不正侵入者検出カウンタのクリアのタイミング
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問題点
eDirectoryの不正侵入者検出機能について説明します。
部門(OU)コンテナに対して、不正侵入者検出機能を以下のように設定できます。
この機能はユーザ単位に設定できないので注意してください。
設定:
不正侵入者検出を以下のように設定
‐不正侵入者を検出する: チェック
‐不正ログイン試行回数: 7回 (デフォルト)
‐不正ログイン回数のリセット間隔: 30分 (デフォルト)
‐検出後にアカウントをロック: チェック、時間: 15分 (デフォルト)
この時、ユーザをロックする条件、解除する条件は、以下のようになります。
1. 30分以内に7回まで不正ログインを許可します。
つまり、不正ログインを30分以内に8回以上を行なうとユーザをロックします。
例えば、30分以内に7回不正なパスワードでログインすると、ConsoleOneでそのユーザの不正侵入者検出カウンタを確認すると、7と表示します。
2. ユーザがロックされると、15分間はロックされたままです。
つまり、管理者がそのユーザのロックを解除しない限り、15分間はログインできません。
この場合、ConsoleOneでそのユーザがロックされていることを確認できます。
また、ConsoleOneでそのロックを解除することもできます。
3. ユーザがロックされて15分経つと、ロックは解除されます。
ただし、この状態をConsoleOneで確認することはできません。
ロックが解除されたことを判断するタイミングは、そのユーザが再度ログインを試みたときです。
この時パスワードが正しければ、ログインできます。
この場合、ConsoleOneでロックが解除されたことを確認できます。
ConsoleOneで確認できませんが、不正侵入者検出カウンタは、0になります。
逆にこの時パスワードが不正ならば、ログインはできません。
この場合ConsoleOneで確認すると、不正侵入者検出カウンタは、1になります。
注意:
ユーザのロックアウトを解除すると同時に不正侵入者検出カウンタをクリアします。
これは仕様です。
これは、全てのNDS、eDirectoryのバージョンにいえます。
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- ドキュメントID: J00006735
- 作成年月日: 26-MAY-2006
- 修正年月日:
- ドキュメントリビジョン: 1
- 分類: eDirectory
- 対象NOVELL製品およびバージョン: eDirectory 8.7.3
- カテゴリ: