4.0 Zmanで作業するためのガイドライン

Micro Focus ZENworksのzmanコマンドラインユーティリティで作業を行う場合には、次のガイドラインに従ってください。

  • bundle-createpolicy-createなどのコマンドを使用してエクスポートされるXMLファイルに、ñ、ë、Äなどの発音記号付きや拡張ASCII文字が含まれている場合、エディタでファイルを開くには、UTF-8エンコーディングを使用する必要があります。ファイルに何らかの変更を加えた場合には、UTF-8形式で保存する必要があります。

  • 拡張ASCII文字を含むコマンド出力をWindows上のファイルにリダイレクトしたい場合、コマンドラインのリダイレクション演算子(>)を使用することはできません。これは、MS-DOSプロンプトのコードページは、大部分のロケールでファイルに書き出す場合に使用されるコードページとは異なっているからです。

    たとえば、英語、フランス、ドイツ語、スペイン語などの西ヨーロッパ言語の場合、DOSプロンプトのコードページはcp437またはcp850ですが、Windowsオペレーティングシステムの他の部分ではcp1252を使用しています。

    出力をファイルにリダイレクトし、拡張ASCII文字を正しく保持するには、‑R|--Redirectグローバルオプションを使用してください。

  • PuTTYなどのクライアントを使用してWindowsマシンからLinuxサーバに接続する場合には、変換に使用する文字セットをUTF-8に設定してください。これにより、標準ASCII文字以外の文字の変換が適切に行われます。

    PuTTYにおけるUTF-8への変換に文字セットを設定する

    1. PuTTYクライアントを開きます。

    2. PuTTY設定ウィンドウで、Windows>変換をクリックします。

    3. Received Data Assumed to be in Which Character SetドロップダウンリストでUTF-8を選択します。

    メモ:コマンドの入出力にa~zまたはA~Zの文字しか含まれていない場合には、この設定は必要ありません。

  • デフォルトでは、zmanはサーバのデフォルトのロケールを使用します。次の手順を実行して、zmanで特定の言語を使用することができます。

    • Windowsでは、ZENworks_Installation_directory\Novell\ZENworks\conf\zman\properties\zman-config.propertiesのJVM_STARTUP_OPTIONSプロパティの値として、適切なユーザ言語とファイルエンコーディングを指定します。

      たとえば、英語でzmanを実行するには、JVM_STARTUP_OPTIONSの値を-Duser.language=en -Dfile.encoding=cp850に設定します。ファイルを編集した後で、chcp 850コマンドを使用して、コマンドプロンプトのコードページをcp850に変更します。

    • Linuxでは、/opt/novell/zenworks/bin/zman で、/opt/novell/zenworks/lib/java/bin/javaの後に‑Duser.language=<language>を追加します。

      たとえば、英語でzmanを実行するには、zmanスクリプトファイルを以下のように変更します。

       /opt/novell/zenworks/lib/java/bin/java -Duser.language=en -Djava.library.path="${LD_LIB_PATH}" .....