システム要件に基づき、ZENworksでは、アプライアンスおよび非アプライアンスのプライマリサーバ両方に対して16GBの最小メモリ要件をお勧めします。RAMサイズの要件に基づき、これらのコンポーネントがサーバで効果的に機能するには、RDBMS (組み込みPostgreSQLがインストールされている場合)、Vertica、Kafka、およびZENworksサービス(ZENserverおよびZENloaderサービス)にメモリが最適に割り当てられていることを確認する必要があります。ZENworksでは、これらのプロセスに適したメモリを自動的に調整する設定アクションを用意しています。
サーバをZENworks 2020にアップグレードした後で、この設定アクションを実行する必要があります。ただし、このサーバにVerticaをインストールする予定の場合は、Verticaを設定した後でのみ、この設定アクションを実行するようにしてください。詳細については、Verticaリファレンスドキュメントを参照してください。
このアクションが実行されるシナリオ:
組み込みPostgreSQLのみがインストールされる非アプライアンスサーバ
非アプライアンスの2番目のプライマリサーバ
KafkaおよびVerticaがインストールされたアプライアンスサーバ
Verticaのみがインストールされたアプライアンスサーバ
組み込みPostgreSQLおよびVerticaがインストールされたアプライアンスサーバ
組み込みPostgreSQLおよびKafkaがインストールされたアプライアンスサーバ
Kakfaのみがインストールされたアプライアンスサーバ
組み込みPostgreSQL、Kafka、およびVerticaがインストールされたアプライアンスサーバ
アプライアンスの2番目のプライマリサーバ
この設定アクションを実行するには:
サーバのコマンドラインユーティリティで、コマンドnovell-zenworks-configure -c CalibrateMemoryConfigureActionを実行します。
設定アクションが実行された後で、ZENworksサービスがサーバで自動的に再起動されることをユーザに通知するメッセージが表示されます。メモリ調整を続行する場合は、Enterキーを押して、デフォルト値1を選択するか、値2を入力します。
(条件付き)アプライアンスサーバで、サーバ上にVerticaおよびKafkaをインストールするかどうかを尋ねられます。このサーバ上にVerticaおよびKafkaをインストールする予定の場合は、サーバでVerticaを設定した後でのみ、このアクションを実行するようにしてください。アクションを終了するには、値2を入力します。
サーバにVerticaおよびKafkaをインストールせず、メモリ調整を続行する場合は、値1を入力します。
コンポーネントごとに新たに設定された値が表示されます。設定された値を後で表示する場合は、次の設定アクションを実行します。novell-zenworks-configure -c DisplayMemoryConfigureAction