プレスリリース

米国ノベル社（以下 ノベル、米国マサチューセッツ州ウォルサム）は本日、Attachmate社（Attachmate Corporation）との合併で合意に至ったことを発表しました。Attachmate社はノベルを1株6.10ドル、取引総額約22億ドルで買収します。Attachmate社はFrancisco Partners社、Golden Gate Capital社およびThoma Bravo社が率いる投資グループが保有する企業です。ノベルはさらに、一部の知的資産を一括して、現金4億5000万ドルでCPTN Holdings LLCに売却する合意に至ったことも発表しました。CPTN Holdingsはマイクロソフトが率いるテクノロジ企業のコンソーシアムです。この現金取引は、Attachmate社による合併のための支払い額に反映されています。

1株6.10ドルの対価は、ノベルの株価の2010年3月2日（Elliot Associates, L.P.による1株5.75ドルでのノベル全発行済み株式買収提案公表前の最終取引日）終値に対し、28％のプレミアムに相当し、11月19日の終値に対しては9％のプレミアムに相当します。

ノベルの社長兼CEOであるロン・ホブセピアン（Ron Hovsepian）は、「当社の取締役会は、株主価値を高めるため、幅広い選択肢を仔細に検討した結果、Attachmate社との合併と、コンソーシアムに対する一部の知的資産の売却の組み合わせが、取りうる最適な選択肢であるとの結論に達しました。一連の取引が、ノベルの取引関係、テクノロジ、ソリューションの価値を適切に評価したものであり、当社の株主にとって投資に対する魅力的なキャッシュ・プレミアムをもたらすものであることを喜んでいます」と述べています。

ホブセピアンはさらに、「我々はまた、今回のAttachmate社との取引が、ノベルのブランド、イノベーション、市場におけるリーダーシップをさらに活かす機会をもたらすことで、ノベルの顧客、パートナー、従業員に重要なメリットを提供できると確信しています」と述べています。

Attachmate社の会長兼CEOであるジェフ・ホーン（Jeff Hawn）氏は、「当社の既存の製品ポートフォリオを大きく補完してくれる今回の取引を、非常にうれしく思っています。ノベルはイノベーション、素晴らしい技術、ブランド資産で確実な実績を上げてきた企業であり、業界をリードするパートナーのエコシステムと優れた従業員を有しています。AttachmateおよびNetIQの事業にノベルを加えることで、お客様に提供できるソリューションの幅を拡げることができます。我々は、ノベルのお客様に対する貢献への取り組みを全面的に支援し、ノベルのお客様およびパートナーの利益のために投資を継続していくことを、楽しみにしています」と語っています。

Attachmate社はノベルをNovell、SUSEの2つの事業体として運営していきます。また、同社の他の所有事業であるAttachmateおよびNetIQとともにその傘下に加わることになります。

Attachmate社によるノベルの買収は、通例の取引成立要件を前提とします。これには監督当局による承認および、ハート・スコット・ロディノ反トラスト改正法に基づく許可が含まれます。さらにCPTN Holdings LLCに対する一部の知的資産売却の最終確定も条件となります。加えて、本取引はノベルの株主による合意も条件となります。コンソーシアムに対する知的資産の売却は、通例の取引成立要件を前提とします。これには監督当局による承認および、ハート・スコット・ロディノ反トラスト改正法に基づく許可が含まれます。さらにAttachmate社との合併の最終確定も条件となります。ノベルは現在の段階で、これらの取引は2011年第1四半期に完了すると予想しています。

ノベルに対しては、J.P.モルガンが財務顧問として、Skadden, Arps, Slate, Meagher & Flom LLPが法務顧問として助言しています。Attachmate社に対しては、クレディ・スイスおよびRBC Capital Markets社が財務顧問として、Jones Day社が法務顧問として助言しています。