Novell ZENworks 10 Configuration Management SP3

2010年3月30日

Novell® ZENworks® 10 Asset Managementをスタンドアロンモード(ZENworks 10 Configuration Managementなし)で使用している場合は、ZENworks 10 Asset ManagementマニュアルのWebサイトAsset Management Readmeを参照してください。

1.0 概要
4.4 認証
4.15 Zman

1.0 概要

Novell ZENworks 10 Configuration Management SP3において、このドキュメントに記載されている問題が発見されました。

新機能および拡張機能については、『Novell ZENworks 10 Asset Managemnet Getting Started Gudie』を参照してください。

システム要件およびインストールの手順については、『Novell ZENworks 10 Configuration Managementインストールガイド』を参照してください。

管理作業については、Novell ZENworks 10 Configuration Management SP3のマニュアルのWebサイトを参照してください。

この製品には、文書化されていないユーティリティが付属しています。これはNovellサポートが問題の診断または解決を行う際に使用します。

2.0 ZENworks 10 Configuration Management SP3へのアップグレード

プライマリサーバおよび管理対象デバイスを、次のバージョンから直接ZENworks 10 Configuration Management SP3にアップグレードできます。

  • ZENworks 10 Configuration Management SP2 (10.2)

  • ZENworks 10 Configuration Management (10.2.1)のアップデート

  • ZENworks 10 Configuration Management (10.2.2)のアップデート

ZENworks 10 Configuration Managementの以前のバージョンからZENworks 10 Configuration Management SP3へのアップグレードの詳細については、ZENworks 10 Configuration Management SP3アップグレードガイドを参照してください。

ZENworks 10 Configuration Management SP3では、レジストリ構造はHKLM\Software\Novell\ZenworksからHKLM\Software\Novell\ZCMに変更されました。ZENworks 10 Configuration Managementの以前のバージョンからZENworks 10 Configuration Management SP3にアップグレードする場合、レジストリ構造は自動的に変更されます。

重要:ZENworks 10 Asset Management SP2のみ(ZENworks 10 Configuration Managementなし)をインストールし、[ユーザ管理]エージェント機能の[インストール済み]チェックボックスをZENworksコントロールセンター([環境設定]>[デバイス管理]>[ZENworksエージェント])で選択している場合、次のことを実行してからZENworks Asset Management 10.2.xからZENworks 10 Asset Management SP3にアップグレードする必要があります。

  1. ZENworksコントロールセンターで、[設定]タブをクリックします。

  2. [管理ゾーンの設定]パネルで、[デバイス管理]をクリックします。

  3. ZENworksエージェント]をクリックします。

  4. ユーザ管理]の横の[インストール済み]チェックボックスをオフにして、[適用]をクリックします。

  5. ユーザ管理]の横の[インストール済み]チェックボックスをオンにして、[適用]をクリックします。

3.0 ZENworks 10 Configuration Management SP3で解決された問題

ZENworks 10 Configuration Management SP3で解決された問題のリストについては、Novell Support KnowledgebaseのTID 7005455を参照してください。

4.0 確認されている問題

このセクションでは、ZENworks Configuration Managementで発生する可能性がある問題について説明します。

4.1 インストール

このセクションでは、ZENworks Configuration Managementのインストール時に発生する可能性がある問題について説明します。

4.1.1 Configuration Managementと連携させるには、一部のZENworksパーティションを固定する必要がある

現在の環境でNovell ZENworks Linux Management - Dell Editionが実行されており、クライアント上にZENworksパーティションが作成されている場合、パーティションが起動してクライアントをZENworks 10 Configuration Managementに更新しようとすると、パーティションが動作しなくなり、更新に失敗します。

解決策: 現在の環境にZENworks 10 Configuration Managementをインストールする前に、Configuration Managementを更新するため、まずスクリプトによるイメージングタスクを作成して、すべてのZENworksパーティションで強制的にそのタスクを実行します。

次のスクリプトを作成して、initrdリソースファイルに含まれる/etc/ZUpudate.sigファイルを修正します。

export PATH=/sbin:/usr/sbin:/bin:/usr/bin:/lbin
mount $ZENDEVICE /mnt/harddisk
cp /mnt/harddisk/boot/loader/initrd /initrd.gz
#make a backup of initrd
cp /mnt/harddisk/boot/loader/initrd /mnt/harddisk/boot/loader/initrd.sav
gunzip /initrd.gz
mount -o loop /initrd /mnt/cdrom
cp /mnt/cdrom/etc/ZUpdate.sig /
dos2unix /ZUpdate.sig
cp /ZUpdate.sig /mnt/cdrom/etc
umount /mnt/cdrom
gzip -v9c /initrd > /mnt/harddisk/boot/loader/initrd
umount /mnt/harddisk

4.1.2 時刻の同期により無効な証明書エラーが発生する

ZENworks のサービスをインストールする前にネットワーク上で時刻を同期していないと、証明書には未来の日付が設定されているため無効と見なされ、無効な証明書エラーが発生します。

解決策: ZENworksのサービスをインストールする前に、ネットワークの時刻を同期します。同期には必ずZENworksのバックエンドサーバを含めてください。

4.1.3 MS SQL ServerまたはOracleデータベースを持つLinuxサーバ上でのコマンドラインインストールが失敗する

Linux*サーバへZENworks 10 Configuration Management SP 3のコマンドラインをインストールする際、MS SQL Server*またはOracle*データベースの作成を選択し、その後既存データベースユーザ名を指定した場合、インストールは最後の段階で失敗します。

解決策: データベースの作成の際に、新規のデータベースユーザ名を指定します。

4.1.4 Windows 2003 R2 Serverのハンガリー語版でのインストールを続行できない

CSDVersionレジストリ値を、ZENworks 10 Configuration Management SP3をWindows 2003 R2ハンガリー語版にインストールする前にアップデートしていないと、インストールが続行されません。

解決策: ZENworks 10 Configuration Management SP3をインストールする前に、レジストリエディタを使用してCSDVersion値(HKLM\SOFTWARE\Microsoft\WindowsNT\CurrentVersion)をSzervizcsomag 2からService Pack 2に変更します。

4.1.5 ZENworks Asset Managementがサーバにインストールされている場合、ZENworksサーバの再起動が2回要求される

ZENworks Asset Managementのインストールの完了後、インストーラが最初の再起動を要求します。ZENworks Asset Managementのインストール中にインストールされた可能性がある追加パッケージを削除するため、サーバが再度再起動を要求します。

解決策: ありません。

4.1.6 ポート2645がビジーの場合、どのポートも設定できない

ZENworks 10 Configuration Management SP3インストールウィザードで、ポート2645がビジーの場合、[ZENworksポートの選択]ページでその他のポートの設定が要求されません。インストールは続行しますが、ユーザソースの認証が機能しないことがあります。

解決策: ZENworks 10 Configuration Management SP3をインストールする前に、ポート2645が解放されていることを確認します。

4.1.7 SLES 11にZENworks 10 Configuration ManagementでインストールされたデフォルトのZENworks Adaptive Agentに接続できない

ZENworks 10 Configuration ManagementをSLES 11にインストールするとき、サーバコンポーネントとデフォルトのZENworks Adaptive Agentがインストールされます。ただし、ZENworksサーバはデフォルトのエージェントに接続できません。デフォルトポート7628はZENworks Adaptive Agentで使用されており、自動的に開けないためです。次のメッセージがZENworksコントロールセンター([デバイス]>[サーバ]>デバイスをクリック>[概要]>[ZENworksエージェントステータス])に表示されます。

Unable to connect through IP Address or Host Name

解決策: 次のいずれかを実行します。

  • 手動でポート7628を開きます。

  • ファイアウォールの設定を無効にします。

4.2 アクセシビリティ

このセクションでは、ZENworks Configuration Managementの使用に影響するアクセシビリティの問題について説明します。

4.2.1 ツールバー上のアプリケーションをキーボードで選択できない

デフォルトでは、Windowsではツールバーにキーボードでアクセスすることはできません。

解決策: Windowsでユーザ補助のオプションを有効にし、ユーザ補助の設定ウィザードを使用してマウスキーの設定を有効にします。これにより、数字キーパッドを使ってマウスの機能を制御できるようになります。

4.3 AdminStudio

このセクションでは、AdminStudio* 9.5のZENworksエディションで発生する可能性がある問題について説明します。

4.3.1 AdminStudio Distributionウィザードを使用して既存のバンドルをアップデートできない

ZENworks Configuration ManagementのAdminStudio Distributionウィザードの[Bundle Creation(バンドル作成)]ページで、[Update an existing bundle using these Windows Installer package files(これらのWindowsインストーラパッケージファイルを使用して既存のバンドルをアップデート)]オプションを選択すると、ZENworksサーバ上の既存のバンドルが[バンドル]ツリーに表示されません。このため、ウィザードを続行できません。詳細については、Novell Support KnowledgebaseでTID 7005162を参照してください。

解決策: ありません。

4.4 認証

このセクションでは、認証で発生する可能性のある問題について説明します。

4.4.1 認証サーバの認証メカニズムを変更してから、ZENworksサービスを再起動する必要がある

認証サーバの認証メカニズムを変更した場合、変更を反映させるにはZENworksサービスを停止して再起動する必要があります。

4.4.2 SSL認証を有効または無効にするようユーザソースが編集された場合、ユーザソースへの認証が失敗する

SSLの使用]オプションを有効または無効にするようにユーザソースを編集する場合、サーバ上のZENworksサービスを再起動しないと、ユーザソースへの認証が失敗します。

4.5 バンドル管理

このセクションでは、ZENworks Configuration Managementでバンドルを使用する際に発生する可能性がある問題について説明します。

4.5.1 バンドル管理モジュールがデバイスで無効になっている場合でも、ファイルバンドルが管理対象デバイスに表示される

バンドル管理モジュールがデバイスで無効にされている場合でも、デバイスに割り当てられたファイルバンドルが管理対象デバイスに表示されます。これは、インベントリ管理モジュールがデバイスで有効になっているためです。バンドルをzacコマンドでインストールまたは起動できます。

解決策: ありません。

4.6 イメージング

このセクションでは、ZENworks Configuration Managementでイメージングを使用する際に発生する可能性がある問題について説明します。

4.6.1 ZENworks自動モードでLinuxデバイスのイメージを取得できない

Linuxデバイスにはイメージセーフデータがないため、Linuxデバイス(サテライトまたは管理対象デバイス)のイメージをZENworks自動化モードで取得できません。

解決策: ZENworksイメージングメンテナンスモードで、Linuxデバイスのイメージを取得します。

4.7 マイグレーション

このセクションでは、ZENworks Configuration Managementへのマイグレーション時に発生する可能性がある問題について説明します。

4.7.1 Firefox 3.0.xブラウザでマイグレーションヘルプファイルを表示できない

ZENwoks Configuration Management Migration UtilityをFirefox* 3.0.xがデフォルトブラウザとして設定されているデバイスで実行すると、[ヘルプ]アイコンをクリックしてもヘルプファイルが表示されません。

解決策: Firefox 2.0またはInternet Explorer*をデバイスのデフォルトブラウザとして設定します。

4.8 パッチ管理

このセクションでは、ZENworks Configuration Managementでパッチ管理を使用する際に発生する可能性がある問題について説明します。

4.8.1 一部のパッチ用にWindows Installerをアップデートする必要がある

特定の.NETパッチを展開するには最新のWindows Installerをインストールしなければならない場合があります。そうしないと、これらのパッチの展開時にエラーが発生する可能性があります。

解決策: .NETパッチを展開する前に、Windows Installerが前提条件になっているかどうかを確認してください。必要な場合は、システムに最新のWindows Installer(バージョン 3.1以降)を展開するためのバンドルを作成します。Windows InstallerはMicrosoftから提供されます。

4.8.2 ZENworks 10 Configuration Management (10.2.2)のアップデートからZENworks 10 Configuration Management SP3にアップグレードした後、キャッシュされたパッチと既存のベースラインが削除される

ZENworks 10 Configuration Management (10.2.2)のアップデートからZENworks 10 Configuration Management SP3にアップグレードすると、キャッシュされたすべてのパッチがキャッシュ前のステータスに戻り、すべてのベースライン割り当てが削除されます。これは、ZENworks 10 Configuration Managementが別のフォルダ階層に新しい属性ですべてのバンドルを作成し直すためです。

解決策: ZENworks 10 Configuration Management SP3にアップグレードした後、必要なパッチをキャッシュしてすべてのベースラインを再作成する必要があります。

4.9 Personality Migration

このセクションでは、ZENworks Configuration Managementのパーソナリティマイグレーションを使用する際に発生する可能性がある問題について説明します。

4.9.1 パーソナリティマイグレーションをスタンドアロンアプリケーションとして使用している場合、PNPファイルを複数のファイルにスパンするには、パスワードが要求される

設定およびデータを.pnpファイルに保存する際に、[高度なファイルオプション]を使用するよう選択してコンテンツを複数のファイルに分割した場合、[PNPファイル暗号化パスワード]オプションでパスワードを指定する必要があります。

解決策: ありません。

4.9.2 宛先デバイスにプリンタをインストールできない

解決策: プリンタの設定をソースデバイスから宛先デバイスにマイグレートする前に、次を実行します。

  1. C:、D:、またはE:など任意の論理ドライブにPrinterDriversという名前のディレクトリを作成します。

  2. ドライバをダウンロードし、圧縮解除したドライバをPrinterDriversディレクトリにコピーします。.

4.9.3 PNPファイルを認証されたネットワーク共有に保存または適用できない

[パーソナリティの保存]または[パーソナリティの適用]アクションを使用してバンドルを作成すると、バンドルは常にダイナミック管理者として実行されます。ダイナミック管理者は認証されたネットワーク共有への読み込みまたは書き込み権限がないため、PNPファイルを認証されたネットワーク共有から保存または適用できません。

解決策: パーソナリティを保存して適用するには、[パーソナリティの保存]および[パーソナリティの適用]アクションを使用してバンドルを作成する際に、ユーザグループEveryoneに共有場所への書き込みおよび読み込み権限を設定する必要があります。

4.10 ポリシー管理

このセクションでは、ZENworks Configuration Managementでポリシー管理を使用する際に発生する可能性がある問題について説明します。

4.10.1 グループポリシーで設定されたユーザ環境設定は、Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2デバイスのターミナルセッションには適用されません。

グループポリシーで設定されたユーザ環境設定は、Windows* Server* 2003、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2デバイスのターミナルセッションには適用されません。

解決策: グループポリシーで設定されたユーザ環境設定を有効にしてデバイスに適用するには、次の手順に従います。

  1. レジストリエディタを開きます。

  2. HKLM\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Runに移動します。

  3. ZENUserDaemonという文字列を作成して、その値をZENworks_installation_dir\bin\ZENUserDaemon.exeに設定します。

  4. HKLM\Software\Novell\ZCMに移動します。

  5. DisableUserDaemonHealingという文字列を作成して、値をTrueに設定します。

  6. デバイスをリブートします。

メモ:グループポリシーで設定したInternet Explorer設定は、推奨する解決策を実施してもデバイスに適用されません。

4.11 レポート機能

ZENworksレポーティングソリューションは、BusinessObjects Enterprise* XIをベースにしています。このセクションでは、ZENworksレポーティングを使用する際に発生する可能性がある問題について説明します。BusinessObjects* Enterprise XIの操作中に発生する可能性があるその他のエラーメッセージをトラブルシューティングするには、BusinessObjects XI 3.1のマニュアルのWebサイトを参照してください。

4.11.1 事前定義されたレポートのレポートレイアウトを変更できるのは、管理者のユーザ名を使用してZENworks Reporting Serverにログインしたユーザだけである

事前定義されたレポートのレポートレイアウトの変更は、推奨しません。

4.11.2 セッションの期限が切れた後に、ZENworks Reporting Server InfoViewを起動できない

ZENworks Reporting Server InfoViewセッションの期限が切れると、次のようなエラーメッセージが表示されます。

Unable to reconnect to the CMS <server-name>:6400. The session has been logged
off or has expired. (FWM 01002)

解決策: 次の手順を実行します。

  1. ブラウザからクッキーを削除します。

  2. すべてのブラウザインスタンスを閉じます。

  3. ZENworksコントロールセンターにログインし、ZENworks Reporting Server InfoViewを起動します。

4.11.3 セッション終了時にログアウトせずに[ZENworks Reporting Server InfoView]ページを閉じると、ZENworks Reporting Server InfoViewを再起動できなくなる

解決策: [ZENworks Reporting Server InfoView]([ZENworksコントロールセンター]>[レポート])を2回クリックして、[ZENworks Reporting Server InfoView]ページを再起動します。

最初のクリックで以前のセッションで作成されたすべてのクッキーが削除され、次のクリックで[ZENworks Reporting Server InfoView]ページが表示されます。

ZENworks Reporting Server InfoViewセッションを終了するには、[ZENworks Reporting Server InfoView]ページで[ログアウト]をクリックしてください。

4.11.4 ZENworks Reporting Server InfoViewを起動できない

この問題は、Central Management Serverの起動が失敗したときに発生します。%zenworks_home%\logs\zcc.logファイルに次のエラーメッセージが表示されます。

cause:com.crystaldecisions.enterprise.ocaframework.OCAFrameworkException$NotFoundInDirectory: Server <Server_name>:6400 not found or server may be down (FWM 01003)
cause:java.net.ConnectException: Connection refused: connect
detail:Server <Server_name>:6400 not found or server may be down (FWM 01003) Connection refused: connect
detail:Server <Server_name>:6400 not found or server may be down (FWM 01003) Connection refused: connect

解決策1:Business Objects Boardフォーラムを参照します。

解決策2:Novellサポートに問い合わせます。

4.11.5 ZENworks Reporting Serverをインストールした後、Report Engine Serverの初期化に失敗する

Report Engine Serverの初期化が失敗したとき、次のエラーメッセージが表示されます。

Cannot initialize Report Engine server. (Error: RWI 00226) (Error: INF)

この問題は、Report Engine Serverが実行していない場合に、レポートを作成またはアクセスしようとしたときに発生します。

解決策: ZENworks Reporting Server Infoviewを起動する前に、レポートエンジンサーバを手動で初期化します。

Windowsの場合: Server Intelligence Agentを再起動します。

  1. デスクトップの[スタート]メニューから、[プログラム]>[ZENworks Reporting Server]>[ZENworks Reporting Server]>[Central Configuration Manager]>[Server Intelligent Agent]の順にクリックして、Central Configuration Managerウィンドウを表示します。

  2. Restart(再起動)]をクリックします。

  3. サービスが再起動するまで、2~3分待機します。

Linuxの場合: BusinessObjects Enterpriseサービスを再起動します。

  1. 以下のコマンドをルートユーザとして実行して、BusinessObjects Enterpriseサービスを停止します。

    /etc/init.d/BobjEnterprise120 stop

  2. サービスが停止するまで、2~3分待機します。

  3. 以下のコマンドをルートユーザとして実行して、BusinessObjects Enterpriseサービスを開始します。

    /etc/init.d/BobjEnterprise120 start

  4. サービスが開始するまで、2~3分待機します。

4.11.6 ZENworks 10 Configuration Management SP2で作成された管理者アカウントを使用してZENworksコントロールセンターにログインすると、ZENworks Reportingが失敗する

ZENworks Reportingには、ZENworks 10 Configuration Management SP2ユーザソースを使用して作成されたユーザへの参照がありません。このため、ZENworks Configuration Management 10 SP2で作成された管理者アカウント(Administrator@windowdomain.comなど)を使用してZENworksコントロールセンターにログインすると、ZENworks Reportingが失敗します。

解決策: ZENworks Reporting Serverで、以下のコマンドを使用して、ZENworks 10 Configuration Management SP2ユーザソースを使用して作成された管理者アカウントのユーザを作成します。

zman rpau complete_user_name

ここで、complete_user_nameはAdministrator@windowdomain.comなどの管理者アカウントです。

4.11.7 インストールサイズが[スイート]または[ソフトウェアコレクション]レポートに追加されると、ZENworks Reportingに不正確なデータが表示される

ZENworks Reporting Server InfoViewで、インストールサイズを追加すると[スイート]または[ソフトウェアコレクション]レポートに不正確なデータが表示されます。インストールサイズは、[ZENworks Universe (ZENworksユニバース)]>[アセット管理]>[ライセンスされた製品]>[検出された製品]にあります。

解決策: ありません。

4.11.8 Firefox 3.5の新しいブラウザウィンドウで表示しようとすると、[User Details(ユーザ詳細)]レポートデータが表示されない

ZENworks Reporting Server InfoViewをFirefox 3.5で起動し、[Create Hyperlink (ハイパーリンクの作成)]ダイアログボックスでターゲットウィンドウとして[New Window (新規ウィンドウ)]を選択してZENworksレポートを[User Details (ユーザ詳細)]レポートにリンクすると、[User Details (ユーザ詳細)]レポートデータが新しいブラウザウィンドウに表示されません。

解決策: ZENworksレポートをFirefox 3.5ブラウザで[User Details (ユーザ詳細)]レポートにリンクする際、[Create Hyperlink (ハイパーリンクの作成)]ダイアログボックスでターゲットウィンドウとして[Current Window (現在のウィンドウ)]を選択します。

4.12 サテライト

このセクションでは、ZENworks Configuration Managementのサテライトデバイスで発生する可能性がある問題について説明します。

4.12.1 Linuxサテライトを管理ゾーンからリタイアしてリタイア解除した後、コンテンツおよびコレクションの役割にzacコマンドを実行できない

解決策: Linuxサテライトを管理ゾーンからリタイア解除した後、novell-zenworks-xplatzmdサービスを再起動します。

4.12.2 サテライトのコンテンツレプリケーション継承設定を変更すると、プライマリサーバの継承設定が自動的に変更される

コンテンツを持つバンドルまたはポリシーの[プライマリサーバ複製]設定および[サテライトサーバ複製]設定は、デフォルトで管理ゾーンに確立された設定から継承されます。ZENworksコントロールセンターのバンドルまたはポリシーの[設定]ページで、[から継承]の値が[プライマリサーバ複製]設定および[サテライトサーバ複製]設定に対して[(システム)]と表示されます。さらに、バンドルまたはポリシーは指定されたプライマリサーバのホスト対象に含まれ、指定されたサテライトのホスト対象から除外されます。

バンドルまたはポリシーがサーバ上のホスト対象に含まれるようにサテライトの設定を変更すると、バンドルまたはポリシーの[サテライトサーバ複製]継承設定は、サテライトに追加されるバンドルまたはポリシーに適切に変更されます。ただし、バンドルまたはポリシーの[プライマリサーバ複製]設定も自動的に変更されます。

解決策: プライマリサーバ複製の継承設定を手動で元に戻します。

  1. ZENworksコントロールセンターで、次のいずれかを実行します。

    • バンドルに対するプライマリサーバ複製の継承設定を元に戻すには、[バンドル]タブをクリックします。

    • ポリシーに対するプライマリサーバ複製の継承設定を元に戻すには、[ポリシー]タブをクリックします。

  2. サテライトに手動で含めたバンドルまたはポリシーをクリックします。

  3. 設定]>[プライマリサーバ複製]の順にクリックします。

  4. 設定の上書き]をクリックします。

  5. OK]をクリックします。

4.13 ZENworks Adaptive Agent

このセクションでは、ZENworks Configuration ManagementのZENworks Adaptive Agentで発生する可能性がある問題について説明します。

4.13.1 Adaptive AgentがLinuxサーバにインストールされていても、Linuxサーバが管理対象デバイスにならない

ZENworks Adaptive Agentは、ソフトウェアアップデートを有効にするためにLinuxプライマリサーバにインストールされます。ZenworksコントロールセンターにはLinuxサーバが管理対象デバイスとして表示されますが、割り当てやクイックタスクなど、Linuxサーバに対して実行したアクションは失敗します。

4.13.2 ZENworks Adaptive AgentのUIに、英語と、表示用に選択したローカル言語の両方が表示される

ZENworksのリソースは、リソースを取得するプロセスのロケールに従ってロードされます。地域の設定を使用すると、ユーザが使用するよう設定した言語とは異なる言語を使用するようにZENworks Windowsサービスを設定できます。この結果、両方の言語の文字列が表示されます。

解決策: 次のいずれかを実行します。

  • 母国語のオペレーティングシステムをインストールする

  • ユーザが表示する言語と一致するようにデフォルトのユーザ言語を変更する

4.13.3 Windows 2000デバイスへのユーザ管理エージェント機能のアンインストールが失敗する

ZENworksコントロールセンターでユーザ管理エージェント機能([ZENworksエージェント]ページの[エージェント機能]パネル)を無効化すると、ユーザ管理機能はWindows 2000デバイスでアンインストールされません。

エージェント機能のカスタマイズ方法については、Customizing the Agent Featuresを参照してください。

解決策: ありません。

4.14 ZENworksコントロールセンター

このセクションでは、ZENworksコントロールセンターを使用する際に発生する可能性がある問題について説明します。

4.14.1 サポートされていないDNS文字をサーバ名に使用していると、Internet ExplorerでZENworksコントロールセンターへのログインに失敗する

Microsoft*のセキュリティ修正プログラム(Microsoftサポート技術情報の記事312461を参照)を適用すると、特定の文字がサーバ名に使用されているとクッキーが返されなくなるため、それらの文字をDNS名に使用できなくなります。クッキーが返されないと、複数のHTML要求間で状態情報を維持できないため、ユーザはZENworksコントロールセンターにログインできません。

WindowsでDNS名に使用できる文字は、英文字(a~z)、数字、およびハイフンのみです。たとえば、下線文字を使用することはできません。代わりにハイフンを使用してください。

これは、Mozilla Firefoxブラウザでは、Windows上で実行されていても問題になりません。

解決策:

  • DNS名ではなくIPアドレスを参照します。

  • サーバが使用しているIPアドレスに対応する有効なDNS名を参照します。たとえば、サーバ名がA_Server.mycompany.comであっても、そのIPアドレスに対するDNS登録がAserver.mycompany.comであれば、これは有効です。

  • ZENworksコントロールセンターを実行するためにInternet Explorerしか使わない場合は、サーバ名にアンダースコアを使用しないでください。

4.14.2 MS SQL Server 2005には複数の照合順序オプションがあり、ZENworksコントロールセンターでのリスト表示に影響がある

Microsoft SQL Server 2005を英語(米国)以外のロケールにインストールすると、異なるソート順と照合順序が提供されます。つまり、デバイスなど、ZENworksコントロールセンターのリストの順序が影響を受けます。

解決策: SQL Serverをインストールする際には、サーバのロケールに基づいてデフォルトが選択されます。MS SQL Serverをインストールする際に、Microsoftのマニュアルを確認して、使用する照合順序オプションを判断してください。

4.15 Zman

このセクションでは、zmanコマンドラインユーティリティを使用する際に発生する可能性がある問題について説明します。

4.15.1 Zmanのヘルプが中国語で表示されない

簡体字中国語および繁体字中国語でman zmanコマンドを使用しても、ヘルプは表示されず、チルダ(~)文字が表示されるだけです。

解決策: ありません。

5.0 マニュアルの表記規則

このドキュメントでは、「より大きい」記号(>)を使用して手順内の操作と相互参照パス内の項目の順序を示します。

商標記号(®、™など) は、Novellの商標を示します。アスタリスク(*)は、サードパーティの商標を示します。

6.0 保証と著作権

米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、この文書の内容または使用について、いかなる保証、表明または約束も行っていません。また文書の商品性、および特定の目的への適合性については、明示と黙示を問わず一切保証しないものとします。米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、本書の内容を改訂または変更する権利を常に留保します。米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、このような改訂または変更を個人または事業体に通知する義務を負いません。

米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、すべてのノベル製ソフトウェアについて、いかなる保証、表明または約束も行っていません。またノベル製ソフトウェアの商品性、および特定の目的への適合性については、明示と黙示を問わず一切保証しないものとします。米国Novell, Inc.およびノベル株式会社は、ノベル製ソフトウェアの内容を変更する権利を常に留保します。

本契約の下で提供される製品または技術情報はすべて、米国の輸出規制および他国の商法の制限を受けます。お客様は、すべての輸出規制を遵守して、製品の輸出、再輸出、または輸入に必要なすべての許可または等級を取得するものとします。お客様は、現在の米国の輸出除外リストに掲載されている企業、および米国の輸出管理規定で指定された輸出禁止国またはテロリスト国に本製品を輸出または再輸出しないものとします。お客様は、取引対象製品を、禁止されている核兵器、ミサイル、または生物化学兵器を最終目的として使用しないものとします。ノベル製ソフトウェアの輸出については、Novell International Trade ServicesのWebページをご参照ください。弊社は、お客様が必要な輸出承認を取得しなかったことに対し如何なる責任も負わないものとします。

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