9.8 Linux管理

Linux管理を使用すると、既存環境内にあるLinuxの組み込みおよび拡張を容易に行えます。この製品は、ポリシー重視の自動化を使用して、Linuxリソースを導入、管理、および維持します。自動化されたインテリジェントなポリシーにより、デスクトップのロックダウン、イメージ作成、リモート管理、インベントリ管理、およびソフトウェア管理などのLinuxシステムのライフサイクル全体を集中管理できます。その結果、この製品は包括的なLinux管理ソリューションになり、Linuxシステムの管理に必要なオーバーヘッドを大幅に削減することで、ITにかかる手間を解消できます。

次のいずれかを使用して、Linuxデバイスにパッチを適用することができます。

  • パッチ管理

  • Linuxパッケージ管理

パッチ管理

パッチ管理はNovell ZENworks 11 SP4に完全に統合された機能で、エージェントベースのパッチ、脆弱性パッチ、およびコンプライアンス管理ソリューションを提供します。

パッチ管理では、次の機能を提供します。

  • 署名を使用して必要なパッチを判断し、簡単なレポーティング用に報告する

  • デバイス上に常に存在するように特定のパッチのための必須ベースラインを実装する

  • SLESおよびRHELの配布のみにパッチを適用する

詳細については、セクション 12.0, パッチ管理を参照してください。

Linuxパッケージ管理

Linuxパッケージ管理は、Linuxデバイス(サーバおよびデスクトップ)用のZENworks Configuration Managementのパッケージ管理機能の処理を目的としています。

Linuxパッケージ管理では、次の機能を提供します。

  • エンタープライズレベルで多数のLinuxデバイス用のパッケージをパッチ適用、インストール、および更新するために単一点管理を提供する

  • ZENworksバンドルとしてパッチおよびパッケージの、UN、RHN、RCEおよびYUMリポジトリから更新ファイルとパッケージをミラーリングするこれらのバンドルをパッケージ管理用のLinux管理対象デバイスに割り当てることができます。

  • デルタRPMが利用可能かつ適用可能な場合は常に、管理対象デバイスでデルタRPMのダウンロードをサポートし、それによってパッチ適用時に必要な帯域幅を削減する

  • ミラーリングするカタログ、パッケージ、およびバンドルを選択可能

  • OESサーバにパッチを適用可能