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米ノベル、業界最長のエンタープライズLinuxサポートプログラムを発表

新サポートプログラムは対象プラットフォームを追加し、サポート期間を延長、SUSE Linux Enterprise 10のサービスパックに種々の改善と最新ハードウェアのサポートを追加

WALTHAM, Mass.
April 19, 2011

米国ノベル社(以下 ノベル、米国マサチューセッツ州ウォルサム)は本日、SUSE® Linux Enterprise ServerのLong Term Service Pack Support(LTSS)プログラムの拡充を発表しました。各サービスパックのリリースについて、同社の業界をリードするLinuxサポートの利用期間を延長するものです。SUSE Linux Enterprise Server for System zへの長期サポートも、初めて全世界的に提供します。またノベルは、SUSE Linux Enterprise 10 Service Pack 4(SP4)の提供開始を発表しました。SUSE Linux Enterprise 10 SP4は、SUSE Linux Enterprise 10へのこれまでのすべてのパッチ、フィックス、更新を同梱するとともに、インテルの最新のXeon E7製品群、およびAMDの最新Opteronプロセッサなど、最新のハードウェア、ストレージ・システム、ネットワーク機器をサポートします。

SUSE Linux Enterprise Server向けLong Term Service Pack Support (LTSS)
ノベルがLTSSを刷新したことで、データセンターのお客様企業は、ワークロード稼動中のシステムを他のLinuxディストリビューションよりも長い期間使い続けることができます。単一のサービスパックで、より長期にわたりワークロードを稼動できるため、ミッションクリティカルなワークロードに対する変更を最小にし、企業におけるリスクを低減します。これにより、より多くの時間をSUSE Linux Enterpriseの将来のリリースへの移行にかけられるようになり、更新やテストにかかるコストを先延ばしできます。

今回刷新されたLTSSプログラムは次の機能を備えています。

  • SUSE Linux Enterprise Serverで3年間の延長サポート
    ノベルはLTSSを拡充し、SUSE Linux Enterprise Serverの各メジャー・バージョンにつき、7年の一般サポートに加え、3年間の延長サポートを提供することとしました。これにより、SUSE Linux Enterprise Serverの各プラットフォーム世代について10年のサポート・ライフサイクルが可能となり、はるかに低いTCOでUNIXのようなライフサイクルを提供できるようになりました。延長サポートの期間、お客様は重要なセキュリティ・アップデートおよびクリティカルなバグフィックスを継続的に入手できます。
  • SUSE Linux Enterprise Serverのサービスパックで5年のサポートを実現
    ノベルは、LTSSで個別のサービスパックに対して提供するサポートの期間を延長しました。お客様は、各サービスパックに対する2年間の一般サポート期間の終了後も、最大3年間にわたって対象のサービスパックへのサポートを受けることができます。これにより、お客様は次のサービスパックへのアップグレードに、より長い時間をかけられるようになります。また、あるサービスパックをスキップして、次のリリースに移行することもできます。
  • SUSE Linux Enterprise Server on IBM System zに対する全世界的なサポート
    ノベルは、メインフレーム上のLinuxのマーケットリーダーとして、この市場への投資をさらに行い、お客様がメインフレームの利用でさらに大きな価値を得られるよう支援しています。SUSE Linux Enterprise Server for System z向けのLTSSは、メインフレーム上で稼動するミッションクリティカルなワークロードの設定を、変更の必要なく長期にわたって維持できるようにすることで、リスクを軽減します。

ガートナーのマネージング・バイスプレジデントであるリチャード・ジョーンズ(Richard Jones)氏は、「LTSSは、ミッションクリティカル環境向け主要プラットフォームであるLinuxに不可欠です。こうしたワークロードがより長期にわたって、安定的かつ安全な環境で動き続けるという安心を与えてくれます。これは今日の非常に競争の厳しい、予算の制約の大きい市場において真の差別化要因になると考えます」と述べています。

SUSE Linux Enterprise 10 SP4
SUSE Linux Enterprise 10 SP4は、インテルの最新プロセッサXeon E7やAMDの最新Opteronプロセッサなどの業界における最新のハードウェア、ストレージ・システム、ネットワーク機器を幅広くサポートします。また、今回のリリースには、SUSE Linux Enterprise 10(SUSE Linux Enterprise Server for System zを含む)、SUSE Linux Enterprise Desktop 10、ならびにSUSE Linux Enterprise Software Development Kit 10に対してこれまでにリリースされた、すべてのパッチ、フィックス、更新が含まれます。

SUSE Linux Enterprise 10 SP4はHyperPAV(ディスクサブシステムのスループットを改善)やハードウェア支援を使った暗号化デバイスをサポートし、ストレージ機器やネットワーク機器のデバイスドライバへの更新を提供します。さらに、LTSSプログラムの拡張により、お客様はSUSE Linux Enterprise Server 10 SP4を、商用サポートのもとで2016年まで利用できるようになりました。

ノベルのオープン・プラットフォーム・ソリューション担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるマーカス・レックス(Markus Rex)は、「当社のお客様は、自社のビジネスにとって、Linuxプラットフォームの長期サポートが不可欠だという明確な考えを持っています。サポートプログラム期間の延長と、SUSE Linux Enterprise 10のSP4のリリースは、企業のデータセンター運用担当者に、ミッションクリティカルなワークロードに対し、UNIXレベルのライフサイクルという、重要なメリットを提供します。ノベルのサービスに裏付けされたSUSE Linux Enterpriseは、物理/仮想/クラウド環境にわたり、お客様のリスク低減に貢献するとともに、比類のない価値を提供できます」と述べています。

 

◇ノベルについて
Novell, Inc.(NASDAQ: NOVL)は、インテリジェント・ワークロード・マネジメント(IWM)のリーダー企業です。IWMを実現するためのノベルの戦略であるWorkloadIQを通じ、企業が物理/仮想/クラウドコンピューティングの環境にわたって、コンピューティング・サービスを安全に提供、管理する支援をしています。アイデンティティとセキュリティ、システム管理、コラボレーション、Linuxベースのオペレーション・プラットフォームなど各種のソリューションによって、お客様企業のITシステムに関わるコストや複雑さ、リスクの削減をサポートします。ノベルは、インフラストラクチャ・ソフトウェアとパートナー・エコシステムを活用することで情報システムの混在環境を調和させ、人とテクノロジを統合します。ノベル株式会社は、Novell, Inc.の日本法人です。詳細はこちらのサイトをご覧ください。(Novell, Inc. www.novell.com / ノベル株式会社 www.novell.com/ja-jp

 

*Novell、SUSEは、米国および日本におけるNovell, Inc.の登録商標または商標です。
*リリース中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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宮部・ 里
ノベル株式会社
Telephone: 03-5740-4530
E-mail: mktg-j@novell.com

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