステムでは、64ビット版Firefoxでサポートされていません。

アプレットは、64ビットオペレーティングシステム上(アプレットが動作できるJRE 1.6.0.12以降の更新)で機能します。

たとえば、デスクトップからドラッグアンドドロップした複数ファイル、デスクトップからペーストされたファイル、その場編集、およびワークフローエディタでのグラフィック表示はアプレットがサポートされない場合機能しません。

6.8 Macユーザ用のその場編集サポート

Macユーザの場合、Macワークステーションの次のディレクトリからOpenOffice.orgが検索されます。

/Applications/OpenOffice.org.app

組織の中で、OpenOffice.orgの標準の場所がユーザのワークステーションごとに異なる場合、希望の場所でOpenOffice.orgを検索するようにVibeを設定することができます。

  1. 以下のディレクトリに変更します。

    Linux:

    /opt/novell/teaming/apache-tomcat-version/
                               webapps/ssf/WEB-INF/classes/config
    

    Windows:

    c:\Program Files\Novell\Teaming\apache-tomcat-version\
                               webapps\ssf\WEB-INF\classes\config
    
  2. テキストエディタでssf.propertiesファイルを開きます。

  3. 以下の内容で開始するラインブロックを探します。

    edit.in.place.mac.editor
    
  4. このラインセットをテキストエディタのクリップボードにコピーします。

  5. ssf.propertiesファイルと同じディレクトリに配置されているssf-ext.propertiesファイルを開きます。

  6. コピーしたラインブロックをssf-ext.propertiesファイルの最後に貼り付けます。

  7. 組織での場所を反映するように、OpenOffice.orgソフトウェアの場所を編集します。

  8. ssf-ext.propertiesファイルを保存して閉じます。

  9. 保存しないでssf.propertiesファイルを閉じます。

  10. Vibeサイトで新しいソフトウェアの場所が有効になるように、Vibeを停止して再起動します。

6.9 NFSサポート

VibeファイルリポジトリをVibeが実行しているリモートサーバに配置するために、NFSファイルシステムマウントがサポートされています。ただし、NFSファイルシステムマウントは、Lucene*インデックスをLucene Index Serverが実行しているリモートサーバに配置する場合にはサポートされていません。

6.10 Windows Server 2008でのファイアウォール問題 R2

Windows Server 2008 R2では、ファイアウォールはデフォルトで有効であり、ポート80および443はブロックされています。Vibeではこれらのポートを使用する必要があるため、WindowsサーバでVibeは許可されたプログラムである必要があります。

Vibeで使用するWindows Server 2008 R2マシンを準備するためには、次の手順に従ってください。

  1. コントロールパネルで、Windows Firewallをダブルクリックします。

  2. [Windowsファイアウォールによるプログラムの許可]をクリックします。

  3. ファイアウォールを介してVibeが使用する必要のあるポートを開きます。

    1. [ポートの追加]をクリックします。

    2. [名前] フィールドで、安全でない接続に対してVibeが使用するHTTPポートの記述的な名前を指定します。

    3. [ポート]フィールドで、80を指定します。

    4. [OK]をクリックします。

    5. 安全なHTTPポート443に対して、ステップ 3.aステップ 3.dを繰り返します。

  4. 2つのポートを定義した後で、[Windowsファイアウォールの設定]ダイアログボックスで[OK]をクリックして、これらのポートでファイアウォールを介してVibeが通信することを許可します。

6.11 WebDAVサーバへのSSL接続のJDK依存関係

Novell VibeサイトとWebDAVサーバ間でSSL接続を使用する場合、およびWebDAVサーバが証明機関によって与えられた証明書ではなく自己署名証明書を持つ場合は、Sun JDKを使用する必要があります。自己署名証明書を処理するための既存のVibe機能は、IBM JDKが自己署名証明書を処理する方法とは互換性がありません。

6.12 更新されたVisual C++再配布可能パッケージ(Windowsの場合)

Novell Vibeは、Vibeサイトでドキュメントとイメージを表示するためと、ドキュメントのインデックスを付けるためにOracle Outside In 8.3.5ビューア技術を使用します。このビューア技術は、Microsoft Visual C++ 2005再配布可能パッケージのSP 1に依存します。VibeをインストールするWindowsサーバに、まだVisual C++ 2005再配布可能パッケージの最新バージョンがインストールされていない場合、Vibeサイトが適切に機能する前に、インストールする必要があります。必要なVisual C++ 2005再配布可能パッケージのバージョンは、次のとおりです。

詳細については、OracleサポートWebサイトの「New Dependency for Outside In 8.2.0 and Newer Versions, Windows Products Only」(Doc ID 468895.1)を参照してください。サポートドキュメントにアクセスするには、Oracleのサポートサイトへのログインが必要です。

6.13 Access Managerとの互換性

Novell VibeをNovell Access Managerと正常に使用するには、Access Manager 3.1 SP1 IR1が必要です。このバージョンはNovell Downloads Webサイトで利用できます。

7.0 Vibeの問題

7.1 システムユーザアカウントを削除しない

Vibeには4つのシステムユーザアカウントがあります。これらのアカウントを削除しないでください。削除すると、Vibeシステムで問題が発生する可能性があります。システムアカウントとして指定されているのは、Admin、E-mail Posting Agent、Synchronization Agent、およびGuestです。

これらのユーザアカウントを削除する必要がある場合は、まずNovell Supportに相談してください。

7.2 Vibeゾーンを削除しない

必要がなくなったVibeゾーンがある場合でも、削除しないでください。Vibeのゾーンを削除すると、Vibeサイトで重大な問題が発生する可能性があります。

Vibeゾーンを削除する必要がある場合は、まずNovell Supportに相談してください。

7.3 サブタスク階層内のメインタスクの結果を移動すると失われる

メイン(親)タスクをVibeサイト上の別の場所に移動すると、メインタスクの下にあるすべてのサブタスクが(サブタスクのサブタスク(ネストされたタスク)も)、元のTasksフォルダ内のメインタスクになります。

7.4 LinuxのOpenOfficeでVibeドキュメントを保存すると2つのファイルバージョンが作成される

LinuxのOpenOfficeでVibeのファイルを編集すると、ファイルを保存するたびに、2つの新しいファイルバージョンが生成されます。

この問題は、WebDAVとOpenOfficeが通信する方法でバグがあるためです。

この問題を解決するには、LibreOfficeの最新バージョンを使用してください。

Vibeのファイルの編集に関する詳細は、『Novell Vibe 3.4ユーザガイド』のフォルダエントリの操作読み取り専用モードでのファイルの表示を参照してください。

7.5 MacのSafariは[ブックマークに追加]オプションRSSフィードの作成を許可しない

ブラウザでRSS URLを貼り付けた後で選択可能になる[ブックマークに追加]オプションは、MacでSafariを使用すると機能しません。代わりに、RSSフィールドを作成するために、[ブックマーク]メニューを使用する必要があります。

SafariがRSSフィードを処理する方法に問題があります。Vibe自体の問題ではありません。

7.6 ドラッグアンドドロップでファイルを追加してもMacでは機能しない

Mac上でのJavaの制約のために、『Novell Vibe 3.4ユーザガイド』のフォルダエントリの使用ファイルのドラッグアンドドロップで説明されているように、ファイルをドラッグアンドドロップしてフォルダにファイルを追加したり、エントリにファイルをアタッチすることができません。

アプレットに追加し貼り付けるファイルをコピーする場合、ドラッグアンドドロップに使用するVibeアプレットを使用できます。しかし、アプレットへのファイルのドラッグは機能しません。

7.7 一番古いバージョンのファイルにファイルメモが表示されない場合がある

複数のファイルバージョンがあるときに、一番古いバージョンのファイルについてのメモを追加しようとすると(『Novell Vibe 3.4ユーザガイド』のファイルまたはファイルバージョンについてのメモの追加を参照)、メモが表示されない場合があります。

7.8 LDAP同期化の問題

7.8.1 LDAPからユーザを削除したときの問題

LDAP同期の設定時、[LDAPに存在しないユーザを削除]オプションを選択しないことをお勧めします。この機能は、今後のVibeリリースで拡張されるか削除される予定です。削除したユーザアカウントは復元できません。ベストプラクティスとして、このLDAPオプションはオフのままにしてください。そうすることで、ユーザを削除するのではなく、ユーザを無効にすることができます。

7.8.2 Vibeユーザの初期同期の問題

LDAPディレクトリからユーザをインポートして、Novell Vibe ユーザを作成した場合、ユーザを同期するために使用しているLDAP属性の値が一意でないときには、LDAPディレクトリのすべてのユーザがVibeに表示されないことがあります。たとえば、cn属性を使用してユーザを識別したり、同じcn値をもつ複数のユーザがある場合、重複したユーザ名の最初のインスタンスのみがVibeに同期されます。

この問題を解決するためには、emailAddressなど、すべてのコンテナ全体に対して常に一意の値をもつ属性を使用してください。

7.8.3 LDAPディレクトリのユーザの名前変更と移動の問題

LDAPディレクトリ内のユーザを名前変更したり移動する場合は、『Novell Vibe 3.4インストールガイド』のディレクトリサービス情報の収集ユーザまたはグループを識別するLDAP属性で説明されているように、設定[ユーザまたはグループを一意に識別するLDAP属性]の値が指定されていることを確認してください。この設定に対して値が指定されていない場合、LDAPディレクトリ内のユーザを名前変更したり移動すると、Vibe内に新しいユーザが作成されることがあります。

7.9 ランディングページの問題

7.9.1 Internet Explorerで機能しないランディングページのリンク(URL)要素

リンク(URL)要素をもつランディングページからリンクを作成するとき、要素を設定するときに[新しいウィンドウでURLを開く]オプションを選択しない限り、そのリンクはランディングページ上で有効にはなりません。

この要素をランディングページに追加する方法については、『Novell Vibe 3.4上級ユーザガイド』のランディングページへのコンテンツの追加を参照してください。

7.9.2 Enhanced View要素の[Display Full Entry]オプションが間違って表示される可能性がある

Vibe 3.3では、Enhanced View要素の[Display Full Entry]オプションが変更されました。 前のリリースでランディングページにこのオプションを追加した場合に、Vibe 3.3にアップグレードするときには、ランディングページを編集して[OK]をクリックすると、このオプションが自動的に削除されます。ランディングページを編集して[Cancel]をクリックすると、ランディングページでこの要素が使用できなくなります。

7.10 ワークスペースのコピー制限

ワークスペースをコピーする際に、ワークスペースのカスタムフォームとワークフロー定義は、ワークスペースのコピーに転送されません。ワークスペースツリーの上位階層に定義を移動することによって、この制限に対処できます。

  1. 定義がある元のワークスペースのフォルダに移動します。

  2. [ワークスペース]ツールバーで、[管理]>[フォームと表示デザイナ]の順にクリックします。

  3. [フォームと表示デザイナ]ツリーを展開してから、移動する定義をクリックします。

  4. [定義のプロパティ]ダイアログボックスで、[この定義を移動]をクリックし、Vibeサイトにワークスペースとフォルダツリーを表示してから、必要に応じてそのツリーを展開し、定義の適切な移動先を表示します。

    オリジナルのワークスペースのコピーで定義を利用できるようにするには、オリジナルワークスペースとワークスペースのコピー両方の上のツリーの場所に定義を移動します。

    Vibeサイトで全体的に定義を利用できるようにするには、ワークスペースとフォルダツリーのルートに定義を移動します。

  5. 定義を移動するには、[OK]をクリックします。

  6. [閉じる]を2回クリックして、Vibeのメインページに戻ります。

  7. 定義がワークスペースのコピーで使用可能になったことを確認してください。

  8. コピーされたワークスペースで使用可能にする必要のある定義ごとにこの手順を繰り返します。

7.11 エクスポート/インポートの制限

エクスポートされたワークスペース、フォルダ、またはエントリがエクスポートファイルに含まれないものにリンクされているとき、リンクは別のVibeシステムからインポートされている場合には正しく機能しません。

7.12 MySQLでのファイル削除の問題

MySQLを使用している場合、ファイルをアップロードしてそのファイルを削除する場合に次のエラーが表示される可能性があります。

class org.hibernate.exception.GenericJDBCException
Cannot release connection

これはMySQLの欠陥に関連しています。 この問題を解決するためには、MySQLをバージョン5.1.40またはそれ以降にアップデートしてください。

7.13 パスワード保護されたファイル

作成元のアプリケーションでパスワード保護されているファイルはNovell Vibeサイトでは表示できません。この動作は仕様によるものです。

7.14 ミラーしたフォルダの問題

7.14.1 ミラーリングフォルダ構造の制限

Novell Vibe Moveは使用できません。このフォルダ機能は、1つのミラーリングフォルダを別のミラーリングフォルダ内部に移動させます。

7.14.2 ミラーリングフォルダバージョン管理の制限

ミラーリングフォルダ内のファイルを編集してからバージョン履歴を確認する場合、最新バージョンのファイルのみを表示して、最新バージョンのファイルのみがミラーリング場所からの編集に使用できます。この動作は仕様によるものです。ミラーリングフォルダでのマニュアルのバージョン管理は現在使用できません。

7.15 フォルダおよびワークスペースのネスティングの問題

データベースの制約のため、Vibeが許可するネストされたフォルダとワークスペースの最大数は45です。たとえば、フォルダ内にフォルダを作成し、その後そのフォルダ内にフォルダを作成するなど、フォルダ構造は45階層の深さまで作成できます。フォルダ構造では45階層を超えることはできません。

7.16 ライセンスレポートに関する問題

Novell Vibeライセンスの現在の使用状況は、[Administration]アイコンをクリックし、[Reports]にある[License Report] をクリックして確認できます。ライセンスレポートでは、現在管理者、ゲスト、3個の内部ユーザ(_emailPostingAgent_jobProcessingAgent、および_synchronizationAgent)をローカルユーザとしてカウントします。管理者はアクティブなユーザをカウントしますが、他の4つのローカルユーザはVibeライセンスの使用に対してカウントしません。

7.17 カスタムエントリとビューの日付属性

カスタムエントリまたはビューで日付属性を使用する場合、異なるタイムゾーンのユーザには自分が見ているものと異なる日付が表示される可能性があります。

Novell Vibeでは、Vibeユーザのタイムゾーンで選択された日付は真夜中の時間として、GMT時間で保存されます。たとえば山岳部タイムゾーンの 2010年1月 13日はGMT--7:00 (20100113T0700)として保存されます。 同じタイムゾーンの人達にとっては問題ありません。ただし、異なるタイムゾーンの人達にとっては、山岳部タイムゾーンの真夜中は異なる日付である場合があります。この矛盾は今後のリリースで解決されます。

7.18 GroupWiseの統合に関する問題

7.18.1 GroupWiseメッセージからのドラッグアンドドロップ

GroupWiseクライアントで、GroupWiseメッセージに添付されたファイルをドラッグできず、[フォルダエントリ]ツールバーで[フォルダへファイルを追加]をクリックしたときに開くNovell Vibeドラッグアンドドロップウィンドウに、それを正常にドロップします。最初に添付ファイルを保存してから、保存したファイルをドラッグアンドドロップウィンドウにドラッグアンドドロップします。

7.18.2 GroupWise WindowsクライアントからVibeサイトにアクセスできない

GroupWise WindowsクライアントからNovell Vibeサイトにアクセスするには、GroupWiseユーザのワークステーションの時間設定がVibeサーバの時間設定と5分以内で一致する必要があります。5分以上の不一致がある場合、GroupWiseクライアントのVibeサイトへの接続試行がタイムアウトします。可能であれば、サーバまたはワークステーションの時間を、正しい一致した時間にリセットします。

時間差がシステム構成に必要な一部である場合、WS-Securityを通してVibeサイトに認証を与えるGroupWiseなどのWebサービスのタイムアウト設定を変更できます。

  1. 次のファイルのバックアップコピーを作成します。

    teaming_directory/webapps/ssf/WEB-INF/server-config.wsdd

  2. server-config.wsddファイルをテキストエディタで開きます。

  3. 次のセクションを検索します。

    <handler type="java:org.apache.ws.axis.security.WSDoAllReceiver">
    <parameter name="passwordCallbackClass"
    value="org.kablink.teaming.remoting.ws.security.PWCallback"/>
    <parameter name="action" value="UsernameToken Timestamp"/>
    </handler>
    
  4. timeToLiveパラメータに大きなタイムアウト値(たとえば、24時間を示す86400)を挿入します。

    <handler type="java:org.apache.ws.axis.security.WSDoAllReceiver">
    <parameter name="passwordCallbackClass"
    value="org.kablink.teaming.remoting.ws.security.PWCallback"/>
    <parameter name="action" value="UsernameToken Timestamp"/>
    <parameter name="timeToLive" value="86400"/>
    </handler>
    
  5. server-config.wsddファイルでセクションの秒インスタンスに対して、ステップ 3ステップ 4を繰り返します。

  6. server-config.wsddファイルを保存してから、サーバを再起動します。

この設定の変更は、GroupWiseのみでなくWS-Securityを使用してサーバに認証を与えるすべてのクライアントアプリケーションに影響を与えます。

7.19 外部発信メールシステムと通信できない

Vibeサイトで外部発信メールシステム(Novell GroupWiseなど)と通信できない場合、TLS over SMTPを使用してVibe発信電子メールサーバを設定することが必要になる場合があります。電子メールアプリケーションでこのタイプの設定が必要になる場合、『Novell Vibe 3.4管理者ガイド』の電子メール設定の管理TLS over SMTPによる送信メールの設定で説明されているように、STARTTLSを使用して、TLS over SMTPによるVibeの設定を行うことができます。

7.20 VibeタスクがOutlookでカレンダイベントとして表示される

VibeがiCal添付ファイルを介してOutlookにタスクを送信すると、タスクが、タスクアイテムではなくカレンダイベントとして表示されます。

これは、OutlookがiCalイベントを処理する方法に問題があるためです。

VibeがiCal添付ファイルを使用して、カレンダイベントとタスクアイテムを送信する方法の詳細については、『Novell Vibe 3.4上級ユーザガイド』のタスクおよびカレンダのDesktopアプリケーションとの同期を参照してください。

7.21 電子メール送信時のFirefoxの制限

Novell Vibeサイトから電子メールメッセージを送信する場合に、[電子メールアドレスを追加]フィールドで入力ミスまたは無効な受信者がある場合、エラーと[前のページに戻る]ボタンが表示されます。Firefoxでは、[電子メールを送信]ページに戻りますが、メッセージ内容は失われます。Internet Explorerでは、メッセージ内容が保持されます。

Firefoxを使用して電子メールをVibeサイトから送信する場合、可能な限りVibeユーザを受信者として選択します。または、[電子メールアドレスを追加]フィールドで誤字を避けるために受信者の電子メールアドレスをコピーします。

7.22 WebDAV の問題

7.22.1 WebDAVを使用したファイルの名前変更の問題

WebDAVクライアントを使用してVibeファイルの名前を変更すると、添付ファイルの名前のみが変更されます。この処理では、ファイルが関連付けられているVibeフォルダエントリのタイトル名は変更されません。

これは、関連ファイルのファイル名に関係なく、選択した任意のタイトルをファイルエントリの作成時に指定できるようにする、最近Vibeに追加された機能が原因です。従来、すべてのファイルエントリのタイトルは、関連ファイルのファイル名と同じでした。

7.22.2 Windows VistaおよびWindows XPのWebDAV機能向けのWindows Update

重要:この更新プログラムは、Windows VistaおよびWindows XPにのみインストールします。Windows 7にこの更新プログラムをインストールしないでください。

Windows VistaおよびWindows XPのブラウザでNovell Vibeのその場編集機能を使用するには、次のWindows WebDAVアップデートをインストールする必要があります。

Webフォルダのソフトウェア更新プログラム(KB907306)

このWindows更新プログラムは、OpenOffice.orgとMicrosoft OfficeがVibeその場編集機能と正しく相互動作できるようにします。

7.22.3 Microsoft Windows VistaおよびMicrosoft OfficeでのWebDAV/その場編集の問題

Microsoft Windows Vistaには、すべてのWebDAV相互動作に影響を与えるWebDAVアクセスに関する問題があります。また、アプレットに関するVista特有の問題は、Novell Vibeその場編集機能が正しく動作するのを妨げます。必ず、最新バージョンのVistaを実行してください。セクション 7.22.2, Windows VistaおよびWindows XPのWebDAV機能向けのWindows Updateに記載されているWindows WebDAV更新プログラムがインストールされていることを確認してください。

Internet Explorerを使用しているWindows Vistaユーザはその場編集を使用しようとするとJava警告が表示される場合があります。(Firefoxユーザには、このエラーは表示されません)。

Vibeのその場編集機能をサポートするようにInternet Explorerを設定するには:

  1. Internet Explorerで[ツール]>[インターネットオプション]の順にクリックします。

  2. [セキュリティ]をクリックし、[信頼済みサイト]を選択してから、[サイト]をクリックします。

  3. [このWebサイトをゾーン追加する]フィールドで、VibeサーバのURLを指定してから、[追加]をクリックします。

  4. [このゾーンのサイトにはすべてサーバの確認(https)を必要とする]を、Vibeサーバに応じて選択または選択解除します。

  5. [閉じる]をクリックしてから、[OK] をクリックしてセキュリティ設定を保存します。

Windows VistaがVibeその場編集機能をMicrosoft Officeでサポートするように設定するには、各Microsoft OfficeアプリケーションのWindowsレジストリに新しいキーを追加する必要があります。

  1. Windows エクスプローラで、Program Files/Microsoft Office/Office12にナビゲートします。

  2. 順番に各Microsoft Office .exeを下にスクロールします。

    excel.exe
    powerpnt.exe
    winword.exe
    ...
    
  3. 各実行可能ファイルを右クリックしてから、[プロパティ]をクリックします。

  4. [互換性]をクリックします。

  5. [互換モードでこのプログラムを実行する]を選択して、ドロップダウンリストから[Windows XP (Service Pack 2)]を選択します。

  6. コンピュータを再起動します。

Microsoft Officeファイルを使ったVibeその場編集機能を使用できるようになりました。

メモ:これらの手順によって、Vibeのその場編集機能は有効になりますが、VibeでWebDAVを使用して添付できないVistaの問題は修復されません。

アプレットの詳細については、次のSunの情報を参照してください。

7.22.4 Windows 7でのWebDAV/その場編集の問題

Windows 7ワークステーションでOffice 2007またはOffice 2010を使用してWordドキュメントを編集するためにNovell Vibeのその場編集機能を使用する場合、Wordでは編集済みのファイルがVibeサイトに保存されずに、ユーザに対して保存場所を指定するよう要求します。セキュア(HTTPS)または非セキュア(HTTP)のいずれの接続を使用してVibeを実行するかに応じて、Vibeに必要な設定が異なります。詳細については、『Novell Vibe 3.4 管理者ガイド』のWindows 7でWebDAVをサポートするためのVibeの設定インプレイス編集機能でのファイルの編集を参照してください。

7.22.5 Windows VistaおよびWindows 7でのWebDAV URLの問題

Novell Vibeフォルダに関連付けられたWebDAV URLをコピーして、ネットワークの場所の追加機能を使用しようとすると、Windows VistaおよびWindows 7ではドライブをマップできない可能性があります。Windows VistaおよびWindows 7でVibeを使用する場合は、代わりにネットワークドライブのマップ機能を常に使用する必要があります。

7.22.6 MacにおけるWebDAVの制限事項

Mac環境でWebDAV機能を使用する場合、さまざまな制限が生じます。

7.22.6.1 WebDAVを使用してMac上でファイルを編集する際の制限事項

Microsoft Officeをドキュメントエディタとして使用する場合、Macではその場で編集機能がサポートされません。Macでその場で編集機能を使用するには、ドキュメントエディタにOpenOfficeまたはLibreOfficeを使用する必要があります。

詳細については、『Novell Vibe 3.4 上級ユーザガイド』の WebDAVを使用した個別ファイルの編集を参照してください。

7.22.6.2 WebDAVを使用してMac上でVibeフォルダを表示する際の制限事項

MacにおけるWebDAVの制限のため、Mac環境ではWebDAVを使用してVibeフォルダを表示できません。

詳細については、『Novell Vibe 3.4 上級ユーザーガイド』のVibeフォルダでのWebDAVの使用を参照してください。

7.23 Windows XPを使用している場合、WindowsエクスプローラでVibeフォルダを表示すると別のフォルダも表示される

Windows XPでは、Windowsエクスプローラを使用してVibeフォルダを表示すると、親フォルダと同じ名前の別のサブフォルダが表示されることがあります。

この問題を解決するには、次の手順に従います。

  1. Webブラウザを起動します。

  2. Microsoftダウンロードセンターに移動し、Webフォルダ用のソフトウェア更新プログラム(KB907306)をインストールします。http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=17C36612-632E-4C04-9382-987622ED1D64&displaylang=en

  3. 画面の指示に従って、ソフトウェア更新プログラムをインストールします。

7.24 OpenOffice.orgでのデータクォータ問題

OpenOffice.orgでは、編集済みドキュメントを終了する際に1つの新しいバージョンが作成されるのではなく、[保存]をクリックするたびに新しいドキュメントバージョンが作成されます。この現象のおかげで、急速にデータクォータに達してしまう可能性があります。同じドキュメントの不要なバージョンの作成は回避して構いません。それらが作成された場合も、削除できます。

7.24.1 不要なドキュメントバージョンの作成の回避

同じドキュメントの不要なバージョンの作成を回避するには、次のいずれかの操作を行います。

  • ドキュメントを編集する際に、何度も[保存]をクリックしないでください。その代わり、OpenOffice.orgでドキュメントを閉じる前に一度だけ[保存]をクリックします。

  • Vibeでドキュメントを編集する場合、Microsoft WordなどのOpenOffice.org以外のドキュメントエディタを使用します。

7.24.2 ドキュメントの不要なバージョンを削除する

Novell Vibe 3.4ユーザガイド』のファイルの既存バージョンの削除で説明されているように、ファイルの特定のバージョンを削除できます。

7.25 LinuxサーバのHTML変換エラー

ファイルを表示しようとした際に、HTML Conversion Errorが表示される場合は、Vibe Linuxサーバに必要なライブラリが存在しない可能性があります。

不明なライブラリをインストールする

  1. 以下のディレクトリに変更します。

    /opt/novell/teaming/stellent-converter/linux/x86
    
  2. exporterプログラムを実行します。

    見つからない入力ファイルおよび出力ファイルに関するエラーが予測されます。

  3. 見つからないライブラリに関するエラーを探します。

  4. ライブラリエラーがある場合は、見つからないライブラリをインストールします。

7.26 ユーザプロファイルがカスタムJSPファイルをサポートしない

フォームと表示デザイナツールの中でユーザプロファイルのフォームおよびビューの属性を作成または変更する場合、カスタムJSPファイルを参照できません。

この機能は、『Novell Vibe 3.4上級ユーザガイド』のVibeフォームおよびビューでのJSPファイルの参照の有効化で説明されているように、ワークスペース、フォルダ、およびエントリ用の属性を変更するために残してあります。

8.0 データベースの問題

8.1 Microsoft SQL 2012がサポート対象のデータベースではない

Microsoft SQL 2012は、Vibe 3.4のサポート対象のデータベースではありません。Vibe 3.4では、Vibe 3.3でサポートされているのと同じデータベースをサポートしています。サポート対象のデータベースの詳細については、『Novell Vibe 3.4インストールガイド』のVibeサーバの要件を参照してください。

9.0 開発者に関する問題

9.1 SOAPペイロードでの複数範囲の値

デフォルトでは、Novell Vibe SOAPペイロードは複数範囲の値を生成しません。複数範囲の値が生成されるように、server-config.wsddファイルを変更できます。

  1. server-config.wsddファイルがあるディレクトリに移動します。

    Vibeインストールには、2つのserver-config.wsddファイルが含まれます。これらのファイルのデフォルトの場所は、プラットフォームによって次のように異なります。

    Linux:

    /opt/novell/teaming/apache-tomcat-version/webapps/ssf/WEB-INF
    /opt/novell/teaming/apache-tomcat-version/webapps/ssr/WEB-INF
    

    Windows:

    c:\Program Files\Novell\Teaming\apache-tomcat-version\webapps\
                                                       ssf\WEB-INF
    c:\Program Files\Novell\Teaming\apache-tomcat-version\webapps\
                                                       ssr\WEB-INF
    
  2. 次のラインで、falsetrueに変更します。

    <parameter name="sendMultiRefs" value="false"/>
    
  3. server-config.wsddファイルを保存し、テキストエディタを終了します。

  4. 変更したserver-config.wsddファイルのバックアップコピーを作成します。

    Vibeソフトウェアを更新する場合、server-config.wsddファイルはVibeインストールプログラムによって上書きされます。更新後に更新したファイルを復元するか、修正を繰り返すかいずれかを行う必要があります。

  5. この手順をVibeソフトウェアで2つ目のserver-config.wsddファイルに対して繰り返します。

10.0 ローカライズに関する問題

10.1 簡易URLに拡張文字を使用できない

ワークスペースのデフォルトの設定ページで、URLの定義フィールドは拡張文字を受け入れません。簡易URLには、英数字のみを使用します。

10.2 添付ファイル名の拡張文字と2バイト文字

OutlookがNovell Vibeサイトにポストを送信する場合、またメッセージがファイル名に拡張文字または2バイト文字が付けられた添付ファイルを持つ場合、Exchangeサーバが適切に設定されるまで、添付ファイルはVibeサイトに届けられせん。Exchangeサーバがファイル名を正しく渡すように設定するには、「OWAからの送信時に外国文字が疑問符(?)で表示される」の手順に従います。

10.3 動作状況ログの中国語文字

アクティビティレポートのreport.csvファイルをMicrosoft Excel*で開く際、report.csvファイルが正しく作成されていたとしても、中国語の文字は正しく表示されません。これはExcelではISOラテン語の文字セットをしようしてファイルが常に読み取られるためです。

1つの回避策は、Excelの代わりにOpenOffice.org Calcスプレッドシートプログラムを使用することです。この場合、中国語の文字は正しく表示されます。

Excelでの回避策:

  1. [データ]>[外部データの取り込み]>[データの取り込み]を使用して、report.csv ファイルをExcelにインポートします。

  2. report.csvファイルを選択してから、[開く]をクリックします。

  3. [区切り記号]を選択して[UTF-8]を選択してから[次へ]をクリックします。

  4. 区切り記号として[カンマ]を選択し、[次へ]をクリックしてから、[終了]をクリックします。

Excelで中国語文字が正しく表示されるようになりました。

10.4 ファイル名の国際文字に関連するInternet Explorer 6の制限

Internet Explorer 6で、ファイル名に国際文字が含まれているファイルを[ファイル]フォルダにアップロードする場合で、そのファイルを編集して新しいバージョンを作成する場合、そのファイルのオリジナルバージョンへのリンクは機能しません。それは、Internet Explorer 6でファイル名がダブルエンコーディングされるためです。この問題を解決するには、Internet Explorer 7以降に更新してください。

11.0 セキュリティの問題

Novell Vibeサイトの安全性が適切に確保されるようにするには、オペレーティングシステムにすべてのパッチおよびセキュリティ修正プログラムを適用し、常に更新された状態に保ちます。

12.0 Vibe 3.4バグフィックス

Vibe 3.3以降に修正されたバグのリストについては、「Novell Vibe 3.4 Bug List」を参照してください。各バグの詳細については、Bugzillaのバグ番号を参照してください。

13.0 Vibe 3.3バグフィックス

Vibe 3.2以降に修正されたバグのリストについては、Novell Vibe 3.3 Bug Listを参照してください。各バグに関する詳細は、Bugzillaのバグ番号を参照することができます。

14.0 Vibeのマニュアル

次の各ソースには、NovellVibe 3.4に関する情報が記述されています。

  • オンライン製品マニュアル: Novell Vibe 3.4マニュアルWebサイト

  • Novell Vibeに付属する製品マニュアル. Vibeのホームページの右上隅にある[ヘルプ]アイコン(疑問符)をクリックします。

Novell Vibe製品マニュアルに加えて、次のリソースではVibe 3.4に関する追加の情報が提供されます。