第3章

Informixデータベースの設定

この章では、SilverMasterまたは展開データベースとしてNovell exteNd Application Serverで使用するIBM Informixデータベースの設定方法について説明します。 この章の節は次のとおりです。

For more information    サポートされているデータベースバージョンの最新情報については、Novell exteNd Application Serverのリリースノートを参照してください。

 
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Informixデータベースへの接続

Novell exteNd Application Serverは、Informix Type 4 JDBCドライバを使用してInformixデータベースにアクセスできます。 サポートされているバージョンについては、リリースノートを参照してください。 ドライバの詳細については、IBM InformixのWebサイト(www-3.ibm.com/software/data/informix/)を参照してください。

次の手順に従って、アプリケーションサーバでInformixデータベースを使用できるようにします。

手順1: JDBCドライバをインストールする

手順2: Informixデータベースおよびdbspaceを作成する

手順3: Informixユーザアカウントを作成する

手順4: AGCLASSPATHにドライバパスを追加する

手順5: アプリケーションサーバでデータベースを使用する

次の節では、これらの手順について説明します。

 
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手順1: JDBCドライバをインストールする

アプリケーションサーバのホストマシンから宛先Informixサーバに接続できる必要があります。したがって、最初にそのコンピュータにInformix JDBCドライバをインストールします。

 
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手順2: Informixデータベースおよびdbspaceを作成する

アプリケーションサーバをインストールする前に、実際のInformixデータベースとその基盤となるdbspaceを作成する必要があります。 Informix-AdminグループのメンバーであるユーザとしてInformixに接続する必要があります。 これらのオブジェクトは、IECC (Informix Enterprise Command Center)またはDBACCESSなどのコマンドラインユーティリティのいずれかを使用して作成できます。

注記:   アプリケーションサーバで使用するInformixデータベースを作成する際、データベースのログ機能をオンにしてください。

 
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手順3: Informixユーザアカウントを作成する

アプリケーションサーバに接続するために使用するInformixユーザアカウントを作成する必要があります。 このユーザアカウントは、Informix-Adminグループのメンバーでなければなりません。 詳細については、Informixのマニュアルを参照してください。 このアカウントのパスワードをnullにすることはできません。

 
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手順4: AGCLASSPATHにドライバパスを追加する

Informix JDBCドライバの場所(たとえば、c:\informixdriver\lib\ifxjdbc.jar)は、AGCLASSPATH変数の中で指定する必要があります。 Windowsの場合、AGCLASSPATHはシステム環境変数です。 UNIXの場合は、agprofileファイルの中にあります。 NetWare\xae の場合は、setenvコマンドを使用してAGCLASSPATHを設定する必要があります(setenv AGCLASSPATH=path1;path2;path3;...)。

For more information    詳細については、『管理者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照してください。

 
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手順5: アプリケーションサーバでデータベースを使用する

これでアプリケーションサーバからInformixデータベースにアクセスする準備が整いました。 これで、次の作業を実行できるようになります。

For more information    詳細については、『管理者用ガイド』のデータソース設定に関する章を参照してください。

 
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トラブルシューティング

この節は、Informixおよびアプリケーションサーバを使用する上でトラブルが発生した場合に役立ちます。

ドライババージョンの判断   使用しているInformix JDBCドライバのバージョンを判断するには、コマンドラインで次のように入力します。

  java -cp pathToDriver\lib\ifxjdbc.jar com.informix.jdbc.Version

Logical log full    Informix ServerのエラーイベントLogical Log Fullが発生することがあります。 この問題が発生すると、アプリケーションサーバはデータを保存したり、正しく起動したりすることができません(このイベントは、Informix IECCユーティリティのイベントリストで表示できます)。

この問題を解決するには、論理ログをバックアップするか、またはInformixのContinuous Logバックアップを有効にします。

For more information    このログファイルの問題解決の詳細については、『Informix Enterprise Command Center User Guide (IECC)』および『Informix Administrator\qs Guide』を参照してください。

メモリ容量   SilverMasterInitの実行中またはアプリケーションサーバの実行中にInformix ServerエラーイベントMemory Capacityが発生することがあります(このイベントは、Informix IECCユーティリティのイベントリストで表示できます)。

この問題を解決するには、Informixの/etcディレクトリにあるONCONFIGファイルのBUFFERSパラメータを増やします。 この場所を確認するには、ONCONFIG環境変数を参照してください。

For more information    ONCONFIGファイルとBUFFERSパラメータの詳細については、『Administrator\qs Guide for Informix Dynamic Server』を参照してください。



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