DSがロードされない場合にHTTPSTK(HTTPプロトコルスタック)にアクセスできる管理者ユーザを事前に設定できます。事前に設定された管理者ユーザ(SAdmin)には、eDirectory管理者ユーザオブジェクトと同等の権利があります。サーバが、eDirectoryが適切に機能していない状態の場合、このユーザとしてサーバにログインし、eDirectoryを使用せずに実行できる必要なすべての診断およびデバッギング作業を実行します。
NetWareリモートマネージャを使用してSAdminユーザオブジェクトを有効にし、このオブジェクトのパスワードを設定または変更します。SAdminのパスワードを設定または変更するには、eDirectoryサーバ上でHTTPSTK.NLMが実行されてる必要があります。
Webブラウザを開きます。
アドレス(URL)フィールドに、次の形式で入力します。
http://server's TCP/IP address:port
次に例を示します。
http://137.65.123.11:8008
注: デフォルトの代替ポート番号は8008です。NetWareリモートマネージャの環境設定ページでこの値を変更した場合は、その新しいポート番号を入力します。
サーバ名とIPアドレスの解決のためにDNS(Domain Name Service)をネットワークにインストールしてある場合は、IPアドレスの代わりにサーバのDNS名を入力することもできます。
ユーザ名、コンテキスト、パスワードを指定します。
[環境設定]ボタン>[Enable Emergency Account(SADMIN User)]の順にクリックし、[パスワードの設定]をクリックします。
SAdminのパスワードを指定してから、入力したパスワードを確認します。
[設定]をクリックします。
DHOSTリモートマネージャページ(/dhost URLまたはルートページからアクセス可能)を使用して、SAdminパスワードを設定します。SAdminパスワードの設定や変更を行うには、eDirectoryサーバでdhost.exeを実行している必要があります。
Webブラウザを開きます。
アドレス(URL)フィールドに、次の形式で入力します。
http://server.name:port/dhost
たとえば、次のように入力します。
http://MyServer:80/dhost
DHost iConsoleへのアクセスに、サーバのIPアドレスを使用することもできます。次に例を示します。
http://137.65.135.150:80/dhost
ユーザ名、コンテキスト、パスワードを指定します。
HTTPサーバをクリックしてから、SAdminパスワードを指定します。
指定したパスワードを確認入力して、[送信]をクリックします。
SAdminのパスワードの設定には、DHOSTリモート管理ページまたはndsconfigユーティリティを使用できます。
DHOSTリモートマネージャページ(/dhost URLまたはルートページからアクセス可能)を使用して、SAdminパスワードを設定します。SAdminパスワードの設定や変更を行うには、eDirectoryサーバでNovell eDirectoryサーバを実行している必要があります。
Webブラウザを開きます。
アドレス(URL)フィールドに、次の形式で入力します。
http://server.name:port/dhost
たとえば、次のように入力します。
http://MyServer:80/dhost
DHost iConsoleへのアクセスに、サーバのIPアドレスを使用することもできます。次に例を示します。
http://137.65.135.150:80/dhost
ユーザ名、コンテキスト、パスワードを指定します。
HTTPサーバをクリックしてから、SAdminパスワードを指定します。
指定したパスワードを確認入力して、[送信]をクリックします。
ndsconfigユーティリティを使用して、SAdminパスワードを設定します。SAdminパスワードの設定や変更を行うには、eDirectoryサーバでndsdを実行している必要があります。
サーバコンソールから、次のように入力します。
ndsconfig set http.server.sadmin-pwd=password
ここでpasswordは、新しいSAdminパスワードです。
ndsconfigユーティリティの使用の詳細については、『Novell eDirectory 8.7.3インストールガイド』の「ndsconfigユーティリティパラメータ」を参照してください。