1.2 データベースに関する検討事項

後でZENworks 11 SP4からZENworks 2017にアップグレードする前に、次のガイドラインについて検討してください。

  • 外部データベースを使用している場合、プライマリサーバをアップグレードする前に、外部データベースをサポートされている最新バージョンまでアップグレードまたは移行する必要があります。

    メモ:Microsoft SQL 2008 R2を互換モードで実行しているデバイスでは、ZENworks 2017にアップグレードする前に、互換モードを手動で無効にする必要があります。

    サポートされているデータベースバージョンの詳細については、『ZENworks 2017サーバインストールガイド』のデータベースの要件を参照してください。

  • (推奨)環境内のデバイスの数に基づいて、データベースのタイプを選択します。

    • デバイスの数が最大3,000台の環境では、組み込みSybaseまたはリモートSybaseを使用します。

    • デバイスの数が最大40,000台の環境では、MS SQLまたはOracleを使用します。

    • デバイスの数が40,000台を超える環境では、Oracle Enterprise Edition (パーティショニング機能付き)を使用します。パーティショニング機能については、『ZENworks 2017 サーバインストールガイド』の「パーティショニング機能を備えたOracle Enterprise」を参照してください。

    既存のデータベースが推奨条件を満たしていない場合、アップグレードの完了後に既存のデータベースを移行します。

  • データベースをアップグレードするには、データベースが動作しているデバイス上でデータベースをアップグレードするか、またはサードパーティ製アップグレードインストーラを使用してデータベースを移行するか、どちらかを実行できます。

    組み込みSybaseデータベースを使用している場合、ZENworksアップグレードインストーラがデータベースをアップグレードし、再構築します。

    メモ:組み込みSybaseデータベースをホストしているサーバでは、データベースファイルのサイズに等しい量の空き領域を確保してあることを確認してください。

  • データベースは、同じデータベースの新しいバージョンにのみアップグレードできます。アップグレードインストーラを使用して、あるデータベースを別のデータベースに移行することはできません。

  • どの外部データベースでも、データベースをアップグレードする前に、ZENworksサービスを停止してください。