4.0 ZENworks Reportingの管理

ZENworks Reportingでは、ユーザの管理は、ZENworks Reportingのインストール中に設定されるLDAPサーバ経由でのみ行います。デフォルトでは、LDAPサーバに存在するユーザはすべてZENworks Reportingにログインできます。LDAPサーバでは、ユーザをグループで管理し、ZENworks Reportingで利用可能な役割ベースのユーザ管理機能を活用することをお勧めします。

ユーザが初めてZENworks Reportingにログインすると、次の処理が行われます。

  • ZENworks Reportingリポジトリ内にユーザが作成される。

  • LDAPグループに基づいて役割が作成される。

  • 新しく作成された役割にユーザが割り当てられる。

同じLDAPグループに属する後続のユーザについては、そのユーザが初めてログインした際に、ZENworks Reporting内にユーザが作成され、ZENworks Reportingで作成済みの役割に割り当てられます。

ZENworks Reportingでは、ユーザは2つのカテゴリ(管理者および非管理者)に分類されます。Configure User Source (ユーザソースの設定)ウィザードでインストール時に選択したグループは、ROLE_ADMINISTRATORにマッピングされます。他のすべてのユーザについては、属するLDAPグループに基づいて役割が作成されます。たとえば、「user1」がLDAPグループ「group1」に属するユーザである場合、「ROLE_ group1」という名前の役割が作成され、user1はその役割に割り当てられます。

管理者はZENworks Reportingを管理します。初期状態でZENworks Reportingへのアクセス許可を持っているのは、管理者のみです。管理者は、役割レベルまたはユーザレベルのいずれかで、他のユーザにアクセス許可を提供します。

許可の詳細については、セクション 4.3.1, 許可を参照してください。

メモ:管理メニューを表示したり、このメニューにアクセスしたりできるのは、管理者のみです。

非管理者は、データの分析、レポートの作成、およびレポートのスケジューリングを行うことができます。