ZENworks 11 SP4システム更新(11.4.1) Readme

1.0 ZENworks 11.4.1に更新する重要な理由

この更新は、ZENworksの旧リリースで見つかった問題をいくつか修正するほか、新機能も導入します。

1.1 Java Runtime 7からJava Runtime 8への更新

Java Runtime 7パブリックアップデートはOracleによってサポートされなくなりました。詳細については、JavaのWebサイトを参照してください。ZENworks 11.4.1は、サポートされているプラットフォームのJava Runtimeをバージョン7からバージョン8に更新します。

ZENworks 11.4.1は、次のプラットフォームのJava Runtimeはバージョン8に更新しません。

  • Windows Server 2008 SP2 x86、x86_64 (Datacenter、Enterprise、およびStandardの各エディション)

  • Windows Server 2008 R2 x86_64 (Datacenter、Enterprise、およびStandardの各エディション)

  • Embedded XP SP3 (WES 2009) x86

  • Windows XP Professional SP3 x86

  • Windows XP Tablet PC Edition SP3 x86

  • Windows 7 x 86、x86_64 (Professionalエディション、Ultimateエディション、およびEnterpriseエディション)

  • Windows Embedded 7

  • Macintosh 10.8.2以前のバージョン

Novellでは、これらのデバイスをJava 8でサポートされるバージョンに更新することをお勧めします。これにより、Oracleから定期的にリリースされるJava 8用の重要なセキュリティアップデートを確実に受け取ることができます。

1.2 新しいプラットフォームのサポート

ZENworks 11.4.1では、次のプラットフォームがサポートされています。

  • Windows 10 x86、x86_64 (Professional、Education、Enterprise、およびEnterprise LTSBの各エディション)

  • SLES 10 SP3およびSP4 x86、x86_64

  • SLES 11 SP4 x86、x86_64

  • SLED 11 SP4 x86、x86_64

  • Macintosh 10.11.x (EL Capitan)

システム要件の詳細については、『ZENworks 11 SP4システム要件』を参照してください。

重要:

  • SLES 12オペレーティングシステムは、イメージング操作(取得と復元)をサポートしません。

1.3 管理ブラウザサポート

ZENworks 11.4.1では、次のWebブラウザがサポートされています。

  • Firefox ESRバージョン38.3

  • Firefoxバージョン40.xおよび41.x

2.0 バージョンの11.4.1の展開の計画

管理ゾーン内でのZENworks 11.4.1の展開を計画するには、次のガイドラインを使用します。

  • ZENworks 11.4.1にアップグレードする前に、前提条件となる更新をZENworks 11 SP4サーバに適用します。この更新を実行しない限り、以降の手順に進むことはできません。

  • ZENworks 11.4.1へのアップグレードが完了すると、システムは再起動します。この再起動はWindowsデバイスのみが対象です。ただし、次の場面では再起動が2回必要になります。

    表 1 再起動が2回必要な場面

    場面

    ZENworks Endpoint Security

    Full Disk Encryption

    ロケーションサービス

    クライアントセルフディフェンス

    10.3.4以上から11.4.1へのアップグレード

    無効

    無効

    ライト

    有効

    11.4.1の新規インストール

    無効

    無効

    ライト

    有効

    11.4.1の新規インストール

    無効

    無効

    フル

    有効

    重要:10.3.4より前のバージョンが実行されている管理対象デバイスは、最初にZENworks 10.3.4以上にアップグレードする必要があります。システムはZENworks 10.3.4へのアップグレード後に再起動し、11.4.1アップデートの展開時にもう一度再起動します。

    表 2 11.4.1へのZENworks累積エージェントアップデート: サポートされるパス

    管理対象デバイスのタイプ

    オペレーティングシステム

    サポートされるバージョン

    サポートされないバージョン

    プライマリサーバ

    Windows/Linux

    v11.4.x以上のバージョン

    11.4.xより前の任意のバージョン

    サテライトサーバ

    Windows/Linux/Mac

    v10.3.4以上のバージョン

    10.3.4より前の任意のバージョン

    管理対象デバイス

    Windows

    v10.3.4以上のバージョン

    10.3.4より前の任意のバージョン

    Linux

    v11.0以上のバージョン

    NA

    Mac

    v11.2以上のバージョン

    NA

  • システム更新をインストールする前に、次の場所に充分な空きディスク容量があることを確認してください。

    場所

    説明

    ディスク容量

    Windows: %zenworks_home%\install\downloads

    Linux: opt/novell/zenworks/install/downloads

    エージェントパッケージを管理するためのDownloadsフォルダ

    3GB

    Windows: %zenworks_home%\work\content-repo

    Linux: /var/opt/novell/zenworks/content-repo

    zipファイルをコンテンツシステムにインポートするためのcontent-repoフォルダ

    3GB

    エージェントキャッシュ

    ZENworksサーバを更新するために必要な、該当するシステム更新コンテンツをダウンロードするため

    1.5GB

    システム更新ファイルがコピーされる場所

    メモ:これは、システム更新zipファイルをインポートするために使用されるZENworksサーバにのみ適用されます。

    ダウンロードしたシステム更新zipファイルを保存するため

    3GB

  • 最初にプライマリサーバ、次にサテライトサーバ、最後に管理対象デバイスという順番でバージョン11.4.1を展開する必要があります。ゾーン内のすべてのプライマリサーバが11.4.1にアップグレードされるまで、管理対象デバイスおよびサテライトサーバにこの更新を展開しないでください(または、新しい11.4.1エージェントをゾーンに展開しないでください)。

    メモ:プライマリサーバをアップグレードする前にエージェントがZENworksサーバとの通信を開始した場合、エージェントは整合性のないデータを受け取り、これがゾーンに影響を及ぼすおそれがあります。したがって、プライマリサーバは短時間でアップグレードする必要があります。互いに数分以内にアップグレードするのが理想的です。

  • Update For ZENworks 11 SP4 (11.4.1)はZENworks 11.4.0に代わるものです。

  • ZENworks 10.3.4、11.0.0、11.1.0、11.2.0、11.2.0 MU1、11.2.0 MU2、11.2.1、11.2.1 MU1、11.2.1 MU2、11.2.2、11.2.2 MU1、11.2.2 MU2、11.2.3a、11.2.3a MU1、11.2.4、11.2.4 MU1、11.3.0、11.3.0a、Win 8.1 for 11.3.0、Win 8.1 for 11.3.0a、11.3.0 FRU1、11.3.1、11.3.1 FRU1、11.3.2、11.3.2 FRU1、または11.4がインストールされているサテライトサーバおよび管理対象デバイスには、ZENworks 11.4.1を直接展開できます。

3.0 バージョン11.4.1のダウンロードと展開

バージョン11.4.1をダウンロードして更新として展開する方法については、『ZENworks 11 SP4システム更新リファレンス』を参照してください。

管理ゾーンがZENworks 11 SP4より前のバージョンのプライマリサーバで構成されている場合、これらのプライマリサーバをすべてZENworks 11 SP4にアップグレードして「11 SP4以降に更新するための前提条件」を適用しない限り、それらのプライマリサーバにZENworks 11.4.1を展開することはできません。手順については、『ZENworks 11 SP4アップグレードガイド』を参照してください。

11 SP4以降に更新するための前提条件の詳細については、ZENworks 11 SP4システム更新(11.4.1) Readmeを参照してください。

管理タスクについては、Novell ZENworksマニュアルのWebサイトを参照してください。

重要:ゾーン内のすべての結合プロキシサテライトサーバが更新されるまで、Remote Management (RM) Viewerを更新しないでください。結合プロキシ経由でRemote Managementを実行するには、RM Viewerのバージョンと結合プロキシのバージョンが同じであることを確認してください。

11.4.1アップデートをダウンロードして展開する前に、必ずセクション 2.0, バージョンの11.4.1の展開の計画を読んでください。

ゾーン内のすべてのプライマリサーバとサテライトがZENworks 11 SP4にアップグレードされるまで、ZENworks_11.4.1_Update.zipを展開しない

この更新では、データベースのスキーマを変更する必要があります。最初のパッチのインストール時には1つのプライマリサーバのみでサービスを実行し、他のプライマリサーバがデータベース内の変更中のテーブルにアクセスしないようにしてください。

マスタまたは専用のプライマリサーバが更新されたら、残りのサーバでサービスを開始して更新を同時に適用できます。

11.4.1の管理ゾーン内でサポートされる管理対象デバイスおよびサテライトサーバのバージョンのリストについては、次のZENworksサポート対応表を参照してください。

表 3 ZENworksサポート対応表

管理対象デバイス

サテライトサーバ

プライマリサーバ

v10.3.4

v10.3.4、v11.0、v11.1、v11.2、v11.2 MU1、v11.2 MU2、v11.2.1、v11.2.1 MU1、v11.2.1 MU2、v11.2.2、v11.2.2 MU1、v11.2.2 MU2、v11.2.3a、v11.2.3a MU1、v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、v11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2 FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.0

v11.0、v11.1、v11.2、v11.2 MU1、v11.2 MU2、v11.2.1、v11.2.1 MU1、v 11.2.1 MU2、v11.2.2、v11.2.2 MU1、v11.2.2 MU2、v11.2.3a、v11.2.3a MU1、v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.1

v11.1、v11.2、v11.2 MU1、v11.2 MU2、v11.2.1、v11.2.1 MU1、v 11.2.1 MU2、v11.2.2、v11.2.2 MU1、v11.2.2 MU2、v11.2.3a、v11.2.3a MU1、v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.2

v11.2、v11.2 MU1、v11.2 MU2、v11.2.1、v11.2.1 MU1、v 11.2.1 MU2、v11.2.2、v11.2.2 MU1、v11.2.2 MU2、v11.2.3a、v11.2.3a MU1、v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.2 MU1

v11.2 MU1、v11.2 MU2、v11.2.1、v11.2.1 MU1、v 11.2.1 MU2、v11.2.2、v11.2.2 MU1、v11.2.2 MU2、v11.2.3a、v11.2.3a MU1、v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.2 MU2

v11.2 MU2、v11.2.1、v11.2.1 MU1、v 11.2.1 MU2、v11.2.2、v11.2.2 MU1、v11.2.2 MU2、v11.2.3a、v11.2.3a MU1、v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.2.1

v11.2.1、v11.2.1 MU1、v 11.2.1 MU2、v11.2.2、v11.2.2 MU1、v11.2.2 MU2、v11.2.3a、v11.2.3a MU1、v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.2.1 MU1

v11.2.1 MU1、v 11.2.1 MU2、v11.2.2、v11.2.2 MU1、v11.2.2 MU2、v11.2.3a、v11.2.3a MU1、v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.2.1 MU2

v11.2.1 MU2、v11.2.2、v11.2.2 MU1、v11.2.2 MU2、v11.2.3a、v11.2.3a MU1、v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.2.2

v11.2.2、v11.2.2 MU1、v11.2.2 MU2、v11.2.3a、v11.2.3a MU1、v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.2.2 MU1

v11.2.2 MU1、v11.2.2 MU2、v11.2.3a、v11.2.3a MU1、v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2 FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.2.2 MU2

v11.2.2 MU2、v11.2.3a、v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2 FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.2.3a MU1

v11.2.3a MU1、v11.2.3a、v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2 FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.2.4

v11.2.4、v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2 FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.2.4 MU1

v11.2.4 MU1、v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、11.3.0 FRU1、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2 FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.3.0

v11.3.0a、Windows 8.1 Update for v11.3.0a、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2 FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.3.0 Windows 8.1 Update

v11.3.0a Windows 8.1 Update、v11.3.0 FRU1、v11.3.1、11.3.1 FRU1、v11.3.2、11.3.2 FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.3.0 FRU1

11.3.0 FRU1、11.3.1、11.3.1 FRU1、11.3.2、11.3.2 FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.3.1

11.3.1、11.3.1 FRU1、11.3.2、11.3.2 FRU1、v11.4

v11.4.1

v11.3.1 FRU1

11.3.1 FRU1、11.3.2、11.3.2 FRU1、11.4

v11.4.1

v11.3.2

11.3.2、11.3.2 FRU1、11.4

v11.4.1

v11.3.2 FRU1

11.3.2 FRU1、11.4

v11.4.1

4.0 バージョン11.4.1で解決された問題

このリリースでは、ZENworks 11 SP4の初期リリースで特定された問題がいくつか解決されています。解決された問題のリストについては、NovellサポートナレッジベースのTID 7016895を参照してください。

5.0 ZENworks 11.4.1で引き続き存在する問題

ZENworks 11 SP4の旧バージョンで明らかになった問題のうち、一部は依然として解決されていません。詳細については、次のReadmeドキュメントを参照してください。

6.0 バージョン11.4.1での既知の問題

6.1 オペレーティングシステムをSLESまたはSLED 11 SP4にアップグレードすると、ZENworks 11.4.1デバイスでZiconのプロパティページが空白で表示される

ZENworks 11.4.1デバイスでオペレーティングシステムをSLES 11 SP3からSLESまたはSLED 11 SP4にアップグレードすると、Ziconのプロパティページが空白で表示されます。

解決策: オペレーティングシステムをSLESまたはSLED 11 SP3からSLESまたはSLED11 SP4にアップグレードした後、エージェントを停止し、osgicleanパラメータを指定してエージェントを再起動する必要があります。

  1. /etc/init.d/novell-zenworks-xplatzmd stopコマンドを実行してエージェントを停止します。

  2. /etc/init.d/novell-zenworks-xplatzmd start --osgicleanコマンドを実行してエージェントを再起動します。

6.2 SLES 10 SP3またはSP4 32ビットエージェントでのリモート接続時に、「INVALID PROTOCOL (無効なプロトコル)」というメッセージが表示される

SLES 10 SP3またはSP4 32ビットエージェントでのリモート接続時に、エージェントに「INVALID PROTOCOL (無効なプロトコル)」というメッセージが表示され、アクションが失敗します。

解決策: SLES 10 SP3またはSP4 32ビットエージェントに、バンドルを使用して11.4.1のzrmserviceバイナリまたはnovell-zenworks-xplat-zmd-rmagent-native-11.4.1-0.i586.rpmを展開します。

6.3 [User Management (ユーザ管理)]機能が有効になっている場合、Windows 7からWindows 10へのマイグレーションに失敗する

マイグレーション前にZENworks管理ゾーンで[User Management (ユーザ管理)]機能が有効になっていた場合、Windows 7からWindows 10へのマイグレーションに失敗します。マイグレーションを実行すると、ブルースクリーンが発生します。

解決策: 次の手順を実行します。

  1. Device (デバイス) > Work stations (ワークステーション)の順に選択して、目的のデバイスを選択します。

  2. Settings (設定)タブ> Device management (デバイス管理)の順に移動して、ZENworks Agent (ZENworksエージェント)をクリックします。

  3. ZENworks Agent (ZENworksエージェント)で、override settings (設定の上書き)リンクをクリックします。

  4. Agent Features (エージェント機能) > User Management (ユーザ管理)の順に選択して、Install (インストール)チェックボックスをオフにします。

  5. 適用をクリックします。

  6. ZENworksエージェントコンソールに移動し、Refresh (更新)を使用して最新の情報に更新します。

  7. プロンプトが表示されたらデバイスを再起動し、マイグレーションを続行します。

    マイグレーションが完了したら、[User Management (ユーザ管理)]機能を有効にします。

6.4 ディスク暗号化ポリシーが適用されている場合、Windows 7、8、または8.1からWindows 10へのマイグレーションに失敗する

デバイスにFull Disk Encryptionポリシーが適用されている場合、Windows 7、8、または 8.1からWindows 10へのマイグレーションに失敗します。マイグレーションを実行すると、ブルースクリーンが発生します。この状態になった場合、マイグレーションをロールバックしてWindows 7、8、または8.1オペレーティングシステムに戻すしかありません。

解決策: マイグレーションの実行前に、デバイスからディスク暗号化ポリシーを削除し、デバイスのドライブが復号化されていることを確認します。

6.5 Windows 7からWindows 10へのマイグレーション後、いくつかのZENworksサービスが自動的に開始しないことがある

Windows 7からWindows 10へのマイグレーション後、Novell ZENworks Agent ServiceやZES Serviceなど、いくつかのZENworksサービスが自動的に開始しないことがあります。

解決策: これらのZENworksサービスを手動で開始します。

6.6 DHCPネットワークパラメータを指定して作成した場所がSLES 12デバイスに適用されない

DHCPネットワークパラメータを指定して作成した場所がSLES 12デバイスに適用されません。

解決策:ありません

6.7 SNMP検出によってオペレーティングシステムがWindows 10ではなくWindows 8.1として検出される

SNMP検出によってオペレーティングシステムがWindows 10ではなくWindows 8.1として検出されます。

解決策:ありません

6.8 ZENworksアプライアンスの[Min and Max Permanent Generation sizes (Permanent領域の最小および最大生成サイズ]が更新されない

ZENworks 11.4.1は、サポートされているプラットフォームのJava Runtimeをバージョン7から8へアップグレードします。Java 8 Runtimeでは、permsizeおよびmaxpermsizeプロパティはサポートされません。これらのプロパティは、それぞれMetaspaceSize およびMaxMetaspaceSizeプロパティに置き換えられます。ただし、[Appliance Configuration (アプライアンスの設定)](Basic (基本)タブ)には、これまでと同様に[Min and Max Permanent Generation sizes (MB) (Permanent領域の最小および最大生成サイズ(MB))]が表示され、MetaspaceSize およびMaxMetaspaceSizeプロパティは更新されません。

解決策: 次の手順に従って、MetaspaceSizeおよびMaxMetaspaceSizeプロパティのサイズ(MB単位)を編集します。

  1. [ZENworks Appliance Configuration (ZENworksアプライアンスの設定)]で、Advanced (詳細設定)タブをクリックします。

  2. 次のファイルのMetaspaceSizeおよびMaxMetaspaceSizeプロパティのサイズを変更します。

    • ZENServer: ZENServer>confの順に移動し、zenserversettings.shファイルを開きます。

    • ZENLoader: ZENLoaderに移動し、ZENLoader JVM Settingsファイルを開きます。

6.9 HTTPプロキシがポート番号なしで指定されている場合、Windows管理対象デバイスでリモート管理操作に失敗する

Windows管理対象デバイスでは、zac sp <ip_addr:port_number>コマンドを実行してHTTPプロキシを設定できます。ポート番号を指定せずにリモート管理操作を実行した場合、Remote Managementサービスは適切に機能しません。

解決策: zac sp <ip_addr:port_number>コマンドを実行し、ポート番号が指定されていることを確認して、Remote Managementサービスを再開します。

6.10 インベントリのみエージェントがZENworks 11.4からZENworks 11.4.1に更新されない

ZENworks 11 SP4サーバを11.4.1にアップグレードしてから、インベントリのみエージェントに対して11.4から11.4.1へのシステム更新を実行した場合、エージェントが更新されません。

解決策: ZENworks 11 SP4のインベントリのみエージェントにシステム更新を適用する前に、次の手順を実行します。

Linuxの場合:

  1. vi ~/.bash_profileコマンドを実行してbash_profileファイルを開きます。

  2. このファイルに次の内容を追加します。

    export JAVA_HOME=/opt/novell/zenworks/share/zmd/java
    export PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin
    
  3. 変更を確認するため、source ~/.bash_profileコマンドを実行するか、いったんログアウトしてからログインします。

  4. JAVAバージョンを確認するため、java -versionコマンドを実行します。

Macの場合:

  1. vim .bash_profileコマンドを実行してbash_profileファイルを開きます。

  2. このファイルに次の内容を追加します。

    export JAVA_HOME=/opt/novell/zenworks/share/zmd/java
    export PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin
    
  3. 変更を確認するため、source .bash_profileコマンドを実行するか、いったんログアウトしてからログインします。

  4. JAVAバージョンを確認するため、java -versionコマンドを実行します。

6.11 ダウンロードしたパッチをZENworks Adaptive AgentでSLED 12マシンにインストールできない

SLED 12にはrpm-python.rpmファイルがインストールされていないため、ダウンロードしたパッチをZENworks Adaptive AgentでSUSE Linux Enterprise Desktop (SLED) 12マシンにインストールできません。

解決策: 次の手順に従って、rpm-python.rpmファイルをインストールします。

  1. SLED 12 Adaptive AgentをSUSE Customer Center (SCC)に登録します。

  2. SLED 12マシンで、Applications (アプリケーション) > System Tools (システムツール) > YaSTの順に選択してYaSTを起動します。

  3. Software Settings (ソフトウェア設定)Software Management (ソフトウェア管理)を選択します。

    1. Search (検索)フィールドに「python」と入力します。

    2. rpm-pythonチェックボックスをオンにします。

    3. Accept (同意する)をクリックし、Continue (続行)をクリックします。

    4. 完了をクリックします。

6.12 すでにオペレーティングシステムがインストールされているデバイスに、MDT展開バンドルを適用してオペレーティングシステムを再インストールすると、無限ループが発生する

すでにオペレーティングシステムがインストールされているデバイスに、MDT展開バンドルを適用してオペレーティングシステムを再インストールすると、無限ループが発生します。PXEブート時に、デバイスは毎回同じMDTバンドルを選択します。この問題は、デバイスにオペレーティングシステムを再インストールできるようディスクを準備する際に、MDT (Microsoft Deployment Toolkit)がZISD (ZENworks Image Safe Data)を消去するために発生します。このため、イメージングサーバはデバイスに割り当てられているイメージング作業の状態を認識できず、状態が消去されません。

解決策: 次のいずれかの方法を実行します。

方法1

  1. バンドル内にアップロードされたMDT WIMがブート時に使用する、対応するMDT Deployment Shareをカスタマイズします。ISDTool.exeを使用してMBRを消去します。

    1. ZENworksの[Download (ダウンロード)]ページ(https://zenworks_server_IP_address:port/zenworks-setup)の[Imaging Tools (イメージングツール)]から、32ビット版のISDTool.exeをダウンロードします。このファイルをMDT Deployment Shareの/Tools/x86フォルダに配置します。

    2. ZENworksの[Download (ダウンロード)]ページ(https://zenworks_server_IP_address:port/zenworks-setup)の[Imaging Tools (イメージングツール)]から、64ビット版のISDTool.exeをダウンロードします。このファイルをMDT Deployment Shareの/Tools/x64フォルダに配置します。

    3. MDT Deployment ShareのScriptsフォルダにあるZTIDiskpart.wsfスクリプトファイルを開き、次の行を「Open an instance for diskpart.exe, and dynamically pipe the commands to the program」という行のすぐ上に挿入します。

      Dim sampCmd Dim aScriptDir Dim aArchitecture aScriptDir = oFSO.GetParentFolderName(WScript.ScriptFullName) aArchitecture = oEnvironment.Item("Architecture") sampCmd = aScriptDir & "\..\tools\" & aArchitecture & "\ISDTool.exe mdt cleandisk " & iDiskIndex oShell.Exec(sampCmd)

このスクリプトにより、デバイスがMDT WIMをブートして、カスタマイズされたMDT Deployment Shareを使用する際に、MDTがZISDデータを消去しないようにします。

方法2

  1. デバイスにMDT Deploymentバンドルを適用する前に、イメージングスクリプトプレブートバンドルを使用してMBRを消去します。

    1. ZENworksでイメージングスクリプトプレブートバンドルを作成します。Script Text (スクリプトテキスト)として次のコマンドを追加します。

      dd if=/dev/zero of=/dev/sdX count=1 bs=512

      ここで、/dev/sdXはディスクです。Xにはa、b、cなどの値を指定できます。

    2. デバイスでイメージングスクリプトプレブートバンドルを適用します。

    3. デバイスで必要なMDT展開バンドルを適用します。

      重要:このオプションは十分に注意して使用してください。上のddコマンドはMBRを消去します。このコマンドを実行すると、オペレーティングシステムはブートしなくなります。したがって、このコマンドは、デバイスにオペレーティングシステムを再インストールする前にのみ実行してください。

6.13 MDTタスクの状態として4以外の値を指定した場合、デバイスの動作が一貫しなくなる

ISDToolでMDT (Microsoft Deployment Task)のタスクの状態として4以外の数値を指定した場合、デバイスの動作が一貫しなくなります。

解決策: ありません。ISDToolでMDTのタスクの状態として必ず4を指定する必要があります。

6.14 Windows 10デバイスでイメージの復元を実行してデバイスを再起動した場合、Windowsの一部の機能が動作しないことがある

Windows 10デバイスで、Sysprepを実行せずにイメージを復元してデバイスを再起動した場合、Windowsの[スタート]メニューや他のWindowsの機能(CortanaやMetroアプリケーションなど)が動作しないことがあります。

解決策: ありません。Sysprepを使用せずにイメージを取得する場合は、『ZENworks 11 SP4 Preboot Servicesおよびイメージングリファレンス』の「Prerequisites for taking an Image on Windows 10 without Sysprep」の項を参照してください。

6.15 Tuxeraを使用したZENworksイメージングは、Sysprepを使用したWindows 10でサポートされない

Sysprepを使用したWindows 10デバイスのイメージを、Tuxeraドライバを使って取得した場合、復元されたデバイスはブートしません。

解決策:ありません

6.16 11.4.1プライマリサーバから11.4結合プロキシサテライトサーバを使用して11.4エージェントでリモート管理操作を行うと失敗する

11.4.1プライマリサーバから11.4結合プロキシサテライトサーバを使用して11.4エージェントをリモート制御しようとすると、操作に失敗します。結合プロキシのバージョンが11.4でRemote Management Viewerのバージョンが11.4.1の場合、結合プロキシを使用してリモート制御を行うことはできません。

解決策: 結合プロキシサテライトサーバを更新します。

6.17 Mac OS X 10.10および10.11管理対象デバイスをサテライトサーバとして使用できない

Mac OS X 10.10および10.11管理対象デバイスはサテライトサーバとして使用できません。これは、設定されたサテライトサーバのポートをエージェントがOS Xのファイアウォールで開くことができないためです。この問題は、ZENworksエージェントがOS Xのファイアウォールのポートを開くためにipfwユーティリティに依存しているために発生します。OS X 10.10からipfwユーティリティは廃止されています。Appleでは、この目的にはpfctlユーティリティを使用することを推奨しています。

解決策:ありません

6.18 ゾーンに新しく追加されたプライマリサーバに初めてZENworks 11.4.1を割り当てると、エラーメッセージが表示される

ゾーンに新しく追加されたプライマリサーバに初めてZENworks 11.4.1を割り当てると、エラーメッセージが表示されます。

解決策: エラーメッセージでキャンセルボタンをクリックして、更新を再割り当てします。

6.19 Macエージェント上でマニュアルページが機能しない

Macエージェント上でマニュアルページが機能しません。

解決策: Macの一般的なコマンドを使用するように、MANPATH変数の設定を解除できます。ただし、それでもZENworks固有のコマンドは動作しません。

6.20 RAMサイズが1GB以下の場合、SLES 11 SP3 VMwareプラットフォーム上でエージェントが機能しない

VMwareプラットフォーム用のSLES 11 SP3のRAMサイズが1GB以下の場合、エージェントは適切に機能しません。

解決策: SLES 11 SP3 VMwareプラットフォームのRAMサイズを1GBより大きいサイズに増やす必要があります。

6.21 SLES 10 SP3またはSP4イメージングサーバがZENworks 11.4.1プライマリサーバと通信できない

SLES 10 SP3またはSP4サーバのOpenSSLがデフォルトバージョンの場合、11.4.1プライマリサーバとの通信が切断されます。

解決策: 必須のFTF (https://bugzilla.novell.com/show_bug.cgi?id=958701)を適用します。

7.0 保証と著作権

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