2.0 データベースの要件

ZENworksに付属する組み込みSybase SQL Anywhereデータベースを使用できます。外部データベースと呼ばれる独自のデータベースも使用できます。外部データベースを使用する場合は、次の要件が満たされている必要があります。

項目

要件

データベースバージョン

Microsoft SQL Server 2008 R2 (および最新のSP)

Microsoft SQL Server 2008 SP2 (および最新のSP)

Microsoft SQL Server 2012 (および最新のSP)

Sybase SQL Anywhere 12

Oracle 11.2.0.4 StandardおよびEnterprise Edition (パーティショニング機能の有無は問わない)。パーティショニング機能については、「パーティショニング機能を備えたOracle Enterprise」を参照してください。

Oracle 11.2.0.4 Real Application Clusters (Oracle RAC)

Oracle 12c (12.1.0.1および12.1.0.2)

メモ:ZENworksでOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)を使用する計画の場合は、次の情報を参照してください。

データベースサーバのホスト名

データベースサーバのホスト名は、ドメインネームサーバサービスで解決可能である必要があります。

TCPポート

サーバはデータベースポート上のプライマリサーバ通信を許可する必要があります。MS SQLの場合は、データベースサーバ用の静的ポートを設定してください。

デフォルトのポート:

  • MS SQLは1433

  • Sybase SQLは2638

  • Audit Sybase DBは2639

  • Oracleは1521

競合する場合はデフォルトのポート番号を変更します。ただし、プライマリサーバがデータベースと通信するようにポートが開いている必要があります。

UDPポート

MS SQLは1434 (ZENworksでデータベースの名前付きインスタンスを使用する場合)

WANに関する注意事項

プライマリサーバとZENworskデータベースは同じネットワークセグメント上に存在する必要があります。プライマリサーバはWAN経由でZENworksデータベースに書き込むことはできません。

デフォルトの文字セット

Sybaseの場合は、UTF-8文字セットが必要です。

MS SQLの場合には、ZENworks は特定の文字セットを必要としません。ZENworks は、MS SQLでサポートされるすべての文字セットをサポートします。

Oracleの場合、NLS_CHARACTERSETパラメータをAL32UTF8に設定し、NLS_NCHAR_CHARACTERSETパラメータをAL16UTF16に設定する必要があります。

照合

ZENworks は、MS SQLデータベースの大文字小文字を区別するインスタンスではサポートされません。したがって、データベースが大文字小文字を区別しないことを確認してから、データベースをセットアップする必要があります。

データベースユーザ

ZENworksデータベースユーザがリモートデータベースに接続するのに制約がないかどうかを確認してください。

たとえば、ZENworksデータベースユーザがActive Directoryユーザである場合は、Active Directoryのポリシーでリモートデータベースへの接続がユーザに許可されているかどうかを確認します。