XEN仮想マシン(domu)をカーネル/コアダンプに構成する
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環境
Novell SUSE Linux Enterprise Server 10 Service Pack 2
XEN
問題の状況
XEN仮想マシン(domu)がパニック/クラッシュ/異常終了します。
カーネルダンプまたはコアダンプを仮想マシン(domu)から取得する必要があります。
解決策
XEN仮想マシンをカーネルダンプに構成する方法
SLES 10 vmをvmcoreに設定します。
XENホスト(dom0)
1. /etc/xen/xend-config.xspの次の行を修正します。
2. 目的の動作をするようにvm設定ファイルを修正します。
3. ROOTとして、ターミナルからrcxend restartを実行します。
4. 設定をテストします。
- ターミナルのプロンプトで、対応するvmが実行されている場合は次を使用してシャットダウンし、再起動します。
- xm create <vm name>
- xm console <vm name>を実行してvmコンソールに接続し、ROOTとしてログインします。
- modprobe crasher call_panic=1を実行します。
- /var/lib/xen/dumpでダンプファイルを確認します。
- xm dump-core <vm name>を実行します。
- XENホスト(dom0)の/var/log/dumpを確認します。
NetWareをコアダンプに構成する
システム要件:
OES2および仮想化NetWare (NW65sp7以降)
インストール:
1. Dom0で、対応するnwcoredumpdモジュールを取得してインストールし、仮想化NetWareでコアダンプを利用しやすくします。次のリンクをクリックします。
nwcoredumpd32およびnwcoredumpd64のインストール手順
システム要件:
OES2および仮想化NetWare (NW65sp7)
インストール:
SLESバージョンとアーキテクチャに適切なrpmをrootユーザとしてインストールします。
rpm -ivh novell-nwcore-1.0.4-1...
サービスの管理:
次のコマンドで開始します。/etc/init.d/novell-nwcore start
次のコマンドで停止します。/etc/init.d/novell-nwcore Stop
次のコマンドでステータスを取得します。/etc/init.d/novell-nwcore status
コアダンプを出力するデフォルトの場所:
/var/log/nwcore
コアダンプが出力される場所を変更するには、/etc.init.d/novell-nwcoreファイルを修正して、次のように変更します。
"ARGS="/var/log/nwcore""
テスト:
1- NetWare VMサーバコンソールで、386debugと入力します。
2- 通常のコアダンプについて、次のようにプロンプトに応答します。
上記の例で指定されたディレクトリを確認して、.imgファイル(コアダンプ)が出力されていることを確認します。
既知の問題と制限:
注:デバッガ使用時は、キーボードからのキーストロークの反応が遅くなることがあります。コアダンププロセスが完了する前に++キーが押された場合、システムが応答しなくなることがあります。
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- ドキュメントID: 7001384
- 作成年月日: 17-SEP-2008
- 修正年月日: 03-MAR-2009
- ドキュメントリビジョン:
- 分類:
- 対象NOVELL製品およびバージョン: SUSE Linux Enterprise Server, ZENworks Orchestrator
- カテゴリ: