ZENworksの信頼されたユーザソースを提供する1つまたは複数のLDAPディレクトリに接続できます。
ユーザソースを追加すると、ZENworks管理者アカウントとLDAPユーザアカウントを関連付け、デバイスと、デバイスを主に使用するユーザを関連付けることができます。また、ユーザを追加すると、次のZENworks製品の機能を追加することができます。
環境設定の管理: バンドルおよびポリシーをユーザやデバイスに割り当てることができます。ユーザベースのインベントリレポートを使用できます。
Asset Management: ソフトウェアライセンスをユーザ単位およびデバイス単位で示すことができます。
Endpoint Security Management: ポリシーをユーザやデバイスに割り当てることができます。
LDAPディレクトリをユーザソースとして定義する場合、ディレクトリに影響はありません。ZENworksで必要なのはLDAPディレクトリへの読み込みアクセスのみで、すべての割り当て情報はZENworksデータベースに保存されます。ユーザソースへの接続時に必要な特定の読み込み権限の詳細については、『ZENworksユーザソースおよび認証リファレンス』のユーザソース接続の作成
を参照してください。
ユーザソースとしてNovell eDirectoryおよびMicrosoft Active Directoryに接続できます。最小要件は、Windows 2000 SP4にインストールされたNovell eDirectory 8.7.3およびMicrosoft Active Directoryです。LDAPの最小要件はバージョン3です。
LDAPディレクトリに接続した後、ユーザ名を表示するディレクトリ内にコンテナを定義します。たとえば、MyCompanyという名前のMicrosoft Active Directoryドメインツリーを使用しているとします。すべてのユーザは、MyCompanyツリーのMyCompany/UsersおよびMyCompany/Temp/Usersという2つのコンテナに属しています。MyCompanyツリーをソースとして、MyCompany/UsersおよびMyCompany/Temp/Usersを別々のユーザコンテナとして参照できます。こうすることで、ディレクトリ内部でのアクセスをユーザを含むコンテナにのみ制限できます。
追加したコンテナに属するユーザに加えて、ZENworksコントロールセンターではコンテナ内に含まれるユーザグループも表示されます。これで、個々のユーザとユーザグループの両方の管理を行えるようになります。
ユーザソースに接続するには、次の手順に従います。
ZENworksコントロールセンターで、設定タブをクリックします。
[ユーザソース]パネルで、新規作成 をクリックして新規ユーザソースの作成ウィザードを起動します。
プロンプトに従ってユーザソースを作成します。
ウィザードの各ステップで何を指定するかの詳細については、ヘルプボタンをクリックしてください。
zmanユーティリティでuser-source-createコマンドを使用してユーザソースへの接続を作成することもできます。詳細については、『ZENworks コマンドラインユーティリティリファレンス』のユーザコマンド
を参照してください。
モバイルデバイスの登録のためにユーザソースを有効化する方法の詳細については、「Configuring User Sources」(『ZENworks Mobile Management Reference』)を参照してください。